カタカナ・ミステリー大全

洋物のミステリーの読書日記。原則は文庫本のみ。

アメリカの警官は、ドーナッツが大好き!

どうぞ、召し上がれ。

『被弾 刑事・鳴沢了』堂場瞬一 中公文庫

2011-12-21 22:48:42 | 和物
 鳴沢了シリーズ第二作。新潟県警を辞めた鳴沢が警視庁に。多摩署の刑事課で厄介者扱いの日々、資料室で昔の資料を読んで過ごしている。同じ刑事課にもう一人の厄介者。女性刑事の小野寺冴。かつて逮捕時に犯人を射殺、さらに止めを刺したという。二人の厄介者が公園のホームレス襲撃事件を追う。被害者が行方不明。そこに過激派の陰が。鳴沢は大学時代の先輩の世話で、再びラグビーを。小野寺とは似た者として時間を共有するように。このシリーズ、蛍虫を随分前に読んだ。爽快感が無い。このどろどろぐじぐじに堂場を敬遠していた。失踪課高杉のシリーズ中に時折、警視庁刑事鳴沢の話が出てきていたので、読んでみた。やはりぐじぐじ。☆☆☆。重いんだよなぁ。