カタカナ・ミステリー大全

洋物のミステリーの読書日記。原則は文庫本のみ。

アメリカの警官は、ドーナッツが大好き!

どうぞ、召し上がれ。

『ラッシュライフ』伊坂幸太郎 新潮文庫

2005-05-04 22:23:44 | 和物
 これはミステリーではないですね。どういうジャンルというべきでしょう。最初に伊坂幸太郎を読んだのが『陽気なギャングが地球を回す』でした。これが面白くて続けて読んだ。文庫本専門なのに単行本を買ったのだから、僕としては珍しい。ちなみに『陽気な…』は映画化されるようですね。
 複数の筋が時間軸を取っ払って絡み合う。人々が絡み合う。ばらばらの糸が捩れていくのですね。
 謎はいっぱいあって、それが減っていくけど、消えないのだな。案山子が出てくるし。
 やっぱミステリーではなく、『陽気な…』とも違っていて、ミステリー読みにはちょっと違う感もあるけれど、まあいいかなとも。伊坂読み向けに楽しめる。そうでないと頭、ごちゃになる。