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千恵子@詠む...................

リンクにて開く世界は万華鏡 あれやこれやと交差の果てへ

難民と医師と少年なにをみる 「海は燃えている」ロージ監督

2017年02月13日 | 詠む

「海は燃えている  イタリア最南端の小さな島

141分という長尺ものなので、昼飯は蕎麦にした。テオ・アンゲロプロス的眠り拷問予感がしたからだ。

予想通り、ばたばた直前にやってきた隣の席のひとは3分で船を漕ぎ出し、ほぼ寝てた。まー普通の日本人は寝ちゃうだろうな。ちなみに寝てたひとは終わった瞬間に、脱兎のごとく出てった。迷惑なやつ。

副題にはイタリアの島とあるが、地図を見るとアフリカの方が近いんだよね。

何万もの難民たち。白い防護服をきた役人、軍隊?いがいに対応するのは医師ひとり。村人は接触しない。そして12歳の少年サムエレと、その家族。なぜかDJ。

詩的と評したひともいたけれど、なんとも独特の映像。

雑誌「世界」最新号に中村一成による、監督インタビュー。観る前か後に読むことを、推奨。

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「最高裁」野暮で真摯な事件簿と 川名壮志の岩波新書

2017年02月12日 | 詠む

「最高裁のしごと 野暮で真摯な事件簿」 川名壮志 岩波新書

千人を超える記者のなかで最高裁の担当は一人。毎日新聞の記者が見た最高裁。わかりやすく説明している。

最高裁の広報ってかんじもするけど、大新聞社の記者だから仕方がないのかな。

---------- 目次 緑字は千恵子メモ ----------

第1部 家族のあり方を最高裁がデザインする (民事編)

第1章 わが子と思いきや赤の他人だった ―親子関係不存在確認訴訟でみる最高裁のしくみ 外観説 なるほど

第2章 夫は「主人」ではない 妻のアイデンティティ ―夫婦別姓にみる大法廷 各裁判官の意見を、それぞれまとめてる

第2部 市民が裁く罪と罰 手綱をにぎる最高裁 (刑事編)

第3章 死刑と無期懲役のわかれみち ―死刑破棄事件にみる裁判員裁判の難しさ おっと、でたよ裁判員裁判

第4章 求刑超えに「待った」をかけた最高裁 ―アマチュア市民とプロ裁判官をつなぐ最終審 1.5倍の刑って

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どどめいろ親ゆび哀れ足のさき 青痣なるは何十年ぶり

2017年02月11日 | 詠む

職場で電気コードに絡んで転びそうになった。おっとと踏ん張って持ちこたえた。日頃の水泳で運動神経が良くなっているんだと、嬉しかった。

ふと気づくと足先が、じんじん。なにか左足の親指に異変が起きているもよう。しばらくたって靴下を剥いでみると、どどめいろ。仕事ちゅうだったから、緊張して痛さを意識してなかったようだ。

青痣なんて、何十年ぶり。小中学生の頃は運動をやらなかったし。埼玉大学の演劇研究会に入ったとき殆どアンダーグラウンド風なのに、ひとり新劇の先輩がいて、昼間に基礎体力訓練、夜は合宿所で酒を飲んでた(酔っ払ってぶくけても記憶がない)時期の朝、着替えようとすると痣がついてたとき以来の烈しい青痣。なつかしい。

しっかし、靴はいてても、靴下はいてても、こんなになるなんて可愛そうな親指先。突き指も捻挫も骨折も凍傷にもなったことないのに。わー生涯最大の足事件。いや、でも今後ふえるのかな。寝てても骨折する老人て、いるらしいし。

画像は「死刑弁護人」安田弁護士と

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壊してさわいで、 燃やしてあばれろ 栗原康 18日(土)早稲田

2017年02月10日 | 企画

戦争をゆるさない東京キリスト者の会  〈第 12 回例会 / 特別講演会〉--- 星山京子フェイスブックから転載-----

壊してさわいで、 燃やしてあばれろ

講師:栗原康さん(アナキズム研究家)

日時: 2月18日(土) 17:00 ~ 18:30

会場:日本キリスト教会館 4 階会議室
(新宿区西早稲田 2-3-18/ 早稲田奉仕園と同じ敷地内)

参加費:(学生 300 円)

『現代暴力論「あばれる力」を取り戻す』(角川新書)や『村に火をつけ、白痴に なれ - 伊藤野枝伝』(岩波書店)で広く知られるようになった新進気鋭のアナキズム 研究家・栗原 康さんを講師にお迎えして、閉塞性が日々増している現在を大胆に変 革していくための示唆を受けたいと願っています。どうぞ奮ってお集まりください。

※最新著書『死してなお踊れ—一遍上人伝』(河出書房新社)を販売します。もれなくサインもしてもらえます♪
◇主催:戦争をゆるさない東京キリスト者の会(ゆるキリ)
◇共催:関東神学ゼミナール・キリスト教事業所連帯合同労働組合
◇問い合わせ : 戦争をゆるさない東京キリスト者の会(ゆるキリ)事務局 (市川東教会 [ 池田 ] 市川市本北方 1-37-4 TEL:047-334-2835
e-mail : yurukiritokyo@yahoo.co.jp)
☆当日の連絡先:090-8248-4242(古賀)

画像は、伊藤野枝伝

 

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ごみメール益々たまる嫌だなあ みんなどうして爆発しない!?

2017年02月09日 | 詠む

うっとおしいメール、毎日、題名で消している。

配信を断ったのもあるけど、「このメールに返信できません」タイプのは面倒。だってパスワード使って入らないと配信停止にならないんだもの。

試写会メールなんて、1月からは無理無理なのに定期的に来るんだよね。あー、やだやだ。

みんなは、どうしているのかなあ。

(画像は、プッシーライオット
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組合の皆んなと学ぶsolidarity 「レイバー・イングリッシュ」スレイマン也

2017年02月08日 | 詠む

スレイマンの「レイバー・イングリッシュ」。

月に2回、全国一般労働組合なんぶの事務所で、土曜か日曜の午前中やってる。

6人くらいで、1回、二千円。なんぶ組合員じゃなくても、参加できるよ。

3月の銀座行動。上段中央、白あごひげが提起者スレイマンさん。

下段右端、「山谷RIOT」黒Tシャツがわたし

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貧困のロンドン描く19世紀 「茨の城」はサラ・ウオーターズ

2017年02月07日 | 詠む

「茨の城」 サラ・ウオーターズ 創元推理文庫

パク・チャヌク監督の韓国映画『お嬢さん』の艶っぽい予告編を見て気になった、原作。

19世紀のヴィクトリア朝ロンドン貧民と、死刑執行が娯楽だったとか活写してる。上巻が、すごく面白くて一気に読んだ。

下巻も気になったが、失速して意味不明が惜しい。

母たちと、娘たちのシスターフッドが通奏低音なのが味噌らしい。

著者がカミングアウトしたレズビアンのせいか、10年位前の映画はLGBT映画祭でも昔、上映されたようだ。

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池袋ウエストゲート12巻 石田衣良かく「ブラックバイト」  

2017年02月06日 | 詠む

「西一番街ブラックバイト  池袋ウエストゲートパークXII」 石田衣良 文藝春秋

ほぼ20年。なにしろ12作目だ。よく書き続けている。全作を、出るたびに読み続けてる。

廃校になった小学校を使ったアートギャラリーでの作品破損。大儲けユーチューバーの姿。美容整形の商法。どれも現代を活写している。

そして第4話はブラック企業、バイト君の自殺。そう、労働の問題を扱ってる。ちょっと甘いかなという結末だが、人気作家が描いてくれたことが嬉しい。そういえば11巻はヘイトスピーチ対策だったな。


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如月は嬉しいダブル・フィットネス すいすい泳ぐ姫さま気分

2017年02月05日 | 詠む

フィットネス・クラブ。切り替えしたら、2月は二重登録じょうたいになった。

基本は埼玉県川口の「ティップネス」、新入会員サービス・バスタオル使い放題如月なのだ。そして休館日の木曜は退会手続き中の「東急オアシス」首都圏で泳ぐのだ。万全。

生涯で最初で最後の豪華な、ひと月。たまたま、なんだけどね。

(水着姿を貼ろうとしたけど、自称・特定秘密だからゴーグル)

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ペルー音楽映画とその周辺  4日(土) 新宿 ジャズ喫茶いーぐる

2017年02月04日 | 芸術

ペルー音楽映画とその周辺
バリオに生きるムシカ・クリオーヤの世界

昨今世界中で話題のペルー料理。山海の美味をヨーロッパ、アンデス、アフリカ、アジアの料理法を絶妙のブレンドで仕上げておりどこにでもありそうで、どのこにもない素晴らしい食の世界を体験させてくれます。

そんなペルーは知られざる音楽大国でもあります。日本でもお馴染みの「コンドルは飛んで行く」のアンデスのフォルクローレだけではありません。雄大な海と山、アマゾンのジャングルを抱えるペルーにはまだまだたくさんの音楽があるのです。かつてスペインの副王朝が置かれていた古都リマには、小粋な節回しと切ない歌詞が素晴らしいムシカ・クリオーヤという音楽ジャンルがあり、日本でも根強いファンがいます。ヨーロッパ文化、アフリカ文化の混じり合った南米の都会ならではの音楽です。

今回はそのムシカ・クリオーヤに関わる下町の古老たちを題材にした素晴らしい音楽ドキュメンタリ映画の上映と、ペルー音楽研究家、水口良樹&仕事を通じてすっかりはまってしまった高橋めぐみのトークで、ムシカ・クリオーヤをたっぷりをご紹介いたします。

 トーク 高橋めぐみ × 水口良樹
 映画 「リマ・ブルーハ :ムシカ・クリオーヤの肖像」  監督 ラファエル・ポラール(ペルー, 2011年)

日時 2017年2月4日(土) 15:30-
場所 ジャズ喫茶 いーぐる
 東京都新宿四谷1-8. TEL 03-3357-9857

参加費 1000円+飲食代

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6回め「死刑映画」だ1週間 めじろおしだよ渋谷に来てね

2017年02月03日 | 詠む

第6回 死刑映画週間

■開催期間
2017年2月18日(土)~2月24日(金)

■上映場所
渋谷 ユーロスペース
東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 3F

■入場料金
一般1,500円/大学・専門学校生1,300円/シニア1,100円 会員1,100円/高校生800円
前売券 5回券4,500円/3回券2,800円/1回券1,000円

不幸にも人を殺める犯罪が起こった場合、犠牲者は「生きるという権利」を理不尽にも奪われたことになる。
死刑制度があると、加害者は国家の名のもとに処刑され、ここでも「生きるという権利」が奪われる。
いま、世界中に、〈排外〉と〈不寛容〉な声が、不気味な広がりをみせている。
この声が大きくなればなるほど、「生きるという権利」を奪われる人が、あちらこちらで増えていく。
いまこそ立ち止まって、
 「自分の」生きるという権利のことを
 「他人の」生きるという権利のことを
じっくりと考える機会をもちたい。

■ラインナップ&トークゲスト

『袴田巖 夢の間の世の中』 (金聖雄 2016)× 福島泰樹

『白バラの祈り ゾフィー・ショル最期の日々』
(マルク・ローテムント 2005)× 福島みずほ

『M』 (フリッツ・ラング 1931)

『壁あつき部屋』 (小林正樹 1956)× うじきつよし

『首』 (森谷司郎 1968)× 安田好弘

『死刑弁護人』 (齋藤潤一 2012)× 樹木希林

『独裁者と小さな孫』 (モフセン・マフマルバフ 2014)× 安田菜津紀

『7番房の奇跡』 (イ・ファンギョン 2013)× 朴慶南

画像は「死刑弁護人」の本

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「In God's House」 堀江有里 2月10日(金)19:00〜

2017年02月02日 | 企画

木・金と有里デイズなんだよね。  ---- 以下、転載。

堀江有里×連連影展 第一弾 I Am 〜「*****・アイデンティティーズ」著者 堀江有里さんと映画を観よう!

2月10日(金)19:00〜21:00

「In God's House」@武蔵境(参加費1000円)
会場:武蔵野プレイス4F・フォーラム
http://www.musashino.or.jp/place.html

(2/10)『In God's House』
(リナ・ホシノ監督/米国/英語/日本語字幕/2006/37分)
アメリカで暮らすアジア系アメリカ人で、クリスチャンのレズビアンやゲイたちは「神の家(God’s House)」である教会内において長い間ほぼ見えない存在だった。作品は、クリスチャンでレズビアンのアジア系アメリカ人女性の語りを中心に、親の葛藤や教会のあり方を描く。

Feminist Active documentary Video festa
フェミニスト・アクティブドキュメンタリー・ビデオフェスタ
連連影展 http://www.renren-fav.org
主催・お問い合わせ renrenfav@yahoo.co.jp


 

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冤罪を作り出す「取調べ」 狭山事件の場合 山際永三監督ビデオ

2017年02月01日 | 

冤罪を作り出す「取調べ」 狭山事件の場合

第3回の取調べ問題研究会で上映したビデオ作品。

取調べが拷問という面とともに,「警察との共同作業」!?ということが良く分かる再現ドキュメント。

『冤罪を作り出す「取調べ」 狭山事件の場合』 台本・演出 山際永三 以下,転載 --------------------
今回のビデオを製作して、つくづく感じていることを、ビデオの解説として書いてみます。

私は、1970年代から冤罪事件の支援者として、いくつかの「自白」事件、なかんずく「自白維持事件」を知り、研究もしてきたつもりでした。しかし、今回のビデオの台本を書き、俳優に「再現」をしてもらって、それを演出し、編集をしてみて、実際の「自白」というものが、このようにして作られていくのか、その細かいところが、少しずつ分かってきたように思います。これは、
私にとって新しい発見でした。

「自白」については、浜田寿美男さんの『自白の研究』(1992年・三一書房)以来、冤罪事件のとらえ方について多くの事を教えてもらいました。浜田さんたちが立ち上げた「法と心理学会」にも参加させてもらいました。

浜田さん以前の「自白」解説は、どちらかと言えば、警察官の「拷問」によって、無実の人が「自白」せざるを得ない状態に追い込まれるのだ、と説明していました。戦後は、戦前・戦中のような殴る蹴るではないとしても、警察官は、被疑者の一番の弱点(事件と関係のない)をあげつらい、人格を攻撃し、長時間の取調べ、留置場(代用監獄)で全生活を管理し、親しい人を逮捕すると脅し、ウソの情報で欺し、利益誘導し、精神的拷問により
「自白」に追い込むのだと、説明され、それが、例えば日弁連の冤罪・再審の闘いの方針にも取り込まれていたと思います。最近の「取調べ全過程の可視化」という運動もそうした長年の積み重ねがありました。それはそれで、間違っていたわけではありません。

しかし、浜田さんによる多くの事件についての詳細な研究・分析の結果、「拷問」とは言えなくても、人は「自白」に転落してしまう、全く知らない事件の内容・ストーリーを、警察官の誘導により、警察官と共に「共同作業」で作り出す、そして裁判官を 欺し、弁護士を欺し、マスコミを欺すのだということが、全面的に明らかになってきたと思うのです。

今回の狭山事件の「取調べ」再現は、まさに浜田さんの研究の成果であり、浜田さんが予測していた学説の正しさを証明するものとなりました。

今回のビデオ『冤罪を作り出す「取調べ」 ドキュメント1、2、3、4、5』は、確かにこれまでの取調べ場面とは異なり、長々と「警察官」と「石川一夫」さんの、一見、分かりにくい、不思議な「会話」、「会話」にならない「会話」が、延々と続いています。何を意味する言葉なのか、首をひねってしまうところが多く出てきています。「会話」は、とても、普通の「会話」ではありません。

作りながら私は、そして演じてみながら俳優たちは、なるほど、もしかしたら、こういう意味かもしれないと考えることが多々ありました。なぜ、これだけ「ちぐはぐ」なのか?

ひとつには、警察官は、「石川一夫」に直接事実を教えてしまってはいけない、戦後の刑事訴訟法による「任意性」は、どうしても担保しておかないと、検察官や裁判官を納得させられない、だからヒントを与えて、被疑者に考えさせなければいけない、あくまでも被疑者自身の言葉として自白させねばならない、というシバリがあります。ビデオを見る人には、その駆け引きを体験してほしい。 だから、まず、事実よりも前に、被害者への謝罪・贖罪の気持ちを持たせなければならない。まず、「私は悪いことをしました」という自覚に追い込む必要がある。そのために、「責任」という言葉を徹底的に教え込む。「責任を取れ」という考え方は、日本のヤクザが好んで使うメンタリティーです。

江戸時代の「岡っ引き」が、一種のヤクザ組織と重なっていた、その民衆の歴史的心理が、取調室に入り込んでいるとしか考えられない雰囲気があるのです。

もうひとつ、通常の心理とはズレている「利害の計算」とう奇妙な心理状態に追い込むのが見えてきます。現在の置かれている自分の状態を、よく考えてみろ、今、目の前に2つの選択肢がある、そのどちらを取るのか考えてみろ!!というのです。法律をよく知っていて、冷静さを失っていない人ならば、当然「右」を選ぶでしょうが、自分の一番親しい人を逮捕させないためには、「左」を選ぶしかないと思わせるのが、取調官の
テクニックになるのです。

このような、警察官の思惑があるために、「ドキュメント1」(14分30秒)と「ドキュメント2」(20分10秒)は、登場する警察官と「石川一夫」さんとのあいだに、とんでもない「意識の飛躍(飛び飛び交錯状態)が生まれています。話がかみ合わないのです。見ていて苦痛を感じるほどです。

その状態を、通り越して(石川一夫さんの耐えがたい苦痛とともに)、「ドキュメント3」「ドキュメント4」「ドキュメント5」(3つの合計19分30秒)では、自白はどんどん出来上がっていきます。その場面は、滑稽でさえあります。

このような、警察官と、「石川一夫」さんとの、ちぐはぐな「駆け引き」を見て体験してほしいのです。それが体験できれば、狭山事件の理解に、一層の深みがでてくるはずです。

 警察に騙された彼なまなまし 「石川一雄 獄中日記」

 

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