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千恵子@詠む...................

リンクにて開く世界は万華鏡 あれやこれやと交差の果てへ

映画「死刑弁護人」

2012年07月01日 | 芸術

映画「死刑弁護人」  公式サイト

湿った理想と乾いたリアリズム」 スタジオ・ヴォイス

齊藤潤一さん 『死刑弁護人』監督」 リアル東京

映画のチラシに出ている5つの凶悪事件。これだけでも、充分に「悪魔の弁護人」やら「鬼畜」よばわりされてしまう、安田好弘弁護士。

本ブログの最後に彼の弁護した事件を列挙したが、北海道から和歌山から広島から全国各地の重大事件を40年にも亙って精力的に関わっている。

日本には3万人の弁護士がいるのに、なぜ彼ばかりが東奔西走するのか。

わたしは70年代から安田弁護士を知っているけれども、「なんなのだろう、この並々ならぬ働きの源泉は...」と、つねづね不思議に思っていた。

この秀逸なドキュメンタリーによって、納得した。

初日に舞台挨拶を観た。監督もプロデューサーも、若いふたり。これからが楽しみだ。

雑誌での好ましい特集が、下記のふたつ。各編集部に感謝...だけど辛口すこし書いておくね。

「週刊金曜日」 6月22日号は表紙が安田弁護士。特集頁あり。22頁のインタビュー。森達也がメディアを利用しろと3回も迫る態度に、あきれた。

「キネマ旬報」 7月上旬号に特集記事あり。125頁の「光市母子殺害事件のドラえもん発言など、安田氏の方法論の怪しさを客観的に問い直す姿勢がない」真魚八重子の評に、げんなり。マスコミ偏向報道のまんま、受け取っている。ほんとに映画みたのかしら、このひと。

以下は、安田弁護士の扱った事件リスト。どれも重い。

1971年 新宿クリスマスツリー爆弾事件 鎌田俊彦 無期懲役
1972年 あさま山荘事件 坂口 弘 死刑(再審中)
晴山事件 晴山広元 死刑
1973年 日航機ダッカハイジャック事件 丸岡 修 無期懲役
1976年 北海道庁爆破事件 大森勝久 死刑(再審中)
1980年 宮代町母子殺人放火事件 村松誠一 死刑(再審中)、村松裕次郎 無期懲役
新宿西口バス放火事件 丸山博文 無期懲役
山梨幼児誘拐殺人事件 梶原利行 無期懲役 
名古屋女子大生誘拐殺人事件 木村修治 死刑 
1986年 仙台老夫婦殺人事件 堀江守男 死刑
1988年 名古屋アベック殺人事件 少年 無期懲役
1989年 オウム真理教事件 麻原彰晃 死刑(再審中)
1991年 千葉 福島 岩手 誘拐殺人事件 岡崎茂男 死刑
1992年 市川一家殺人事件 少年 死刑(再審中)
1998年 和歌山カレー事件 林 眞須美 死刑(再審中)
1999年

光市母子殺害事件 元少年 死刑

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