「思想の廃墟から 歴史への責任、権力への対峙のために」 鵜飼哲ほか 彩流社
「慰安婦」=性奴隷に関しては40年前、大学生の頃にルポルタージュを読んで涙した。その後も辛いけど最低限よんできた。でも、できれば避けたい分野。
もうひとつの主題は原発。チェルノブイリ以降、あきらかに反対の気持ちを持ちつつ勉強をさぼってきた分野。
このたび出版記念書評会が開かれるので、がんばって読んでみた。ふたつの民衆法廷の「喋る判事団」の対談集。
---------- 目次 緑字は千恵子メモ ------------------------
はしがき デーモンクラシーと闘うために
第1部 歴史、記憶、責任、そして
第1章 「慰安婦」=性奴隷について語る意味/岡野八代
32 「日本的な和解スタイル」って、和解じゃないじゃん
35 「帝国の慰安婦」 んー、上野千鶴子までソウル地検を非難する声明
第2章 世界の中の「慰安婦」問題/田中利幸
82 オーストリアのアボリジニ 強姦され性病が増え...人口減少 ネイティブアメリカンやアイヌも
第3章 レイシズムに覆われた世界/鵜飼哲
101 遊牧民 「トゥーマスト」砂漠の民は銃をとり そしてギターのドキュメンタリイ 映画みたなあ
第2部 権力としての原発、対峙する民衆
第1章 民主主義にとって原発とは/岡野八代
142 民主主義の恐ろしさ
第2章 原発と原爆の密接なつながりを問う/田中利幸
196 東京大空襲の視察 天皇はピカピカの外車に乗ってくる 現場にあった屍体は全部前もって運び出されて大きな穴にバンバン投げ込まれ、単なる焼け野原になってるこころだけ視察 オバマも同様(これは本を読んでね)
第3章 私たちはどこにいるのか/鵜飼哲
207 フランスは1969年にNATOを脱退してるんだ へー 独立直後のアルジェリアと協定を結んで核実験 はー(溜息)
223 体制内左翼 うー(言葉もない)
228 逮捕されると叩かれる日本