千恵子@詠む...................

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6歳児ムーニーと母...貧困の「フロリダ・プロジェクト」真夏の魔法?

2018年06月02日 | 詠む

映画「フロリダ・プロジェクト  真夏の魔法

6歳の少女ムーニー。シングルマザーのヘイリーと安モーテルに住んでいる。ウオルト・ディズニーが作った街、の近くの貧民タウン。

きらびやかな街、エコロジー最先端の街(矛盾してるね、米国ならでは?)とは全然ちがう安モーテル。なのに「マジック・キャッスル」というふざけた名前がついてる。どこが魔法の城かよ。けっ!

ホームレスではないというだけで「見えない貧困」なんだよね。母は香水を売っても駄目、すぐにキレるわ、売春するわ、無銭飲食するわ。さいあく状態。

そんななかでも、子どもたちは遊びを見つけて探検だ。智恵を絞って小銭を手に入れ、アイスクリームを三人で分けると。

しがないモーテル管理人のウイリアム・デフォーが良い味をだしている。空き家まで燃やしちゃう怪物いたずらっ子と非常識母を、さりげなく見守る。

さあ大変。州の児童福祉局がムーニーを保護にきた。あたりまえだよなあ。母は怒りまくり、ムーニーは逃げ出す。そして、その先は?

題名の「フロリダ・プロジェクト」とは、60年代からのウォルト・ディズニーによるフロリダでのテーマパーク開発計画を指す。かたや「プロジェクト」は、低所得者のための公営住宅をも意味するそうだ。邦題の魔法は、なんとも意味不明なのだが。

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