チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
+昭和50年代~現在のお話も・・・

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現在の福島市の状況

2011年03月29日 | 大地震
福島県福島市在住@チエちゃんです

先週22日からは、本格的に仕事に復帰しました。

プリウスのガソリンは、まだ半分残っています。
先々週は、ガソリン不足のせいか、放射能の恐怖のせいか、交通量が激減していました。
夜間は、シーンとして怖いくらいでした。
19日・20日くらいから徐々にガソリンが入荷して、ローリーが着いたスタンドには長蛇の列が出来ました。
3月29日現在も、まだ十分なガソリンが供給されてはいません。灯油も手に入りません。
まだまだ、「売り切れ」の張り紙をして閉めているガソリンスタンドも多いです。
ヒロシと長男は、ガソリンの補給が出来ていません。

スーパーも、カラの棚が目立ちますが、必要なものは揃います。
ただし、牛乳・ヨーグルトなどの乳製品、納豆、食パンは1人1個と数量限定販売。
夕方買い物に行く私は、手に入れることができません。

ますます悪化している原発事故の情報に、ムカつく日々です。
だから、ニュースはあまり見ないようにしています。
市民は、不安を抱えながらも、どうしようもないと開き直り、普通の生活に戻ろうとしているように見えます。
が、他市で出荷制限されているキャベツ農家の方が自殺しました。
死をもっての抗議であると、私は受け止めました。

この時期、毎日1000人の観光客で賑わう花見山には、地元の人が数人しか訪れていないとのことです。
もう、ジュウガツザクラは咲いているだろう。黄色のマンサクも、ヒュウガミズキも。
いいこともあるな。
今年は、花見山がゆっくり見られそうだ。
その時は、レポートするので、見てね!

我が家の事情

2011年03月29日 | 大地震
福島県福島市在住@チエちゃんです

私は、このブログに我が家のある事情を公開するつもりはなかった。
(HPをご覧の方は、ご存じですね)
へんな同情を受けるのが嫌だったからだ。
しかし、今回、この事情を話さなければ、お話が前に進まないと判断したので書くことにした。

夫、ヒロシは人工透析患者です。
糖尿病の合併症で腎機能が低下し、4年前の夏から人工透析を受けるようになった。
まあ、自業自得といえばそうなのだが、兄弟そろって高血糖なのだから、遺伝によるところも大きいのかとあきらめてもいる。

腎臓は、血液中の老廃物や毒素を漉し、尿として体外へ排出させる働きをしている。(間違ってるかな?)
老廃物や毒素が排出されなければ、人(他の哺乳類もだけれど)は自ら作り出した毒素で死んでしまう。
人工透析とは、失われた腎機能の代わりに、機械がこの老廃物や毒素を取り除いてくれるのだ。
毎週3回、病院で4~5時間の透析を受ける。
1週間(つまり3回)人工透析を受けなければ、死に至る。
もちろん、食事や水の制限もある。

発症して半年後、ヒロシは仕事を畳んだ。
断腸の思いがあったようだ。
私が療養に専念してほしいと頼んだのだ。
透析患者は、人工透析を受けていれば、普通の人と同じ生活ができるのかと言えば、そうではない。
疲れやすく、体力が落ちてくる。だるく、身体のあちこちが痛い。
自分でも、無理だと判断したらしい。

以後、我が家は、私稼ぐ人、あなた専業主夫(?)を続けている。
この時ほど、仕事を続けていてよかったと思ったことはない。



おまけ 我が家のボブ♂がキーボードを打ちました。

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その18へ つづく