チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
+昭和50年代~現在のお話も・・・

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冷静と情熱のあいだ/本

2015年09月27日 | 
著者:江國香織/辻 仁成(角川書店)1999年

少し古い作品です。
女性の物語を江國香織さんが書き、男性の物語を辻 仁成さんが書いた2冊で一つの物語という珍しい作品です。
当時、映画化されて話題を呼んだベストセラーだったと思います。
私はあまり恋愛小説を読まないのですが、図書館で目についたので読んでみました。
(これって、大事です。直感というか・・・)

偶然、女性の物語(Rosso)から読んだのですが、正解でした。
男性の物語(Blu)から読み始めていたら、たぶんRossoは手にしなかったでしょう。
エンディングからみても、この順序が正しいのだと思います。


共感する一行。
Rosso
あおいが、母のように慕うイタリア人女性フェデリカにアメリカ男と別れた理由を問われ、「あそこが私の居場所ではないと思ったから。」と答えたのに対し、彼女が言った言葉。

人の居場所なんてね、誰かの胸の中にしかないのよ

Blu
時は流れる。人は不意に記憶の源に戻りたいと涙ぐむことがある。
ホント、年を取るとこればっかりです。
そのために、私はこのブログを書いていると言ってもいいくらいです。


冷静(=理性と私は解釈した)のためにあと一歩が踏み出せないこともあるし、結果が解りきっていても情熱を抑えきれないこともある。
人は誰しも、冷静と情熱のあいだを生きているのではないでしょうか。

まつたけ

2015年09月22日 | チエの玉手箱
せっかくのシルバーウィーク5連休なので1回くらいはお出かけしたいと、松茸を買いに行きました。
昨年は福島では手に入らない(放射線の影響で出荷停止)と思い、お隣の山形まで出かけたのですが、今年は猪苗代町115号沿いにある野菜直売所へ行ってきました。

むふふ~ ありました!

松茸げっちゅうぅ~~~

それと、なつかしいきのこを見つけたので、これも買い求めました。
イノハナ茸(シシタケ、香茸ともいう)


これはきのこ採り名人だった父が採ってきて、よく炊き込みご飯にして食べたきのこです。
直売所の方が天ぷらがおススメというので、今日は天ぷらで食べてみましたがやっぱりご飯の方がよかったかな~



帰りのクルマの中で私たちはこんな話をしました。
「松茸を買うなんて、贅沢だな?」
「うん。でも、温泉旅行なんかに行ったら、もっとお金使うよ。
 私たち、遠出はできないでしょ。
 そう考えたら、安いもんだよ。」
「そうだな・・・」
透析・心臓病患者にとって、温泉は大敵なのです。

という訳で、今夜はまつたけご飯とお吸い物、いのはな・まいたけの天ぷらを楽しみました。

サラシ川の氾濫

2015年09月21日 | チエの玉手箱
お彼岸ということで実家へ墓参りに行ってきました。

電話では報告を受けていたのですが、サラシ川が大変なことになっていました。
9月10日、台風18号の影響で茨城・栃木が大洪水に見舞われていたその夜、阿武隈山系北部にも大雨が降っていたのです。
国道115号が崩落、チエちゃんの村のサラシ川も大水がでたのでした。
10日夕方6時頃、心配で実家に電話を入れた時には、雨もそれほどひどくなく大丈夫とのことでした。
年寄り2人世帯なので、夜は早々に就寝します。
翌朝、起きてびっくり。
下の橋が流されたというので、腰痛でやっと歩いている母でさえ、その様子を見に行ったそうです。

トップの写真は、遠藤商店近くのサラシ川。大水で木が倒れてしまった。

↓は、不動様の対岸が崩れて応急補修がされていました。




こちらは、不動様より少し上流の神社に行くための橋に流されてきた電柱や木が引っかかっています。
川底から、2.5m程はあると思うので、ここまで水があふれたことになります。




こちらは、下の橋。橋は比較的新しいので流されたわけではありませんでしたが、橋の先の道路が流されていました。
橋の手すり部分の金属パイプが折れ曲がっています。
土手の部分が大きくえぐられ、水は向かいの民家まであと少しの所まで迫ったとのことです。




災害から10日以上経っても、この有様でした。
私が生まれてからこの方、サラシ川でこんな大水が出たことは一度もありません。
幸い被害を受けた住宅はなかったそうなので、本当によかったです。
でも、今後温暖化にともなって、こういう災害が増えていくのかなと少し不安になりました。


愛しの座敷わらし/本

2015年09月08日 | 
著者:荻原 浩(朝日新聞出版)2008年

この夏は、腰痛のせいで何処にも出かけずじまいだったのですが、その代わり結構本を読みました。
ずーっと予約していてやっと借りられた宮部みゆきさんの「荒神」、あさのあつこさんの時代物4冊、真保裕一さん、横山秀夫さん、以前から気になっていた山本一力さんなど。

で、この土日に読んだのが「愛しの座敷わらし」です。
たしか映画化された作品だったと思い手に取りました。
表紙が私好みだったこともあります。

それぞれに現代社会のストレスを抱えた高橋一家は、家庭生活もぎくしゃくしていた。
そんな時、一家の主 晃一の地方都市へ突然の転勤が決まる。
晃一が見つけた新居は、駅から遠いド田舎の古民家だった。
(物語は、一家が古民家を下見にゆくシーンから始まります)
さて、暮らし始めてみると、次々と不思議な出来事が起こりだす・・・

まあ、期待どおりのストーリーでしたが、書き方がおもしろかったです。
家族一人一人が、代わる代わる話し手となるという手法。
そして、読後に思ったのは、
私も座敷わらしに逢いた~い!

ガラスバッジ2

2015年09月06日 | 大地震
福島県福島市在住@チエちゃんです

昨年、積算放射線量を測定したガラスバッジ、今年もできるというので申し込みました。
測定値とかはあまり気にしていないので、これはもうボランティア。
データの蓄積に協力できればいいなと考えています。