福島県福島市在住@チエちゃんです
2011年3月14日(月) 震災4日目
浅い眠りから、余震の恐怖に何度も目覚め、それでも眠らなければと布団の中で丸まる・・・
5時 とうとう耐え切れず、起き出す。
灯油や電気料節約のため、暖房はコタツだけ。情報は欲しいのでTVをつける。
しばらく、ぼんやり見ていると、
災害伝言板ダイヤル 171
iモード 災害用伝言板
の文字が目に飛び込んできた。
あ、これだ! 二男と連絡が取れるかもしれない。
これまで、何度掛けても携帯電話は繋がらないのだ。
「171」は、私が伝言を入れても、二男が聞く確率は低い。
iモード版とは、どんなだろう?
私は、携帯電話を使いこなせてはいない。メールは、ほとんどWebメールを利用している。
携帯メールの打ち方は、たどたどしい。
とにかく、やってみよう。
iMENU → 災害用伝言板 → 登録 → コメント入力(100文字まで)
→ ファミリー割引グループ安否確認設定 → 送信
何度も操作を間違えながら、やっと送信ボタンまで漕ぎ着ける。
行けー!
二男に届くだろうか?
5:47 メール着信音が響く。
iモード災害用伝言板にメッセージが登録されました
無事です。
回線がつながらず連絡遅れました。無事です。
ご飯は食べています。ただ、周りにもう売っていないので、この後が心配です。
家(アパートのこと)より、店が大変な状態です。
そっちは家大丈夫?
回線不安定で、また連絡遅れるかもしれないです。
(原文のまま)
よかった。無事だった。
ご飯も食べている。
就職して4年。
高校生の時、(精神的に)閉じこもりだった彼は、就職先で人間関係を築けず、仕事を辞めたいと訴えていた。
この就職難に仕事に就けたことは、有難いことなのだと説き伏せ、なんとか続けていたのだ。
幸い、半年後に転勤した店舗の店長と気が合ったらしく、積極的に仕事を覚えていったようだ。
先月20日、また転勤したばかりだった。
新しい環境に、まだ馴染めていないだろうに、自分のことより、仕事のことを心配している。
それに、いつまでも子供だと思っていたけれど、こんなに簡潔に必要なことを書けるようになっている。
おまえも、成長したな。
うれしくなった。
iモード災害用伝言板は、相手の携帯電話に直接メールとして届くのだ。便利だ。
我が家の事情へ つづく