チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
+昭和50年代~現在のお話も・・・

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忽然と・・・

2014年06月29日 | 
その日の朝、私たちは彼女がいないことに気付いていなかった。
ヒロシは、ワールドカップ観戦に夢中だった。
日本が負けてしまったのに、まだサッカーを観るのかとヒロシをからかった。
私は、弁当を作り、時間通り出勤することに精一杯だった。
毎朝、私が起き出すと必ず彼女も起きてきて、ご飯をねだるのに、この日は来なかった。
前日の朝、起きて来ないので、二階の窓際の彼女のお気に入りの場所をのぞいてみると眠っていたので、そっとしておいた。
この日も、てっきりその場所で寝ているものだと私は決め込んでいた。
息子たちは、猫の動向など気にも留めず外出した。
私も、信号待ちの回数を気にしながら出勤した。

サッカー観戦を終えたヒロシも、この日に限って市役所に出かけた。
帰宅すると彼女の姿が見えなかったが、ヒロシも二階のお気に入りの場所で寝ているのだろうと思っていた。
昼近くになっても姿を現さないので、二階に上がってみると、果たして・・・そこには影も形もなかった。
これは! 私か息子たちがキャシーを押し入れか何処かに閉じ込めてしまったのだろうと家中を探し回った。
以前にもあったのだ。
私たちが押し入れを開けている時、こっそり入り込んだ猫を閉じ込めてしまったことが。
しかし、家中探しても、どこにもいなかった。

6月25日深夜から26日未明にかけて、キャシーは忽然と消えてしまった・・・




襲名披露公演

2014年06月22日 | チエの玉手箱
あは~、またまた更新が滞り・・・
先々週になってしまいましたが、楽しみにしていた歌舞伎公演に行ってきました。
舞台の写真はNGなので、画像は福島県文化センターロビーで開場を待つ来場者の様子です。
奥の方には、歌舞伎グッズの売店が見えています。
来場者は、9割方中年以上の女性でした。
ロビーで並んでいると、和服姿の方もたくさんいらして、どこからかナフタリンのにおいが漂ってきます。
(あ、みなさん、おしゃれをしてきたんだな~ 私は職場からきたので、いつもの通勤着)

そして、そして、四代目市川猿之助さんと九代目市川中車(香川照之)さんを3メートルの近距離で観てきました。
私の席は花道のすぐわきのかぶりつきだったんです。
出し物は、舞「太閤三番叟」と「一本刀土俵入」。
その間にお二人の襲名披露の口上がありました。

いや~、いいですね~
義理と人情は、にっぽん人のこころだ~
もっと若い人に伝統芸能を見てほしいです。