チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
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サプライズ計画中

2020年07月29日 | 介護
ケアハウスの説明を受けてから、準備をしようと思うも気持ちが焦るばかりで何も手についていません。😢 (いろいろな準備があるのです)
でも、今日は施設に提出する診断書を依頼しに訪問診療を受けている病院に行ってきました。
1つできたから、良しとしよう!

ところで、8月4日は母の90歳の誕生日です。
サプライズでお祝いしようと計画中。
明日はケーキ屋さんに行く予定。
母は今まで一度も誕生日を祝ってもらったことがないと思うから、家族がお祝いしてあげられる最初で最後の誕生日になると思います。
そして、プレゼントは電動爪切りをネットで注文しました。
歳を取ると自分で爪を切ることが難しくなるので、少しでも楽なように。
間に合うかな?




ケアハウス契約の説明受ける

2020年07月26日 | 介護
25日、ケアハウスに行ってきました。ここが、母が入居することになるケアハウスです。
契約書など何種類かの書類をいただいてきました。
今日、じっくり読んでみました。
食事や排泄、入浴のお世話はもちろんのこと、洗濯をしてくれて、病院にも連れて行ってくれて、必要な物のお買い物もやってくれるんです。
家族と同じように支援してくださるんです。ありがたいですね。

重要事項説明書の最後の最後に『ご家族様へ』として、こんな言葉が書かれていました。

ご家族様方におかれましては、今回の施設入所を機に在宅介護から解放された安堵感、施設入所させざるを得ない決断、あらゆる葛藤があった事とお察しいたします。
最期の時間を過ごすこととなるケアハウスで、少しでも良い時間を過ごしていただけるよう、職員一同最善を尽くして参りたいと思いますので、何卒よろしくお願いいたします。

意識の隅っこにある家族の罪悪感を、それでいいんだよと言ってもらえたようで沁みましたね。






ケアハウスからの電話

2020年07月23日 | 介護
昨日夕方、私のスマホが振るえた。
画面を見ると、母が申し込んだケアハウスからでした。

私:はい、もしもし。
相手:ケアハウスの○○です。先日はありがとうございました。
  今、お時間大丈夫でしょうか?
私:こちらこそありがとうございました。大丈夫です。
相手:本日、入所検討会が行われまして、お母さんの入所が決まりました。
私:!!!ホントですか?
相手:はい。ただ、現在、空き部屋がありませんので、空き次第の入所と言うことになります。それで、必要書類などの説明がありますので、ご都合のよい日時を教えていただけませんか?

うわ~、こんなにとんとん拍子に事が進むなんて、びっくりです。
母に伝えると、入所するとなると下着など買いそろえなければなどと、すっかりその気になっています。
1か月先になるか、半年先になるか、1年先になるのか、分かりませんがとにかくホッとしました。
ただ、空きが出るとは、どなたかが亡くなられるということなので、(それを望んでいるようで)申し訳ない思いもします。
とにかく、今度の土曜日詳しい説明を受けることになりました。





このブログの人気記事

2020年07月21日 | チエの玉手箱
新型コロナが流行し始めて以来、このブログのダントツ1位の人気記事は「クレゾール石鹸液」。
う~む。
これは想像なのですが、コロナのウィルス消毒に有効かどうか調べてる人がいるってことだと思われます。
ま、記事は何の足しにもならない私の昭和の思い出を書いただけなんですけどね。
それでも、探し出して来てくださるのは、うれしいですね。
 
私も調べてみたところによると、クレゾール石鹸液は結核菌には有効らしいですが、コロナウィルスには効果がないそうです。
消毒液も時代と共に変化するってことですよ。
そういえば、結核菌も進化してるらしい。クレゾール石鹸液が役に立たない日が来るかも~~~
 
写真は、土用のうなぎ。今年も弟から届きました。
いつもありがとうね。

ケアハウス面接調査

2020年07月19日 | 介護
そして今月15日(ヒロシの命日に)、母の介護施設入所関係に進展(?)がありました。
先月初めに申し込んだケアハウスの担当者が来訪し、母の面接調査が行われました。
来週って、もう今週だけど、入所検討会があるのでその資料にするのだとか。
これって、脈があるってことかしら?
チエちゃんの村にある特別養護老人ホーム(以後、特養)に申込みに行ったとき、母が認知症を発症していないことが分かると担当の方がケアハウスを勧めてくださったのです。この特養はケアハウスを併設しています。
私は、ケアハウスはある程度自立している方が入所できる施設と思っていたので、母は無理だなと考えていました。
ところが、このケアハウスは介護型だったのです。
要支援から入所できて、介護度が上がっても他所の施設へ移動する必要がなく、終の棲家となる施設なんです。
まさに私が求めていた老人ホームです。
それに、母が生まれた時からずっと生活してきた場所です。精神的にも落ち着いて入所生活が送れるのではないかと思います。
入所申し込みをする前は私たちの近くにある特養を第一候補と考えていたのですが、ここを第一候補に決めました。
それに、特養の待機者が300人前後なのに対して、このケアハウスは5~6人だそうで、超ラッキーです。
母も、「今日、あの人だぢが来たってごどは、入れんのがな?」と期待を寄せています。
今のところ空きがないようなので、もう少し先になると思うけれど、ここだったらいいなと思っています。



一周忌

2020年07月18日 | ヒロシ
15日はヒロシの命日、一周忌でした。
(ブログ更新しようと思っていたのに、目の疲れが辛くて出来なかった)
最後にヒロシのうしろ姿を見たのが、つい昨日のことのようにも、もうすでに何年も経ってしまったようにも思えます。
我が家は無宗教なので法事はやりませんが、12日(日)私たち家族と義兄、義姉、甥たちと墓参りに行き、昼食を共にしました。
私は平服でと言ったのに、義兄はきちんと喪服を着てきました。
たぶん、もっときちんとした形で(神官に依頼して祝詞を奏上)して欲しいと願っていたのだろうけれど、義兄がそのことで私を責めることはありませんでした。
だから余計に申し訳なかったなと思いました。
 
息子たちからは、「母さん、あの時病院で落ち着いてたよな」と言われました。
ヒロシが人工透析を始めてから、いつその時がやって来てもおかしくないので覚悟はできていると宣言していたけれど、本当にそうなのか、その時になったら取り乱してしまうのではないかしらん?と不安だった・・・
だけど、やっぱり私、覚悟してたんだなと。
私は冷静だったのに、病院のスタッフさんたちがやけに気を使ってくれていたなぁなんてこと覚えてる。
 
私、無宗教なんだけど、一応毎日、お水とご飯はお供えしてるんだよ。
あの世なんてないって信じてるけど、万が一あって、なんにもお供えしてもらえなくてヒロシが困ってたら可哀想だからさ。
 
 

実家の手入れ

2020年07月05日 | チエの玉手箱
先週金曜日、2週間ぶりに実家に行きました。
春先頃までは長期間留守にしている家くらいの感じだったのが、今や家の周りや庭は雑草が伸び放題になり、葛のつるが庭先まで這ってきて、これはもう完全に空き家でした。
母が家を出て8か月になります。
人が住まなくなると、こんなにも早く空き家感が出てしまうんですね。
もっとも実家は昭和25年に建てた古い家なので、白アリにもやられていて、寿命がきています。
家の中の片づけをする予定が、急きょ屋外の草刈りになってしまいました。
上の写真を見てください。庭にクヌギの若木が生えていました。裏山から飛んできたどんぐりが芽を出したのです。


こちらは、お風呂場の外壁際に芽を出しました。
私たちが手入れをしなかったら、たちまちのうちに林になり、森になってしまうんだろうなぁ。
可哀想ですが、引き抜きました。


分かるかな?
真ん中にいる黒い体に縞模様の小動物。
カナチョロ(カナヘビのこと カランキョとも言う)です。
外水道の脇に置いていた洗面器(赤色の部分)の中で出られなくなっていたので、逃がしてあげました。



そして、こちらは去年畑に定植したタラの樹(奥)と2週間前に植えたタラの樹(手前2本)。
元気に成長しているので安心しました。
ここも草刈りをしないと、折角植えたのに収穫に来れなくなる恐れがあるな~
滞在時間2~3時間ではほとんど何も出来ないのです。
この先、どんどん朽ちていくのだろうなぁ。

ポケットティッシュケース

2020年07月02日 | ハンドメイド
ヤル気を出した証拠をご覧にいれまする。
ポケットティッシュケース2種手縫いで作りました。
右側は折りたたんで2個入れられるようになっています。
材料費は100均でカットクロス2枚220円でした~^^
でも、今日一日で作ったワケではないのです。
チクチクも眼が疲れるので、ちょこっとずつやってます。

姑のこと

2020年07月01日 | 介護
義母は8年ほど前から認知症を患い、施設に入所している。
入所当初、ヒロシと面会に行くと、義母(当時の義母は、一緒に暮らしていなければ認知症とは気づかないほど元気だった)は「銀行に預けていた定期預金100万円が無くなった。義兄たちが勝手に使ったのだ。」と言う。
私たちは、まさかそんなことはあり得ないと思いながらも半信半疑だったのだが、後に私が認知症サポーターとして学習したことによれば、それは認知症の初期症状だった。
認知症患者は財布の置き場所を失念してしまい、誰かに盗まれたと思い込むことが多いらしい。そして、犯人としてごく身近な人、たとえば世話をしてくれるお嫁さんを疑うというのだ。義母の場合、それがお財布ではなくて、定期預金だったわけだ。

それからしばらくして、自分の体内で赤血球が作れないという原因不明の病気になり、一時危篤状態になったのだが、輸血などにより乗り越えた。
それからまた、しばらくして何かの感染症になった。これは、人工透析患者が感染すると大変なことになる菌らしくて、ヒロシと私は面会できなくなった。
だから義母はヒロシが亡くなったことを未だ知らない。
義兄は知らせなかった。その方が幸せと言うものだろう。
今ではもう息子・娘の名前も忘れてしまったようだ。

先々週のこと、義母が熱中症になり入院したと義兄から連絡が入った。
その3日後、肺炎を併発して血圧が低下し、危険な状態に陥った。
いよいよかと家族の誰もが覚悟したのだが、義母はなんとか持ち直した。
孫たちは、ばあちゃんは不死身だから今度も大丈夫と言っていると聞く。
そして、先週また義兄から連絡。
義母は持ち直したのだが、脳梗塞を起こしていて、医者から胃ろうをしなければ生命の維持はできないと言われたので同意したということだった。
(ちょっと待って!お義兄さん。ホントにそれでいいの?)
私の言葉にできない想いを感じ取ったのか、義兄は
「いや意識が無いんなら(胃ろうを)やったりはしないけど、呼び掛けると目を開けて反応するんだぞ。このまま何にもしないって訳にはいかないだろう?」と説明した。
息子である義兄が決めたことだ。私は「そうですか」と答えるほかはなかった。

今後、意識が無くなって植物状態になっても義母は当分生き続けることになるだろう。果たして、それは義母にとって良いことなのだろうか?
このまま見捨てられないという義兄の想いも肉親の情だと思う。

私と(実)母は、その辺のことについては確認済みだ。
胃ろうは絶対にやらない。延命措置もしない。
毎日、母の口癖「まったぐ、こだごどして、いづまで生ぎでんだべ(早くあの世へ行きたいものだ)」を聴かされている私にとっては、早くあの世へ送り出すことも肉親としての情だと思っている。

ヒロシが生きていたなら、どっちを選んだろうか。おそらく、私と同じだと思う。
でも、男の子は母親に対しては特別な感情を持っているからなぁ。
けど、最後はこう言ったと思う。
「俺はおふくろの面倒見てるわけじゃないから、兄貴の決めたことに従うよ」


どっちを選ぶかは、人それぞれだ。