チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
+昭和50年代~現在のお話も・・・

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こごみ

2011年04月29日 | チエの玉手箱
福島県福島市在住@チエちゃんです

GW初日の今日は、茂庭地区に行きました。
そろそろ、いつもの所で、わらびを売っているのではないかとヒロシが言うからです。
私はまだ早いと思ったのですが、何もすることがないので、ドライブもいいかなと。

地震で途中の道路が寸断。迂回路で、10分待ち。




その迂回路も、こんなんです。




桃の花と飯坂温泉街を望むことが出来ました。




やはり、わらびやタラの芽はまだありませんでしたが、こごみを手に入れることが出来ました。
夕飯に天ぷらでいただきましたよ。


緊急地震速報

2011年04月28日 | 大地震
福島県福島市在住@チエちゃんです

携帯電話を利用されている方なら、今回の地震で、ブー、ブー、ブーと鳴るこの緊急地震速報メールを、嫌というほど受け取ったことでしょう。
あの日も、2階フロアのみんなの携帯が一斉に鳴っていたと聞きました。
避難所生活者の中には、恐怖がよみがえるのでもう聞きたくないとトラウマになっている方もいらっしゃるとか。

けれども、私は有難い機能だと思います。
3/11後、受信設定されていなかったその機能をONにしたくらいですから。

この緊急地震速報メールは地震発生と同時くらいに届くのですが、身構えることができるというか、心にゆとりが持てるからです。
非常用の持ち出しバッグを身に付けたり、退路のドアを開いたりと準備することできるのです。
この速報が出るのは、震度が大きい場合です。

日本の技術は、すごいなあと感心します。
地震大国ならではのサービスです。過去の被災経験が活かされています。

時々、空振りもあるのですが、それは震源の規模などで揺れなかっただけで、TVを見ると速報が出るので、地震があったことが分かります。

一番最近のメールは、4月24日20時50分です。
だんだん間隔が長くなってきていますが、今後M8クラスの余震も十分予想されるとのことなので、油断なきよう過ごしたいと思っています。


フィナンシャル・タイムズ記事

2011年04月26日 | 大地震
3/11のあの瞬間はそれだけで終わらず(フィナンシャル・タイムズ) - goo ニュース

上記のgooニュースに掲載されたフィナンシャル・タイムズの記事をご一読いただきたい。
客観的立場で、日本の現状を的確に見ていると思う。

冒頭の言葉、
「3月11日午後2時46分にマグニチュード9の地震が日本を襲った時、全てが変わった。そして何も変わらなかった。」
にすべてが現れている。

私たち日本人の最大の失敗は、信頼できるリーダーを育成してこなかったことだろう。
3・11後、私たちは、そのことにはっきりと気付いた。
これは、国民すべての責任だ。

それじゃあ、どうすればよいのか・・・
答えは、わからない。
でも、これだけは決めた。
政治に対して、YES・NOをきっぱりと言おう!

フィナンシャル・タイムズの記事を書かれた方は、客観的に見ながらも、日本の復興を願い、応援してくれていると思う。
ここが正念場なのだと。
日本人よ、選択を誤るなかれと。





福島市街

2011年04月23日 | 大地震
福島県福島市在住@チエちゃんです

4月23日(土)
今日はヒロシの眼科通院日なので、街中へ送っていきました。
そういえば、街中に行くのは、震災後初めてです。
ここは、レンガ通りと呼ばれる通り。
雨のせいか、人通りは疎ら。っていうか、誰もいないね。




ここは、県庁西庁舎。県庁も被害を受けたというので、行ってみました。
自衛隊や消防の車も見えます。
外見は、なんともないように見えますが、判りますか?
8階以上の灯りが点いていません。
おそらく、8階以上は使えない状態なのでしょう。
時折、駐車場にレスキュー隊の方が出入りしていました。




県庁通り。
被害を受け、ネットに覆われているビルもありました。
中心に見えているのは、福島市のゆるキャラ「ももりん」です。
今回の地震で、古い建物は何らかの被害を受けているようです。




路地の奥のクレーン車。被害の片付けと思われます。




県庁に向かう地下歩道入口。こんなにひび割れが・・・
また、大きな余震があったらと思うと利用する勇気が出ず、今日は身障者用の横断歩道を渡りました。

今回の地震による被害は今までにない規模だと感じました。
浜通り地方に比べたら被害とも言えない程ですが、ここも間違いなく被災地なんだと思いました。
まだ、余震は続いていますが、有感地震は1日1~2回になってきました。

放射線測定器

2011年04月22日 | 大地震
福島県福島市在住@チエちゃんです

職場で、誰かがこんなものを持ってきました。
私も、借りて測ってみたよ。

私のデスクの上 0.17μsV/h

通常は0.04μsV/hくらいということなので、現在は約4倍の放射線量。
建物の中はこれくらいで、屋外は1.6μsV/h。40倍。
新聞などの発表と同じ数値です。

ところが、地表近くでは、振り切っちゃう。測定不能。
この測定器の測定できる最高値が10μsV/h。
つまり、それ以上ってことです。

特別なことがなければ、それで十分な測定器なんですね。
ま、原発事故がなければ、こんな道具、お目にかかることもなかったけどね。


花見山のおみやげ

2011年04月18日 | チエの玉手箱
福島県福島市在住@チエちゃんです

昨日4月17日、花見山を下り、民家脇にあった自動販売機で冷たいものでも買おうと立ち寄ると、その家の方が奥から何らや運んできました。
台の上に並べて、野菜を販売するようです。

ん? かぶれ菜100円。
おお~、買います! 買います!
思わぬおみやげゲットです。

今年は、この地域の「くきだち(茎立ち菜)」と呼ばれるかぶれ菜など青物野菜は原発事故の影響で出荷停止状態のため、スーパーなどの店頭には一切並んでいません。
地元の農家でも他所さまには迂闊にあげられないと、いただき物はまったく無し。
実家からも届かない状況でした。
ですから、今年、初物です。

こちらは、畑に生っているかぶれ菜です。




茹で上がったかぶれ菜
おいしい~
この地域では、これを食べないと春が来たって感じがしないんですよ。



昨日の福島市の放射線量は、1.84マイクロシーベルト(通常は0.04)。
2時間くらい屋外にいたので、3.68マイクロシーベルト被曝。
これくらいは、被曝って言わねえだ。なはは~

花見山 2011

2011年04月17日 | チエの玉手箱
福島県福島市在住@チエちゃんです

福島市では桜が一気に満開になったので、今日は、花見山に行ってきました。
今年は、大震災と原発事故の影響で、お客さんが少ないとのことでしたが、なかなかどうして大勢の人でにぎわっていましたよ。



駐車場は、ご覧のとおり満杯。
いつもなら、この駐車場には入れません。
今年はシャトルバスが運行されないので、ここだけが駐車場となっているようです。
ほとんどは福島ナンバーですが、他県ナンバーも1~2割ありました。




花見山に向かう途中の出店です。
震災後の合言葉「がんばろう 福島」の のぼりが出ています。




ここは、花見山の登り口です。




中腹からの眺望。遠くに福島市街が見えます。




ヒガンザクラ アップ




花見山も地震の被害があったようです。崩れたのり面には、クリスマスローズが植えてありました。




レンギョウとボケの饗宴。




こちらは、ハナモモ。




桜のトンネルを思わず、パチリ。




あざやかです!




福島も、桜咲いたよ!

2011年04月15日 | チエの玉手箱
福島県福島市在住@チエちゃんです

昨日と今日の暖かさで、一気に桜が満開になりました。

こちらは、桜並木


そして、ビオラも咲きそろいました。


私がこのブログに悲観的なことばかり書いているので、心配して電話をくれたり、コメントに気を使ってくれたり、みなさん すみませんね。
ブログ記事は、一応チエのメッセージですから、本人はいたって普通の暮らしをしています。
ただ、やはり大震災の影響で、仕事が忙しかったりしています。
なるべく外出しないようにもしてるかな。

今夜は、久々の新作「鬼平犯科帳スペシャル」を楽しもうと思っているし、明日は、新しい物置が来るので片付けをする予定です。
日曜はお天気がよかったら、花見山に行きたいなとも思っています。

元気ですから、心配しないでください。






放射線量調査結果

2011年04月14日 | 大地震
福島県福島市在住@チエちゃんです

福島県内の地方紙には、毎日放射線量の測定値が一面いっぱいに掲載されています。
こんなの、隅々まで目を通すわけじゃないですけどね。

原発周辺には「そこには当面住めないだろう。10年住めないのか、20住めないのか、ということになってくる」と首相が言ったとか言わないとか・・・
誰が言おうが、そんなことは関係ない。
要するに、政府はそう考えているということだろう。

故郷を離れ、流浪の民となるのか。
他の地域に間借り人となるのか。
避難者の心は重い。




レベル7はもどれない

2011年04月13日 | 大地震
福島原発事故、最悪「レベル7」 チェルノブイリ級に(朝日新聞) - goo ニュース

="東日本大震災 「地震、地震で眠れない」 被災者、疲労の色濃く(産經新聞) - goo ニュース


福島県福島市在住@チエちゃんです

福島第一原発事故は、国際評価尺度で最も深刻な「レベル7」に引き上げられたという。

私は、宮部みゆき氏の同名小説を思い出した。
たしか、麻薬のような薬の話だったと思うが、その中にこんなフレーズがある。

「レベル6までなら、もどれる。
 レベル7は、もどれない。」

彼女は、最悪の基準をなぜレベル7としたのだろう?
単に言葉の落ち着きが良かったからなのか? 原子力事故の基準を知っていたのか?
おそらく、博学の彼女のことだ、頭の片隅にあったのかもしれない。


現実でも、レベル7は、もう戻れないのだろうか・・・