チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
+昭和50年代~現在のお話も・・・

ようこそ! チエちゃんの昭和めもりーずへ

はじめての方は「チエちゃん」のカテゴリからお読みいただくことを推奨しています。 もちろん、どこからお読みいただいてもかまいません。

茂庭ふるさと館

2008年04月27日 | チエの玉手箱
昨日、福島市北部にある茂庭ダムに行ってきました。
曇り空のせいか、ダム湖を渡る風はまだ冷く、訪れる人もまばらでした。

というものの、私のホントの目的は写真の「茂庭ふるさと館
茂庭の湯」温泉の隣にあるお蕎麦屋さんですが、ここで地元の採れ立て野菜や朝採り山菜を売っているのです。
この季節、山菜採りも魅力的ですが、知らない山に入るのは危険(熊も出るみたい)ですから、こうして売っている物を買うのが一番お手軽なのです。

店内に入ってみると、




うど、わらび


たらの芽


こごみ


たらの芽とわらびを買いました。合わせて500円也。
そして、たらの芽はてんぷらにして夕飯に、わらびはあく抜きをして、今日、お浸しにしました。
こんな時、田舎に住んでいてよかったとしみじみ思います。

第143話 おばあちゃんのだんご

2008年04月23日 | チエちゃん
 一人暮らしを始めたチエちゃんはあの味が妙に懐かしくなり、おばあちゃんが作ってくれる傍でジッと見ていた子供の頃の記憶を一つ一つを思い出しながら、だんごを作ってみたのでした。

 あれっ、違う!? あの味じゃない!
 砂糖が足りないのかな?
 おばあちゃんは、何か隠し味を入れていただろうか・・・
 そんなハズはないんだけど・・・

 おばあちゃんの「だんご」というのは、上新粉で作ったいわゆる「団子」ではありません。
この地方でだんご汁といえば、すいとんのことです。
そのすいとん団子を使って、みたらし風に仕上げた団子のことです。
 小麦粉を水で練り、スプーンですくって沸騰した鍋の中にすいとん生地を落としていきます。すいとんが茹で上がったら、お湯を捨て、砂糖と醤油で味付けをするという極めて、シンプルなお料理です。

 おそらく、チエちゃんの作っただんごは、おばあちゃんのものとそんなに違いはなかったと思うのです。
ただ、チエちゃんの記憶の中で、おばあちゃんのだんごはものすごくおいしい物になってしまっていたのでしょう。

第142話 ナオちゃんとタロサ

2008年04月15日 | チエちゃん
【コラム】 どうして女性よりも男性の方が失恋を引きずるの?(R25) - goo ニュース

 ナオちゃんに紹介されて交際の始まったチエちゃんとヒロシが、着実に親密な交際に発展していったのに対し、ナオちゃんとタロサの関係はギクシャクし始めていました。

秋の或る日、ナオちゃんから電話が入ったのです。

 あたし、タロサの家を出たの・・・

 えっ!どうしたの? なぜ?

チエちゃんは飛んで、ナオちゃんに会いに行きました。

 もう、タロサとはやっていけない・・・

チエちゃんがいくら理由を聞いても、ナオちゃんからこれ以上のことは聞きだせませんでした。

一方ヒロシは、タロサに会っていました。
どうしてこんなことになってしまったのか。
どうやら、嫁姑・小姑の関係が上手く行かなかったようなのです。
ヒロシは、一旦家を出て二人だけでアパート暮らしをしてはどうかと勧めたのですが、タロサは「俺は長男だから家を出るわけにはいかない」と聞き入れなかったのです。

そうして、とうとうナオちゃんはひとり東京へと去ってしまったのでした。

それから毎年、FISCOへ遊びに行くたび、ナオちゃんを誘って、タロサとナオちゃんは逢ったのだけれど、元さやに納まることはありませんでした。


十数年後、結婚の知らせをくれたナオちゃんは、「タロサはどうしてる?あたしは結婚できたけど、今もひとりじゃないかと心配で・・・」そう言ったのでした。

二人とも、ずっと引きずっていたんだね。
チエちゃんとヒロシは、自分達だけうまくいって、ナオちゃんとタロサに申し訳ない気がしていたのです。

「うん、タロサも結婚したよ。子どもも生まれた。女の子。」
「そう、よかった・・・」

花見山Ⅱ

2008年04月11日 | チエの玉手箱
 花見山公園が、このように有名になったのはせいぜいココ10年ぐらいのことで、写真家秋山庄太郎氏に「福島に桃源郷あり」と紹介されたからでした。
それ以前は、地元民だけが知る人ぞ知る的存在に過ぎませんでした。

 遠い昔、チエちゃんとヒロシはここでデートをしました。
ヒロシが、きれいな所があるからと連れて来てくれたのです。
その時は、桜の季節も終わり、誰もいません。
二人きりになるには格好の場所だったのです。

 

 

 

 

 

花見山

2008年04月09日 | チエの玉手箱
午後からお休みを取り、花見山に行ってみました。
昨日の雨はあがったものの、曇り空で少し肌寒い。
にもかかわらず、大勢の観光客が来ていました。(私もそのひとりですけど・・・)
これじゃ、今週末はどんな人出になるんだろう?
写真を少しご紹介(曇っていたので、発色がきれいではありません。なんてネ、技術がないだけで~す。)





ハナモモ


サンシュユ


ここはお花を栽培して、販売している個人のお宅の山です


トウカイザクラ


所々に こんな案内板も・・・


花見山より福島市内を望む

まだまだ、たくさん撮ってきたのでしばらく続くかも!?
今週末が見頃ですよ。

私のユーミン

2008年04月06日 | チエの玉手箱
かぐや姫が解散してしまった後、ぽっかり空いてしまったチエちゃんの中に入ってきたのは、ユーミン、当時の荒井由実でした。
いえいえ、もう、深夜放送を聴いている頃から、彼女の曲は耳にしていたのですから、その前からファンだったのでしょう。
初めて聴いた曲は「海を見ていた午後」。
そう、あの山手のドルフィンが出てくる曲。
海を見ていた午後 ~ ユーミン

就職して初めての給料で買ったものは、ユーミンのアルバムだった。
それから、それを聴くためのステレオをローンで買った。
何もないアパートの部屋で、そのステレオだけが存在感を持っていた。

毎日、毎日、ユーミンの曲を聴き続けた・・・
「ひこうき雲」「ベルベット・イースター」「やさしさに包まれたなら」
「12月の雨」「卒業写真」「ルージュの伝言」「コバルトアワー」・・・

悲しいとき、寂しいとき、
あなたが フランソワーズに帰るように
私はいつも あなたの歌に帰ります。


四月ばか

2008年04月01日 | チエの玉手箱
今日は4月1日、エイプリル・フール。
日本では「四月ばか」。って、あまりにも直訳すぎじゃない!
子ども頃、この日は「うそをついてもいい日だよ」と教わった。
毎年、気の利いた嘘をついてやろうと思うのだけれど、年度替りで仕事は忙しく、気が付いた時には4月1日が終わってしまっています。
それに、笑って許せる嘘をつくのは難しいから、私にはできそうもない。
これは、やっぱり 外国の風習だと思います。

今日、チエはひとつだけ見事に騙されちゃった!
あまりにも、見事だったので笑うしかなかったなあ!

 Tell a lie
 最後だけ 本当の嘘をついてよ
 君が嫌いになったって

 Tell a lie
 一度だけ 心から嘘をついてよ
 すぐに忘れてしまうって      (by Yuming)