チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
+昭和50年代~現在のお話も・・・

ようこそ! チエちゃんの昭和めもりーずへ

はじめての方は「チエちゃん」のカテゴリからお読みいただくことを推奨しています。 もちろん、どこからお読みいただいてもかまいません。

還暦同窓会の案内

2017年05月27日 | チエの玉手箱
同窓会の案内状が往復はがきにて届きました。
昨年11月に小学校のクラスメートとは会ったばかりですが、今回は中学校の同窓会です。
中学校といっても小さな村のことですから私たちの学年は120名程なので、その3分の1が集まればよい方でしょう。
今回が最後と書いてありますので、もっと多くの人が参加するかもしれません。
(この人数だから絆が強いというか、集まり易いといえるかな?)
昭和めもりーずでは、これまでもその様子や共通の思い出話などを掲載してきました。
また新しい記事をお届けできたらいいなと思っています。

それにしても、還暦かぁ!
なんかピンときませんね。

三度豆

2017年05月24日 | お母さん
あら~、三度豆 生ったの!!
お父さんが種を蒔いでおいてくれたがら、(こうして食べられるので)ありがたいなあ。
これでお父さんが植えた野菜も全部終わりだな。
あどは畑は作らんに・・・こんなに腰が曲がってはなんにもでぎない。

そう言ってから、お母さんはクックッと笑った。

チエ、おまえは子どもの頃、三度豆がでぎっと、いつも言ってたなあ。
朝も三度豆、弁当にも三度豆、夕飯も三度豆、もうたくさんだ~って。
あの頃はお金が無くてなあ。うぢで作った野菜を食べるしかながったのよ。
もっとも、今みだいにこんなに若いピチャピチャのうぢに採ったりしながった。
実が入ってパンパンになってから採ったもんだったよ。(だから、うまくはなかった)


(あの頃の私は幼くて、1日に三度もさやえんどうが食べられる有難さが分からなかった。
 畑に野菜があることがあまりに普通過ぎて、「普通であること」が本当は奇跡的なことなのだということが理解できなかったんだよ。)


めんちかつ/昭和なもの

2017年05月20日 | 昭和なもの
私の中で「めんちかつ」といえば、これなんです。
昭和40年代のあの頃、たしかにこのカツのことを「めんちかつ」と言ってました。
中身はさつまあげ的なかんじ。
魚肉のミンチ(だからめんちには違いない)ににんじんとか、マカロニ、玉ねぎなんかも入ってるかな?を混ぜてカツにしてあるものです。
で、大人になって本物のメンチカツを食べた時、「えっ!じゃあ、あれは一体なんなの?」
まったくの別物じゃんと知り、愕然としました。

私たち世代って、つくづくまがい物を食べて育ってきたんだなって思います。
ソーセージ、ハンバーグ、メンチカツ・・・
たぶん、当時お肉は高価で、それを使って庶民的な価格で製造することができなかったから、安価な魚肉や馬肉なんかで似たものを作ってたんですね。
けど、それが今ではなつかしい味。
ヒロシは魚肉ソーセージが大好きで、「これに塩コショーかけて、焼いて食うとうまいんだよな」と言ってますし、私はこの「めんちかつ」が大好きです。
フライパンで油を引かずに、焼き目がつくくらいに焼いて食べるとおいしいんですよね~

今では「カニ風味めんち」って商品名になっています。(カニの風味なんて全然しないけど・・・)



昭和なものシリーズ、なぜか食べ物の話題が多いな・・・





仙台で牛タン!

2017年05月14日 | チエの玉手箱
今日はヒロシの野暮用のお付き合いで、仙台市へ行きました。
せっかく仙台に来たのだから、名物の牛タンを食べようということになり、駅ビルに立ち寄り利久さんでいただきました!
ヒロシは「牛タンヘルシー定食」、私は「牛タン極焼と牛タンの赤ワイン煮定食」を注文!
牛タンといえば塩焼き肉と思っていましたが、赤ワイン煮が柔らくて美味しかったです。
これはおススメです!

それから、今日は母の日ということで



おみやげにベリータルトも買っちゃいました。

家に帰ってからの夕飯メニューは・・・
実家でまたタケノコを掘ったので炒り鳥と、うどのきんぴらを作りました。



つっけしだんご

2017年05月13日 | お母さん
今日は氏神さまのお祭りだったげんちょも、お父さんがいなぐなっちまったがら今年は出ないって返事したんだ。
もっとも、参加する人もほとんどいなぐなっちまった・・・
お父さんも、最近は掃除には出でだげど、お酒の席は苦手だったから出でながったのよ。

昔は何も娯楽がながったべ?
んだがらお祭りの時、それぞれ家で作った料理なんか持ち寄って、集まって騒いだのさ。
おもしろぐって、の人はみんな楽しみにしてだもんだ。

じいちゃんにおごらっちなあ。
その年の氏神さまのお祭りの時は何にも持だせでやるものが無くて、ばあちゃんに相談したらさつまいもの煮っころがしでも持だせればいいんでないのって言わっち、そうしたら、じいちゃんがプンプン怒って帰ってきてなあ。
「他所の家では、煮物だの、天ぷらだのごちそうをもって来てんのに、おらいだけはあんな芋の煮っころがしなんて恥ずがしくて居らんに!!!」つってなあ。
ちょうどそん時、ばあちゃんと二人で「つっけしだんご」を作っていたどごろだったもんで、
ばあちゃんも(じいちゃんの扱い方が)うまくってな。
「まあまあ、じいちゃん。私らもそう思って、今母ちゃんと二人でつっけしだんごを作ってだどごろだがら。もうちょっと、まってらんしょ」なんて言ってな。

「つっけし(つき返し)だんご」っつうのはな、もち米じゃなくて、ふつうの米の粉で作るだんごだよ。
米の粉をお湯でこねてな、それを小さく千切って丸めたらお湯でゆでて、それからもう一回こねるから手間がかかるのさ。
出来上がっただんごにきな粉をまぶして、持だせだべした。
そうしたら、今度はじいちゃん意気揚々と帰ってきて、
「いや~、あのだんごのおがげで名誉挽回した。みんな、うまいうまいって食ってだ。」
そりゃそうだべ、できたてのふわふわだったんだがらな。
誰もだんごなんて持っていがねえもの。

なあに、あのだんごはさ、もともとはお祭り用に作ぐってだんでなくて、豆腐屋(おばあちゃんの実家)と勇作おんつぁんとご(お母さんの実家)にやるつもりで作ぐってだもんだったのさ。
お祭りにやったもんで、ダメになっちまった。


(チエちゃん的には、芋の煮っころがしでも、だんごでも大差はないように思えるのですが、その時代はだんごの方がごちそうだったのでしょうね  )

お母さんの昭和めもりーず

2017年05月07日 | お母さん
母は一人暮らしになって「話す」ことに飢えているのか、訪問する度に昔話をしてくれるようになりました。
最近、子どもの頃のことなどが鮮明に思い出されるのだと言います。
それは、私の記憶と重なる部分があったり、子どもであったことから記憶違いや理解できなかったことが改めて理解できたりと新鮮な思いがします。

そこで、その話を忘れないためにここに記録しておこうと思い立ち、新カテゴリー「お母さん」を作りました。
近日アップ予定ですので、どうぞお楽しみに!

たけのこほり

2017年05月03日 | チエの玉手箱
5連休初日の今日も実家に行きました。
というのは、5月の連休になったら父の衣類整理をしようと母と約束していたからです。
到着して門道を上っていくと、土手にたけのこを発見。
たけのこをそのまましておくと、伸びて大変なことになってしまうと母が言っていたことを思い出し、早速たけのこ掘りに挑戦!



土の中はいろいろな根っこがたくさんあって、掘りにくいです。
やっとここまで、掘り進みました。あともう少し!



小さいけれど、3本ゲットです。

父の衣類はゴミ袋3個になりましたが、まだまだ残っています。