チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
+昭和50年代~現在のお話も・・・

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父 永眠

2017年01月29日 | チエの玉手箱
2017年1月21日19時38分、父が永眠しました。

父は11月末に末期の悪性リンパ腫と診断され、緩和ケア病棟に入院、クリスマスとお正月には外泊もできていたのだが、1月20日弟が面会に行くと看護師から医師の説明があるので時間を取ってほしいと依頼があった。
私たちは、翌日(1月21日)午後4時に医師と面会することにした。
これはもう、父の命の期限はあと2~3日であると私たちは判断した。

翌日、私は実家を訪問し、母と片付けをしていた。
というのも、この辺りでは遺体は一旦自宅へ帰るからだ。
座卓、座布団を出し、父を安置する布団などを準備していた。
そこへ、午前10時頃弟から連絡が入る。
病院から連絡があり、面会時間を早めてほしいというのだ。
父の病状の説明を受ける時は姉弟の二人で聞くことにしていたのだが、もしこのまま危篤ということになれば母を連れに誰かが戻らなければならないのだからそれでは時間のロスとなってしまうと判断し、仕事を切り上げ弟一人が病院へと向かうことにする。
果たして、医師の説明を受けた弟からの連絡は、父は肩で呼吸しており、血圧の低下がみられ、逢わせたい人がいるならいまの内にと告げられたという。
私は「ああ、今夜だ」そう覚悟した。
それから、父の妹の娘(私から見て従妹)、本家筋にあたる父の従兄(双子であった祖父の兄の息子)に連絡し、母と共に病院へ向かった。

午後2時半頃には到着したと思う。
父は眼と口をあけ、大きく呼吸を繰り返していた。
母がベッドの側へ行くと、父は横を向いて母の方ばかりを見ているように見えた。
駆けつけてきた従妹夫婦、本家の叔父夫婦は、父にがんばれと声をかけてくれたが、私はその言葉を言ってほしくはなかった。
父はもう十分にがんばったのだ。私は早く楽にしてあげたいと思っていた。
癌の痛みは、薬で完全に消えることはないと知った。
父は常に脇腹をさすっており、痛いのか?と聞くといつもこくんとうなずくのだった。

逢いに来てくれた親戚が帰ると、母と弟、私の3人が残った。
午後6時とりあえず、夕食を調達することにした。
私がスーパーに走る。買い物をしていると、弟から父の血圧が低下したと連絡が入る。
もう、父の最期の間に合わないか?と思うも、私はすべてがうまくいくとも感じていた。
父がうまく取り計らってくれるにちがいないと。
病室に戻ると、一時危篤状態になった父は容体を持ち直していた。
その後、家族に見守られ、父は息を引き取った。

葬儀が終わるまでは、なんとか葬儀を終わらせなければと気を張っていたのだけれど、一段落すると父とのいろいろな思い出が蘇ってくる。
今まで忘れていたほんの些細なことを思い出す。
これが悲しいという感情なのだろうか?
いや、なつかしいのだ。
もう二度と戻らないあの日々が、ひどくなつかしくて涙があふれるのだ。




2017年 初夢

2017年01月09日 | チエの玉手箱
私は、筋骨たくましい見知らぬ男性と裸でベッドにいる。
どうやら、これからセックスをしようとしているらしい。
布袋寅泰似のその男が私を見下ろしている。

そこで私はヒロシのことを思い出す。
こんなことをしていては、ヒロシに申し訳ない。
私には夫がいるので、止めてほしいと男に懇願する。

すると、そこへ突然ヒロシが現れる。
「俺はもうチエを抱きたくても、できないんだ。
 だから、俺の代わりにチエを可愛がってやってくれ」
と、その布袋寅泰似の男に向かって言う。

私は、ヒロシがそんなに私のことを想っていてくれたのだと泣き崩れてしまう。


ハッとして、目覚めると現実の私も涙に濡れていた。


この初夢、いったいなんなのよ~ 

いつも私のことを想ってくれているヒロシに感謝しているという意味として受け止めておきたいと思います。




2017年あけて七草

2017年01月07日 | チエの玉手箱
新年のごあいさつを、と思っているうちに7日も過ぎてしまいました。
今日は七草。朝はお弁当で精一杯なので、お昼に七草粥を作りました。
スーパーで買った七草セットですが、ミニ大根がかわいい!(味はしっかり大根でした)


末期がんで入院中の父がクリスマスに続き、大晦日から1月3日まで外泊で自宅に戻り、家族が集まってお正月を祝うことができました。
ですが、昨日あたりから急速に父の病状が悪化しています。
自分で自分の身体を支えることが難しくなってきました。
食事やトイレも介助がなければ、できません。
つい2・3日前まではできていたことが、できなくなっています。

母も思うように身体を動かすことができないので、そちらも心配です。
父と二人の時は、互いに助け合ってできていたことができなくなっています。
たとえば、重いものを動かすことができない。
高い所に手が届かない。ビンのフタを開けることができない。
買い物に行くことができない。
父の入院後、弟と交互に出来る限り訪問することにしています。


自分自身は定年退職まであと1年となりました。(つまり還暦まで1年だ!)
数字を見間違えたり、1つの事に集中できなくなったり、明らかに衰えを感じています。
今のところ、再雇用を希望しているのですが状況によっては取りやめもアリです。
1年かけてじっくり考えようと思っています。

でもでも、悲観することばかりではありません。



長男が私の誕生日にケーキを買ってくれました。
毎年、ヒロシがやっていたことを息子が真似てくれたのです。
こういうことって、いずれ息子が(可能性は低いけれど)結婚した時に自然とできるんじゃないかと思います。
男の子は母親に優しいです。

元日から開幕したATPツアー ブリスベン国際で、錦織選手、決勝進出です!
いや~、うれしいですねぇ
明日、TVの前で応援します!
錦織選手のプレーに元気もらえるから、今年も応援がんばろうと思います。

それから、ため込んだ手芸材料をなるべく作品に仕上げたいとも考えています。(肩凝っちゃうかな!?)

それと、本もたくさん読みたいし・・・

ブログも更新がんばろう!

そんなこんなで、2017年もどうぞよろしくお願いします。