チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
+昭和50年代~現在のお話も・・・

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翁命二十年祭

2016年01月31日 | チエの玉手箱
今日は義父の二十年祭が行われました。
私の嫁ぎ先の宗教は「神道」なのです。
義父が亡くなってもう20年も経つんだなぁ。
主人の兄姉とその子供たち夫婦、孫たちだけの内輪の霊前祭で、義父の思い出を語り、よい会でした。
亡くなった人の時は止まり、生きている私たちの時は流れている。
義兄が孫たちを可愛がる姿を見ながら、こうして順繰りと人の営みは受け継がれてゆくのだなとしみじみ感じました。

「翁命」は「おきなのみこと」と読みます。
仏教の戒名「居士」のようなものです。

悲嘆の門/本

2016年01月23日 | 
昨年の夏に予約した「悲嘆の門」をようやく借りることができました。
やっぱり宮部人気はすごい!

事前に予備知識を入れないまま読み始めたのですが・・・、
リアルサスペンスと思いきや、いい意味で裏切られました!
後半は、ファンタジー・サスペンスとでも表現すればいいのかな?
「英雄の書」に似てました。
それと宮部さんはいつも作品に社会問題をテーマに取り入れているのですが、今回は「ネット」でした。
主人公三島孝太郎は、インターネット監視会社でアルバイトをしているという設定。
現代では、インターネットパトロールなんてことが商売になってるんですね。

この作品でしっくりしたのが「存在はしているが、実在しない」という概念。
たとえば、おばけや妖怪、死後の世界は物語や伝説などの中に存在しているけれど、実在はしない。
宮部氏はこう語る。

たった一度しかない、限られた人生。理不尽だという意味においてのみ、万人に平等に訪れる死。
その恐怖に打ち勝ち、喪失の悲しみを乗り越えて生きてゆくために、人間は物語を生み出した。
語って、語って、世代から世代へと語り継いでいく。その内容は多種多様。
個人的なことでも国の歴史でも、大きな物語でも小さな物語でも、価値は同じ。

人は、死んだら終わりじゃない。次の人生がある。
生まれ変わるかもしれないし、天上に昇るのかもしれない。
とにかく終わりじゃない。我々の愛する者は、消えていなくなったわけじゃない。
そう語る物語。

死は完結した事象。死によってその人の人生は終わる。生ある者は必ず死ぬ。
そして死者はもうどこにも存在しないし、戻ってくることもない。
でも、物語はその事実に抗することを語る。
その事実に逆らって、残された者を慰め、励まし、生き続けていくための光と希望を語る。

それこそが、物語が存在するもっとも大きな、尊ぶべき意義と意味。
人生が一度しかないことに抗う、創造と想像の力だ。


ああ、そのとおりだと私も思う。

それからタイトルの「悲嘆の門」についてですが、これはあちらのリージョンに存在する門の名前なのですが、これを開けた者は願いが叶わず必ず悲嘆にくれることが決まっているからではないかと想像します。
「ガラ」の物語は登場人物や場面設定が変っても、いつも悲嘆にくれることに変りはなく、門を開けようとする者の物語は延々と続く。
という意味で、ネバーエンディング・ストーリーなのだと思います。

この記事を書くに当たり検索した宮部氏のインタビュー
やっぱり「英雄の書」の対となる作品だったのね~

今回も、読後感はほっこり。




SDカード

2016年01月16日 | チエの玉手箱
先週初め、正月休みのうちにと運転免許の更新に行きました。
NEWめがねのおかげで更新は無事終了。

それはそれとして、講習会場で配布されたSDカードのパンフレットが気なりました。
SD(SAFE DRIVER)カードとは、1年以上無事故・無違反の人にその証として発行されるものです。
無事故・無違反の期間によって、グリーン、ブロンズ、シルバー、ゴールド、スーパーゴールドの5種類があります。
これまでの更新時には、こんなものを申請したら逆に事故や違反を犯してしまうのではないかという変な思い込みで、スルーしていたのに・・・
今回は、冠婚葬祭費用5万円割引の特典に誘惑されてしまった!
それに、自分はどれくらいの期間無事故・無違反なのか知っておくのもいいかと思ったからです。

見てください!
なんと20年以上無事故・無違反のスーパーゴールドカードが届きました!

さてさて、皮算用はどちらに転ぶかな?


メビウスの守護者/本

2016年01月08日 | 
著者:川瀬七緒(講談社)2015年

年末に、やっと図書館の貸出順が回ってきました。
今1番ハマってる「法医昆虫捜査官シリーズ」の第4作目です。

このシリーズ、決まって変死体が発見されるところから始まります。
今回も、東京西多摩の山中で切断された腕が発見される。
ところが、司法解剖医による死亡推定日と赤堀涼子が調査した「虫のしらせ」が一致しない。
虫は嘘をつかない。
虫を信じて、決してめげない赤堀のキャラが大好きです。
毎回替わる岩楯刑事の相棒デカも楽しみです。

このシリーズのおかげで、ハエとウジに詳しくなりました!

意外な真犯人ですが、今回の犯人はある意味一番怖かったです。


川瀬先生、本買わなくてごめんなさい。
でも、ファンだからね。次回作、楽しみにしています。


2016 初釜

2016年01月03日 | チエの玉手箱
お作法は全く無視、ただお茶が飲みたいだけの自己流茶道ですが、
年の初めの一服は格別でごじゃりまする。

お茶を教えてくださった上司いわく、泡たて3年(上手に泡が立つようになるまで3年かかる)だそう。
ほらほら、見てみて!泡が細かくなってる。
2012年に点てたお茶よりサマになってるかなぁ

これは、かき混ぜ方というより、お茶の量とお湯の量(つまり濃度)、温度などが関係していると思われます。
つまりその微妙な加減を体得するのに3年かかるということなのでしょうね。


熊んさまへ初詣

2016年01月02日 | チエの玉手箱
2日の今日は実家へ年始のあいさつへ行きました。
ちょうどいっしょになった弟と久しぶりに熊んさま(熊野神社)へ初詣に行ってみました。

昭和40年代のあの頃は、大晦日から世話役などが集まり、一晩中たき火をしてお餅を焼いたり、初詣客にお神酒や甘酒をふるまったり、それは賑やかなものでしたが、今では訪れる参拝客も減少し境内はひっそりとしていました。
松飾だけがお正月らしさを現しています。
実家の母は、お詣りに行きたいけれど石段が登れないから、家の庭から熊んさまを拝んだとのこと。
おそらくこういう人たちが増えているのだと思います。

社殿の隣りには御神馬が祭られています。



子どもの頃、この作り物の馬はもっと威厳があるように感じていましたが、こんな感じだったかな?
私は他所の神社にはないこの馬が大好きだったのに。

お詣りをしてから、おみくじを引きました。



小吉。

晴れ渡る 月の光に うれしくも

行く手の道の さやかなりけり

2016年あけましておめでとうございます

2016年01月01日 | チエの玉手箱
穏やかな2016年のお正月を迎えています。

ここ4・5年すっかり手抜きを覚え、スーパーのおせちに頼っています。
でも、考えてみたら手作りしても同じくらい(もしかしたらそれ以上)の材料費がかかるので、労力の分 安上がりと言えます。
それに種類も豊富ですしね。
私が作ったのは、福島の味いかにんじんと煮しめ、カレイの煮つけです。

何よりうれしいのは、ヒロシがそれ(市販のもの)でいいよと言ってくれることです。
年末に張り切り過ぎて、寝込まれでもしたら大変だからと。
その言葉にすくわれる想いです。
今年も二人三脚、仲よくやっていこうね。

2016年はブログの更新がんばりたいなと思っています。
ま、思っているだけなのでどうなるかは・・・



今夜は「相棒14 元旦スペシャル」を見ながらの更新です。