チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
+昭和50年代~現在のお話も・・・

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春の雪

2019年03月31日 | チエの玉手箱

昨夜、みぞれだった雪が、起きると少し積もっていました。

ぴんと茎が立っていたつぼみ菜も、冬に逆戻りでご覧のとおりです。

ですが、それも1時間くらいで溶けてしまいました。

今日は母のサポートデイでした。

お天気が回復し、暖かくなったので、

「この頃、ますます脚が弱ぐなっちまったがら、少しでも歩ぐがど思って」

そう言いながら、前庭(といっても5mを往復で10m)を歩く母の姿がありました。

実家では、祖父が植えたレンギョウが咲き始めていました。


おらおらでひとりいぐも/本

2019年03月30日 | 

著者:若竹千佐子 (河出書房新社) 2017年

図書館にリクエストしていたこの本、半年経ってやっと借りることができました。

それだけの人気本です。

そして、私、それだけ待てる年齢になりました。

これは『老い』をテーマにした小説です。

読んでいると、なんだか解らないけれど、涙が溢れてきます。

これは桃子さんの物語ではありますが、著者若竹さんの物語でもあり、読んでいる私・チエちゃんの物語でもあるし、貴女の物語でもあると思います。

私も、桃子さんのような境地を得ることができるのでしょうか?

ひとつだけ、最近思うことがあります。

それは、子どもの頃や若い頃には『死』がとてつもなく怖かったけれど、今はそうでもないということ。

たぶん、子どもを産み育てたことで、一つの役目を果たしたことがインプットされたからじゃないかと思っています。

それから、父を看取ったことも大きいと思います。

老いの先の死は、生から解放されて楽になるのだと。

 


現金高価買取いたします

2019年03月29日 | チエの玉手箱

私が買い物から帰るなり、ヒロシが聞いてきたんです。

ヒロシ:カメラ、何処にある?

チエ:カメラって?

ヒロシ:ほら、あれだよ。一眼レフのヤツ。

   たしか、黒いカメラバッグに入れておいたはずなんだけど・・・

   押入れを探したけど、無いんだよ。

チエ:ああ~、アレ。ちゃんと、押入れに入ってるわよ。

   ホラ、あった!何するの?

ヒロシ:あれ~、あったのか? やっぱ、おまえが居ないとダメだな。

   実はな、おまえが買い物に行ってる間に、買取業者が来たんだよ。

   古くてもいいから買い取るってさ。

チエ:あら、いいの? だって、あのカメラ、お義父さんの形見じゃない?

ヒロシ:いいよ。だって、使わないだろ。

チエ:そういう問題じゃないと思うんだけど。

   ま、あなたがいいって言うなら、いいけど。

ヒロシ:おまえ、使ってない指輪とかないのか?

   そうだ、おれが買ってやったネックレスあるだろ?

チエ:あれは、ダメよ。あなたからのプレゼントじゃない!

こんな会話をしているうちに、買取業者さんが再度やって来ました。

 

義父の形見のカメラ2台と望遠レンズ、動かないG-SHOCK(腕時計)、私のデザインリング、未使用テレカで12,000円となりました。

まあねえ、将来的にも使わない物をただ捨てるのではなく、換金するのも一つの方法とは思うけど・・・

高価買取と言ってるわりには、高価でもないのよねえ。

なんだか空しい。

 

写真は、買取業者さんが引き取った品物をスマホで撮影し、携帯プリンターで印刷して置いていったものです。

こうしないと違法になるんでっすって。 

 


超うれしいワンコイン!

2019年03月26日 | チエの玉手箱

春になると無人販売所が気になって、つい足を向けてしまいます。

今日はたくさん並んでいました。

でも・・・、みかんは福島で作ってないでしょ

あった!ありました。お目当ての『ふきのとう』

スーパーで買ったら、3倍はしますよ。100円は超うれしい

オオイヌノフグリのグリーンとブルーのじゅうたん。

さっそく、蕗味噌を作ります。下茹でしてからのあく抜きに時間がかかりますね。

蕗味噌できました!

2袋買い求めたもう一つは、天ぷらにしました。

 


インターネット契約を替える

2019年03月25日 | チエの玉手箱
インターネットを始めた頃は、光回線とかプロバイダとか何が何だかよく分からないままNTTとOCNで契約してましたが、最近になっておぼろげながら区別ができるようになりました。(今はほぼセットになってますよね)
で、今回私の住んでいる地域に『ケーブルテレビ』なるものが進出してきたんです。
こちらは、固定電話(スマホもあるらしい)とインターネット、テレビの受信が一体となった契約ができるんです。
昨年チラシが入った時から気にはなっていたのですが、先月のこと、「いよいよこの辺りで工事が始まるのでお宅でもいかがですか?」と営業の方(六角精児さんに似ていた)がやって来ました。
料金など詳しい説明を聞いてみると、今まで(有料チャンネル含む)とほぼ同額か少し安い料金で契約できることが分かりました。さらに、CSチャンネルが見放題。一番いいなと思ったのは、個人の住宅にアンテナが不要になることでした。ケーブテレビの基地局で受信した電波をケーブル回線を使って、契約住宅へ配信する仕組みだからなんですって。
今まで雨や雪の時、見られないことがあったので、これはうれしいです。
それに、我が家のアンテナがそろそろ寿命かなって頃なので、思い切って切り替えることにしました!
キャンペーン期間中で、工事費・チューナー代が0円なのも、うれしい
他社なら、別料金のセキュリティソフト・訪問サポートもセットに入っています。
工事が完了して、今日から利用開始です。

最高に贅沢な日々

2019年03月24日 | チエの玉手箱
トシ子叔母が亡くなって3か月程過ぎた頃、従妹を訪ねると、彼女が「ヒマなんだ~」と言う。
間質性肺炎を患っていた叔母の看護ために彼女は仕事を辞めていた。
本当に退屈そうにしていた。おそらく、目的を失ってしまったからでしょう。
当時、私はまだ職を持っていたけれど「私は退職してもヒマなんてことは絶対にありえない」と思った。
彼女は、その3か月後にパートに出た。

退職して1年、実際にヒマと感じたことは一度もない。
炊事・洗濯・掃除などの家事は当然やらなければならない。
ウォーキング。読書。編み物やお針チクチク。
花や野菜を育てる。猫と遊ぶ。
ネットゲーム。それにブログも書かなきゃ。
ヒロシと会話。昼寝。
錦織選手を応援もしなくっちゃ。
そうそう、一番大事な独りボーッとする時間。
その合間に母のサポート。

ね、こうして挙げただけでも、ヒマなんて感じてるヒマはないでしょ。

考え方や感じ方は人それぞれだから、どっちがいいというものでもないけれど、従妹のように働けるうちは働いた方が良いとも思う。
でも、一旦辞めてしまったら、私にはもう無理。
だって、働かずに暮らしていけるって最高の贅沢なんじゃないかと思い始めたから。


クレマチスの新芽が出た!

2019年03月23日 | チエの玉手箱
今日は寒の戻りで寒い一日でした。
錦織選手がマイアミオープン初戦敗退してしまったこともあって、こたつに入ってボーっと過ごしてしまいました。
(単に寝不足なだけ~  )
が、屋外では、クレマチスが新芽を出していました。


こっちにも。あちこちに新芽が萌えはじめています。


そして、いままで球根が小さすぎて花芽を持たなかったミニスイセンが咲いてくれました。
やっぱり、肥料が大切なんですね。


こちらのビオラは少しこんもりとなってきました。

無人販売所のレシピ

2019年03月22日 | チエの玉手箱
今日は風が少し強くて雨粒も飛んでいましたが、がんばってウォーキングに行きました。
無人販売所コースです。


桃畑では、農家の方が(おそらく)摘蕾の作業やっていました。
桃はたくさん花芽をつけるので、花の数を少なくして桃の実に栄養が十分行き渡るようにするのです。


無人販売所に到着。今日は品数が少ないです。
かぶれ菜 凍みもち キャベツ ネギ 凍み大根 ですね。

あれ? 販売台の内側になんか貼紙がある!

くきたち菜の浅漬けのレシピでした!


こっちは、あさつきのレシピ。
なに、なに!? 魚の缶詰と和える?
おお! ナイス・アイディア!
お家に帰って、さっそく試してみたのが冒頭の写真です。

時間が経つと生臭さが気になってしまいそうなので、食べられそうな分だけ作りました。
サバの味噌煮缶を使ったので、味噌味が効いて美味しくいただきました。

でも、やっぱり新鮮なあさつきは醤油をさっと掛けただけが一番おいしいと私は思います。




海馬の尻尾/本

2019年03月21日 | 
著者:荻原 浩(光文社)2018年

俺には恐怖心がない。他人を可哀相とも思わない。キレッ、キレッのヤクザだ。
ある日、カシラにアル中を治すよう大学病院を紹介される。
病院なんか行きたくもねえが、これは命令だ。逆らう訳にはいかない。
医者は、俺の病気を「反社会性パーソナリティ障害」=サイコパスだと言いやがった。
そして、入院治療を受けろと言う。
一方、俺は待合室でやけに人懐っこいガキ梨帆(リホ)と知り合う。
そんな中、俺はオヤジ(組長)のゴルフの御供をした。
ゴルフ場に向かうオヤジのクルマに鉄砲玉が飛んできて、俺はカーチェイスの末に撃ったヤツを車ごと崖から転落させ、殺っちまった。
二人組の片割れをなぜか見逃してやったことで、俺の仕業であることがバレ、逆に俺は追われる身となってしまった。
カシラからしばらく身を隠せと言われて、俺が思い付いたたった一つの隠れ家は大学病院だった・・・

タイトル『海馬の尻尾』は(かいばのしっぽ)と読みます。
脳の器官の一つ『海馬』は、小指ほどの大きさで、記憶をつかさどる。
私はここに記憶を溜めるのかと思っていましたが、本によると記憶を蓄積するのではなく情報を取捨選択し記憶すべきかどうかを決める場所ということです。
そして、しっぽとは、視覚、聴覚、嗅覚などの外的な刺激に反応して、快、不快、恐怖、緊張、不安、痛みなどの情動を生み出す場所『扁桃体』のことを現しています。

荻原浩さんは、好きな作家のひとりです。
物語はハッピーエンドとは限らず、考えさせられたり、切なくなったりします。

あ~、おもしろかった!



相続・遺言・成年後見制度学習会

2019年03月20日 | チエの玉手箱
地域包括支援センター主催の「今からできる相続・遺言・成年後見制度学習会」に参加しました。
地域包括支援センターって介護の相談とばかり思っていたのですが、高齢者の総合的な生活支援ということで財産や権利などの相談にも応じていて、最近そちらの相談が増えているのだとか。
講師は、司法書士・行政書士の資格を持つ金融広報アドバイザーの方でした。
相続については父のことで勉強したばかりなので、成年後見制度について知りたくて参加しました。

成年後見制度は、認知症や知的障害、精神障害などで判断力が不十分な人の財産管理などを支援する制度で、庭裁判所に申し立てると、家裁が適切な支援者(法廷後見人)を選んでくれるというもの。
なので、司法書士や弁護士などの専門家が選ばれることが多く、費用がかかるようです。

母のために勉強しておこうと思ったのですが、今のところ母は認知症ではありませんし、財産の管理は弟も了解の上で私が行っているので、今のところは必要のない制度でした~

そしたら、昨日ネットニュースでこんな記事が出ていて、びっくりしました。

成年後見人には「親族が望ましい」 最高裁、考え方示す -gooニュース

そりゃ、そうですよね。本人がどうしたいのかを分かってるのって一番は家族です。
ただ、親族が後見人となった場合、後見人が自由にお金を使えると勘違いして不正流用するケースがあるらしいです。

他の参加者は70代以上の方が多く、遺言に興味をお持ちのようでした。