3社目のA社からでした。こちは県外からなので、夕方査定に来ることになりました。
K社との約束は、お昼の12時です。その5分ほど前に「道が混んでいて、予定より遅れます」と連絡あり。
お昼ご飯を食べて待っていると、12時20分頃玄関のチャイムが鳴りました。
「私、K社の○○と申します。遅れまして申し訳ございません。」
ふむふむ、なかなか感じの良い方です。30代前半くらいかしら。
「それでは、早速査定に掛からせていただきます。おクルマについて、特に何かございますか?」
「はい、午前中に査定してもらったら、事故車と言われました。もっとも、中古で買った時、分かっていたことなんですけどね。」
「はい、見てみますね。」
20分後、「やはり、事故車でした。後ろからぶつけられています。でも、走行距離が少ないんですね。買取価格はいくらくらいがご希望ですか?」
この買取価格の希望額は、どの業者さんも聞いてきます。
おそらくですが、こちらが相場を知らなければ安い値段で買い取ろうというつもりなのかな?
「午前中の所では、65万円と言われました。」
「はは~、65万円ですか。私の一存では決められませんので、上の者に相談してみますから、少しお時間をいただいてもよろしいでしょうか?」
この「上の者に相談」というのも、業者さんの常套句です。
こちらに考える時間を与えるということなのかしら?
それから5分後・・・
「・・・相談の結果です。我が社では60万円が限度です。これ以上は無理なので、潔く撤退します。
ミニコン付けたのはご主人様ですか? ターボ車に更に装着してるとは、クルマお好きなんですね。」
ミニコンというのは、圧力センサーの信号を最適に制御することにより、エンジンレスポンスを向上させたり、燃費を改善させるミニコンピューターのことです。(説明書、丸写し~^^;)
まあ、査定には関係ないんですけど、気付いてくれるとはこの方もかなりのクルマ好きと見ました。ヒロシのこと分かってくれて、うれしかった。
話し方が丁寧で分かりやすく、かなりの好印象です。年齢も実は27歳とのことでしたが、既婚者と聞いてその落ち着きぶりに納得でした。
この方に売りたいと思いましたが、次の業者さんがもっと高い値を出してくれるかもしれません。
もう1社さんが来ますので、ということでキープです。
つづく