チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
+昭和50年代~現在のお話も・・・

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プリコ点検

2012年06月30日 | チエの玉手箱
今日は、プリウスの24か月目の点検でディーラーに行ってきました。
24か月点検と言っても、車検ではありませんよ。
新車で購入したので、車検にはあと1年あります。

たぶん、どのカーディラーでもやってると思うのですが、車購入時に代金を一括払い、次の車検までのメンテナンスをパックにした商品を私も付けてもらいました。
6か月ごとにオイル交換とワイパーゴム交換、ウォッシャー液補充、12か月ごとにオイルエレメント交換、タイヤローテ―ションをやってくれます。
以前は、クルマのメンテはヒロシがすべてやってくれていたのですが、病気のせいもあって体力が無くなってきたので、割安なこのパックを利用しています。

いつもは担当の営業の方が車を取りに来てくれたのですが、今回はご来店いただけませんか?ということだったので、こちらから出かけた訳です。  
店舗で応対に出てくれた彼の話では、営業時間が短縮されたのでこれまでのような対応が出来なくなったのだそうです。
22時くらいまでやっていたのが、現在は18時30分で営業終了となってしまったとのこと。
節電なのか、節電と銘打った人件費削減なのか?
まあ、一石二鳥をねらっているのかもしれませんね。
何処もキビシイなぁ~

で、いろいろ話をしていたら、86(はちろく)の話題が出て、
「試乗してみますか?」
「ええ~、いいの?」
なんと、TOYOTA86に試乗してきました。
と言っても、運転したのはヒロシで、私は助手席だったので感想は今一つですが・・・
ハンドリングとレスポンスは良いが、エンジン音がうるさい。
とは、ヒロシの弁。

若者より、旧ハチロク世代のおっさんたちが買うんだろうねえ。
などと話しをしつつ、帰宅しました。

プリコはオイル交換したので、調子がいいよ~




賠償金のゆくえ

2012年06月24日 | チエの玉手箱
3月に請求した東京電力の賠償金が口座に振り込まれたのは、たしか4月中旬頃だった。
我が家は、均等に山分けすることに決めていた。

若い頃の私なら、手にする前からあれこれ考え、何に使おうか楽しみにしていたはずだ。
洋服を新調したいな。
美味しいものを食べに行くのはどうだろう?
宮部みゆきの新刊が発売されたはずだ。
新しいセーターのための毛糸を買いたいな。
そうだ!ヒロシの分と合わせたら、結構な金額になるから、1泊いや2泊旅行に行けるかもしれない。

ところがだ!
最近の私ときたら、取り立てて欲しいものが思い浮かばない。
歳を取るというのは、こういうことなのかと思う。
若い頃にはあれもこれも欲しかったのに、ある程度ゆとりが出て手が届く頃になったら、もう欲しいとは思わなくなってしまった。
何もかもが面倒になってしまっている。

それに、3.11直後には「東電から賠償金をふんだくってやる」と思っていたのに、今となったら、「帰還困難区域でもない私たちがいただいてよいものだろうか?」とも思えるし、将来放射能の影響で身体に何らかの変調を来した場合、あの時賠償金を受け取ったではないかとなんの補償も付かないのではないかと不安になったりもする。
第一、東京電力からの賠償金となっているけれども、これは国のお金が使われている。
そしたら、それは私たちの借金に他ならない。

息子たちは、いつになったら自分の分け前がもらえるのか?と催促してくるが、
「うん、まあ、そのうちね。」と、ごまかしつつ、我が家の東電賠償金は預金通帳に眠ったままである。

あ!そうだ。
このブログに使っていたデジカメの調子が悪いから、修理するか新調したいな。
うん、それがいい!


大飯原発再稼働決定に思う

2012年06月16日 | 大地震
大飯再稼働、政府が決定…7月下旬にもフル稼働(読売新聞) - goo ニュース

福島県福島市在住@チエちゃんです

やはり再稼働が決まってしまった・・・
福島県人としては、やりきれない。
原発再稼働は、福島の苦しみをまったく無視した決定と言わざるを得ない。
東京電力福島第一原子力発電所の事故が収束した訳でもなければ、十分な安全対策が整った訳でもない。
私たちは、まだ放射能に曝され、生活している。
そんな中で、政府と電力会社だけが安全を確認したという。
馬鹿げている。
今回の事故で、原発がどんなに危険な物であるか、解ったはずではないのか?
菅前首相の「脱・原発」宣言は、口先だけだったのか?

それとも、今回の事故は1000年に一度の大津波が原因だから、あと1000年は大丈夫とでもいうのか。
近い将来、東海・関東地域で起こる地震の確率は相当高いと言われている。
東日本大震災クラスの地震が発生したら、とんでもないことになる。

1つの原発が再稼働してしまったら、あとはなし崩しだ。
次々に稼働してゆく。
期間限定稼働の限定期間がどんどん延長されてゆく。

一体、誰のための政治なのだ。国民のための政治じゃないのか。



でもね、原発の再稼働を願っている人たちがいることも知ってるよ。
生活がかかってるもんね。
だから、原子力に代る安全なエネルギーが一日も早く開発されることを祈るよ。


読後感

2012年06月09日 | 
今週は、久しぶりに本を読みました。
宮部みゆきさんの「おまえさん」。
文庫各600ページの上下本で、大作です。
宮部さんは、現代ものと時代ものの両方作品を出していますが、今回のものは後者です。
「ぼんくら」「日暮らし」に続く、3部作の最終話(?)。
ぼんくら八丁堀同心 井筒平四郎と甥っ子・藍玉問屋河合屋の五男・弓之助の活躍を描くシリーズ。

私の読書は、いろいろなジャンルや作者を読むのではなく、この人と思った好きな作家の作品全て読むという感じです。

それで、その作家によって、いつも決まった読後感があるなと感じています。
宮部さんを読むと、きまってほっこりとした気持ちになるのです。
殺人事件という悲惨な内容を扱っているにも関わらず、読後は必ず暖かさに包まれるようなほっこりとした気持ちになってしまうのです。

それは、他の作家にもあって、
五木寛之さんは、壮大な気持ちに。
上野 瞭さんは、切ない気持ちに。
池波正太郎さんは、ジプシーキングスの「インスピレーション」が頭の中を巡ります。(キャハ!TVの観すぎ~)

これって、それぞれの作家の世界感ってことなのかな?
あ~、おもしろかった!




第191話 おねしょ

2012年06月03日 | チエちゃん
日曜朝のまどろみの中で、私は寝返りをうった。
その時、何やら脚に違和感を感じた。
冷たい!
私は、一瞬で目が覚め、ガバッと飛び起きる。
やられた!

ここ数日、我が家はおねしょの被害にあっている。
冬の間は私たちの布団に潜り込んで寝ていた猫たちが、暖かくなって、ボブはヒロシの、キャシーは私の布団の上で寝るようになっていた。
5日前の夜中、ボブが突然ヒロシの布団の上で、おしっこをしてしまったのだ。
正しくは、それはボブのおねしょではなく、マーキングとうのかもしれない。
眠っている時、知らぬ間におもらししている訳ではなく、確信犯だからだ。
その被害が、今朝は私の布団だったわけだ。

少し語気を強めてボブを叱ると、彼は身体をくねらせ、顔を床にこすり付け、照れくさそうにする。
やはりネコなりに、気まずいのだろうと思った。
そういえば、チエちゃんにもそんな時があったっけ・・・


夕飯後に出された梨がことのほか美味しく、テレビを見ながら、何個も食べてしまったチエちゃんです。
「もう、そのへんにしとげ。おねしょするようになるぞ。」
「だいじょぶだもん。もう、おねしょなんかしないもん。」
そう言って、おばあちゃんと布団に入ったチエちゃんは、夜中に揺り起こされました。
寝ぼけ眼のチエちゃんは、なぜ起こされたのか分からないままです。
「だがら、言ったべ。食い過ぎだぞ」
お尻のあたりが、冷や冷やしてきました。
「ほら、早く着替ろ!」
(しまった! やっぱり、梨を食べ過ぎた!)

そういえば、さっきまで夢を見ていたような気がします。
おしっこがしたくて、急いでお家に帰ろうとしていました。
もう、漏れそう。ダメだ!
そう思ったとき、目の前に、お家の便所が現れ、よかった間に合った・・・

翌朝、あれはおねしょをした夢ではなかったのか?と思うものの、お布団の地図を確認して、
(ああ、どんな顔で茶の間に行ったらいいのだろう?)
なんとなく恥ずかしく、やっぱり母ちゃんの忠告を聞いておけばよかったと後悔するチエちゃんなのでした。