チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
+昭和50年代~現在のお話も・・・

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はじめての方は「チエちゃん」のカテゴリからお読みいただくことを推奨しています。 もちろん、どこからお読みいただいてもかまいません。

「スマイルふくしま」プロジェクト

2011年08月28日 | 大地震
福島県福島市在住@チエちゃんです



先週の日曜日、変な新聞が届きました。一面、ひまわりの絵。
上のサムネイル版がそれです。

季節の花を福島県内に咲かせ、県民を勇気づけるプロジェクト
スマイル ふくしま~育てよう 笑顔の種~


が、進行していたようです。

ひまわりは6月に種植えが終わってしまったので、次のお花の時購入してみようかなあと思っています。
次は、何だろうね。



稲の花が咲いた

2011年08月24日 | 大地震
福島県福島市在住@チエちゃんです

これは、先週8月16日に撮影した稲です。
今年も稲の花が咲きました。
みどり色の稲穂についている白い点々が、稲の花のおしべです。
今年は日照も十分で、さぞや豊作になることだろうと思いますが、
やはり心配なのは、放射能です。

出来上がったお米の放射性物質含有量を調べてみなければ、それは分かりません。
今年農家が作付をしたのは、出来上がった米に含まれる線量によって被害の状況が分からなければ、保証の対象とならないからです。
また、1年稲作を休んでしまうと、田んぼを元の状態に戻すためには3年かかるとも言われています。
収穫しても果たして出荷できるのか?
たとえ放射線量が低く、基準値内だとしても、福島県産のお米は買ってもらえるのか?
今、農家の方々は不安や焦燥など、複雑な思いで稲の生育を見守っていることでしょう。

福島県では、22日会津坂下町で早場米の収穫作業が始まり、25日に放射性物質の検査を受けることになっています。




第187話 森永マミー

2011年08月19日 | チエちゃん
その年の夏、チエちゃんはいつになく早起きでした。
それは、毎朝配達される「マミー」を冷たいうちに飲みたかったからです。

あれは梅雨に入った頃だったでしょうか。
隣組の松本さんが、チエちゃん家にやってきました。
「俺、今度ない、牛乳配達やることになったんだぁ。
 ほんで、こっちの家でもひとつどうがなど思って来てみたんだげんちょも・・・
 どうだべ? ばあちゃん!」
「・・・・」
 おばあちゃんは、思案顔です。

「ほうだ、これはどうだべ?
 今度ない、森永がら新発売の『マミー』っていうんだげんちょも、
 ま、ヤクルトみだいなもんだない。
 子供の成長にもいいんだぞい。
 さ、チエちゃん、飲んでみっせ。これは、サービス!
 ばあちゃんも1本どうぞ。」

チエちゃんとおばあちゃんは、牛乳瓶よりも小さな瓶に入ったマミーを飲んでみました。
ヤクルトとは少し味が違うけれど、甘くて美味しい。
でも、チエちゃんは思いました。
うちで、こんな贅沢な物を取るはずがない。たま~になら、まだしも毎日だなんて。

「どうだべ、ひとつ? ばあちゃんのほまぢ(ほまち金)で。孫さまも喜ぶぞい。」
と、松本さんは揉み手をしています。
「チエ、どうだい? 飲んでみっか?」
「うん」
「ほんじゃ、2本ずつ3ヶ月お願いすっぺが。」

「はいはい、毎度ありがとうございます!」

こうして森永マミーは、チエちゃんの期待をよい方向へと裏切る形で毎日届けられることになったのです。
おばあちゃんは孫たちを喜ばせたかったことはもちろんですが、隣組の人の頼みを無下に断ることができなかったのです。


注:森永マミーは現在も販売されていますが、紙パックのみで瓶入りのものはないようです。
  リンクサイトの「マミーのご紹介」で1965年を見てください。
  チエちゃんが飲んでいたなつかしい瓶入りマミーを見ることができますよ。
 

福島の桃、おいしいよ~

2011年08月18日 | 大地震
福島県福島市在住@チエちゃんです

正直、今年は桃食べられないのかなって思ってました。
でも、放射線量は基準値以下なのでよかった~
私は、くだものの中で桃が一番好きなんです。
食べることができて、うれひぃ~

でも、出荷できてもやっぱり売れ行きは悪いそうです。
農家の方は困っています。
みんな食べてね!
福島の桃はこんなに美味しいんだから。
チエちゃんが太鼓判を押すよ!

ジグソーパズル1か月

2011年08月13日 | チエの玉手箱
夏休みなので、毎日更新!

6割くらいは出来たかな~と思いますが、残りは茶色ばっかりです。
ここからが、時間かかりそう

ジグソーパズル楽しいんだけれど、これが意外に目を使うんですよねえ。
目薬のお世話になりながら、やっています。
失敗したかな~


ジグソーパズル10日目はこちら

ツバメ

2011年08月12日 | 大地震
福島県福島市在住@チエちゃんです

いつも行くスーパーの照明灯の上に毎年巣を作るツバメが、今年も子育てをしている。
例年なら梅雨の時期に卵を産み、梅雨明けと共に巣だっていくのだが、今年はずっと遅れている。
やはり何か異変を察知してのことなのかな?
でも、うれしいよ。
また福島を子育ての場所に選んでくれて。
「いのち」って、いいよねえ。

東日本大震災のあの日から5か月が経った。
今朝方も、震度4の余震があった。
いつになったら、安心して暮らせるようになるのかな・・・


校庭表土除去

2011年08月10日 | 大地震
福島県福島市在住@チエちゃんです

先日、息子たちが通った小学校の前を通った時のことです。
違和感を覚えました。
その原因は、校庭に見慣れぬ物があったからです。
ブルーシートに覆われた大きな塊。

ああ、これが報道されていた表土除去なんだ。

表土除去というのは、土の表面数㎝を削り取り、削った土は穴を掘り埋める作業のことです。
附属小学校でやったら放射線の数値が下がったということで、福島市内の全部の小中学校でやることになったらしいのです。

でもねえ、私は気休めにしかならないと思うんです。
一時的に放射線量が下がったとしても、まだ穴の中には放射性物質が残っているわけだから、いくらシートで覆っていたとしてもこの先30年の間に漏れ出すかもしれないし、雨が降ったら雨水に溶け込んで浸み出してしまうかもしれないのです。
削った土から完全に放射性物質を除去して埋め戻すのならいいのですが。

今日は、市内の放射線量の高い地区で除染作業が行われたとニュースで言っていました。
アスファルトの道路に水をかけて流していたのだけれど・・・
その放射能が含まれた水は何処へ行くの?
土中に染み込むか、側溝に流れて川や海へ・・・そして、いずれ私たちへ帰ってくる。
放射性物質は移動しただけのこと。

けれども、こんな作業でもやらずにはいられない私たちなのです。


ハートのなる木

2011年08月06日 | 大地震
福島県福島市在住@チエちゃんです

先日、飲み会に行ったお店にハートのなる木がありました。
ご本人の了解を得ていないのですが、私も同じ気持ちなので掲載させていただきます。

 いま私達が福島に居るというのは、きっと意味があってのことだと思います。
 メッセージを伝え続けていきましょう。
 そして、笑顔で、明るく、元気に 生きていきましょう。
 Tomo


いま福島県に住んでいる私たちだからこそ、伝えられるメッセージがあるはずです。
そんな思いから、私もこのブログを再開しました。
最近、すっかり更新サボっていますが、できるだけ今の暮らしぶりなどを伝えていきたいと思っています。