カナリアな日々

百姓になって15年目。補習塾カナリア舎はフェードアウト中。小麦、蕎麦、大豆などを作っています。

抗がん剤と農薬散布

2010-07-17 20:44:49 | インポート
うんかなど稲の害虫を殺そうとして、農薬を散布する。

すると、うんかも死ぬけどそれを食べてくれる蜘蛛などの虫も、蛍も皆死んでしまう。


うんかや蜘蛛は、またどこからかやってきてそれなりに増えてくる。



でも蛍は何年も、いやほぼ永遠に戻ってこない。



抗がん剤治療には似たような臭いを感じる。


こいけ無事手術終了

2010-07-14 22:34:42 | 乳がん撲滅作戦
こいけ無事手術終了
術中の迅速病理診断で、センチネルリンパ節への転移はなく、リンパ節は全部取らないで済んだ。(センチネルの二つだけ)



約2時間半の手術だった。朝9時に病室出発、ちょうど正午に担当女医に呼ばれ、切除した組織とともに説明を受けた。



この若い後期研修医S女史、説明無愛想で、コントロール欲求が強い感じ。必然的に、術後の抗がん剤の使用など巡ってすでにこの二日火花を散らしてきた。(苦笑) 病院で、携帯なので長くは書けないが。



つかさんもこの棟だったようだし、ここも抗がん剤、放射線治療が当たり前の標準治療。




入院していきなり、「抗がん剤治療が始まると髪の毛が抜けるので、かつらを買っていただきます」みたいな言い方されて、こいけは涙ぐんでるし、大いに疑問を感じ始めた。



あげく僕のなにげない質問に対し、女史、抗がん剤併用なら大丈夫だが、ハーセブチン単剤投与では保険適用にならない、自費とか言う。制度の問題だと。




うそつけと思って別棟の薬剤部行って確かめると、そんなことはありませんと言う。




薬剤部の問い合わせを受けて、また女史、病室まできて「単剤投与はガイドラインに沿った標準治療じゃないから審査が通らない可能性が高いのです。」どっちよ。



今日になって術後の説明の際、「認められるそうです」と訂正、しかしそれだけ。謝罪なし。疲れる。




万事がこれじゃ今後が大変。こいつダメだな。 そのうち頃合い見て担当医代えてもらうかも。



が、今日は休戦、しばらくはこいけの回復、リハビリ、退院に集中する。



回復も早そう。



とりあえずよかった。



部屋に帰ってプリンなど口にし始めた。




今晩も泊まり。



海の見える部屋だったよ。


命か破産か

2010-07-09 22:38:30 | 乳がん撲滅作戦

針生検の追加病理検査結果をカルテで見た。昨日カードリーダを購入、自宅PCでも見られるようになった。





ん?
ホルモン受容体(ER,PGR)陰性→つまりホルモン療法は効かないってこと。
HER2スコア+3(強陽性)→これは最高レベル



これはガン細胞の表面に、増殖を助けるガン遺伝子がたくさん過剰に発現しているってこと。つまり転移性、、進行性の高いガンだということのようだ。





をいをい、だいぶ先月の見立てと違ってきてるんじゃないか?こら!





最高レベルに病院を急がせて良かったのかも。もうあと数日だもの。手術を急いで急いで!転移しないうちに早く!






しかし、現在はこのようなHER2陽性乳ガンに対抗するべくハーセプチンという分子標的治療薬が開発されて、効果を発揮しているらしい。こいけのためにあるような薬だ。





抗ガン剤の一種だが副作用も比較的少ないらしい。術後の投与がありそう。






しかし・・・問題はその費用。






一昨年から保険適用にもなったが、それでも自己負担額年間150~200万くらいするみたい。(詳細調査中)唖然呆然。





高額療養費があるっていってもこりゃ大変だ~。えらいこっちゃ。最低自己負担額は払わなくちゃいけないからね。家売らないと無理かも?






こいけは明日から病気休職の長期療養に入る。





僕の方は今日整形で右ひじにケナコルトを一発打ってもらってきた。





来週入院手術。今年は一枚切りの田んぼだけど、秋には二人で稲刈りできるように頑張るつもりだ。





海の見える方の個室だといいなぁ。って観光じゃないって。(苦笑)







こいけ入院予定のKタワー。

100701_k2






















必ず生還させるぜ。


残念ながら浸潤ガンだった

2010-07-04 23:47:24 | つれづれなる想い

針生検の結果が出た。当初の見立てとは異なり、病名は浸潤性乳ガンだった。
だったら初めから期待させるようなこと言うなっちゅうねん。





と言っても、あくまで早期ガン(ステージ1)で、どちらかと言えばおとなしいガンらしい。






しかし細胞レベルでの転移はわからないとのことで、予定通り来週入院、手術となった。







しこり部分の部分切除(乳房温存術)とセンチネルリンパ節生検を行い、術中に迅速病理診断、センチネルに明らかな転移がなければ、そこで終了、見つかればそのままリンパ節を全部切除する。







また術後、切除部分の病理組織診断を更に行い、(その結果次第では再手術もありうる)、取り切れていると予想されたとしても、8月頃より1ヶ月にわたる放射線治療(毎日通院)、その後抗ガン剤またはホルモン投薬を5年前後行うという予定。





センチネルへの転移、そして再発がないことを祈るのみ。
一応10年再発しない可能性は95%くらいあるらしいが、いまいち安心できん。




僕の右ひじの痛みは慢性化、すでに塗り薬も4本目。それでもこいけ入院に備えて毎日草刈り。田植え終了後2週間以上経って、今年3回目の草刈りがまだ一通り終わらない。




昨年のうるち米田んぼの(ドリル直播き)イネ子達は、草刈り機で全部切り倒して回った。





こいけも術後草刈りもあまりできなくなるかも知れない。




右腕も心も折れそうな毎日。しかもこいけ入院中に、また焼鳥屋で役員会議だって。何もかも投げ出して逃げ出したい気持ちに駆られる。






明後日は両親がこいけを見舞いにやって来るそうだ。もちろん僕が送迎。




試練の日々は続く。