稲刈りシーズン真っ盛り。ヒダスキで使う稲藁を戴いてきた。
戴き先は酒蔵。小生が20代からどっぷりと(呑む方も含めて)お世話になっている造り酒屋。岡山で雄町米復興のきっかけを作った蔵でもあり、備前焼の大甕で古式ゆかしくお酒を作ったりと精力的に展開されている。
味としては『醇酒』で、岡山のやや甘く濃い味の地魚料理などとの相性が良い。
小生としては、絞りたて(吊るしの!)大吟醸の酒粕で作る粕汁が「最高~~」であることは蔵元にはナイショなんだけど。あまり手に入らないのが難。でも、絶品。
という事で、小生が使うワラは酒米の雄町米のワラである。
ここ数年はずっと。多分この先も。理由は茎が長い品種であるからに尽きる。
ヒダスキはワラをモノに置いたり巻いたりして発色させる。
短いワラで長さが足りない場合は、接いで長くするけれど、その結び目がスッキリとしない景色になる場合がある。長いワラで巻ききれる方が美しい。特に大皿などでは致命的な差がでる。
しかし、稲という植物はスゴイなぁ。
実が食料になり、茎が梱包材(俵、ムシロ)、籾は緩衝材になり、さらに納豆菌も居るし、家畜の飼料や飼育資材、それでも残れば肥料にも。
備前焼からの観点でいえば、岡山が平地であったからこそ稲作が盛んでもあり、身近にあって手に入りやすい藁(梱包材・緩衝材)が、そのままヒダスキになったのであろうし……。
日本の歴史を支える植物ですなぁ。普段は意識しないけれど、5円玉にもはっきりと描かれているしねぇ。
あっ、ちなみに粟・稗(アワ・ヒエ)でもヒダスキは出ます。
これはある時の窯詰めで使った有機農法の稲ワラに、アワやヒエのワラが混じっている事があって、最初はきちんと選別していたけれど、ふと「昔の田圃の状態ならもっと混合していたかも。資材としてのモノをそんなに厳密に分けたのかな?」と疑問に思いやってみた次第。
経験上、遜色なく発色します。
という事で、古備前のヒダスキで、アワやヒエ由来のモノがあったりして……ね。(謎)
戴き先は酒蔵。小生が20代からどっぷりと(呑む方も含めて)お世話になっている造り酒屋。岡山で雄町米復興のきっかけを作った蔵でもあり、備前焼の大甕で古式ゆかしくお酒を作ったりと精力的に展開されている。
味としては『醇酒』で、岡山のやや甘く濃い味の地魚料理などとの相性が良い。
小生としては、絞りたて(吊るしの!)大吟醸の酒粕で作る粕汁が「最高~~」であることは蔵元にはナイショなんだけど。あまり手に入らないのが難。でも、絶品。
という事で、小生が使うワラは酒米の雄町米のワラである。
ここ数年はずっと。多分この先も。理由は茎が長い品種であるからに尽きる。
ヒダスキはワラをモノに置いたり巻いたりして発色させる。
短いワラで長さが足りない場合は、接いで長くするけれど、その結び目がスッキリとしない景色になる場合がある。長いワラで巻ききれる方が美しい。特に大皿などでは致命的な差がでる。
しかし、稲という植物はスゴイなぁ。
実が食料になり、茎が梱包材(俵、ムシロ)、籾は緩衝材になり、さらに納豆菌も居るし、家畜の飼料や飼育資材、それでも残れば肥料にも。
備前焼からの観点でいえば、岡山が平地であったからこそ稲作が盛んでもあり、身近にあって手に入りやすい藁(梱包材・緩衝材)が、そのままヒダスキになったのであろうし……。
日本の歴史を支える植物ですなぁ。普段は意識しないけれど、5円玉にもはっきりと描かれているしねぇ。
あっ、ちなみに粟・稗(アワ・ヒエ)でもヒダスキは出ます。
これはある時の窯詰めで使った有機農法の稲ワラに、アワやヒエのワラが混じっている事があって、最初はきちんと選別していたけれど、ふと「昔の田圃の状態ならもっと混合していたかも。資材としてのモノをそんなに厳密に分けたのかな?」と疑問に思いやってみた次第。
経験上、遜色なく発色します。
という事で、古備前のヒダスキで、アワやヒエ由来のモノがあったりして……ね。(謎)