備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

ワカメ干し日和

2012-05-01 11:03:38 | 料理・食材
春はワカメが旬。
牛窓に住んでいた頃は、棒に鎌をくくりつけて岸壁から手繰り寄せたりして採ったものですが、今は山暮らしなのでそういう機会もなくなりました。
ボチボチ、海の水温が高くなるとワカメも先端から溶け始めて、海の中に茎だけが漂っっているようになります。お天気具合から言えば終了間近。で、その前に天然ものをドッサリ頂きました。3、4本相当なのでしょうが長いので充分な量があります。

頂いた日は『ワカメしゃぶしゃぶ』をしました。メインがワカメです。出汁はシイタケ、豚肉で。貝柱さんがご不在であったのが残念。
葉、茎、根元と色々と試して……美味しいのは中間よりやや根元側の軸付きの部分と判明。
よく沸騰した出汁に「しゃぶしゃぶっ!」とすると目にも鮮やかな緑色になります。二杯酢で頂きます。味に飽きたらゴマ油を少し入れて味チェンジ。

家族総出で食べてもまだまだありますので、残りは干しワカメにすることにしました。
茹でるのは細君と子供達。火の通り具合が違うので部位ごとに分けて。(売っているものは長いまま海水で茹でているようですが、自宅の鍋だと一気に温度が下がりすぎるので小分けにする作戦です)


本日は天気が良いので、茹で上がったワカメを家中のザルを集めての天日干し。


こういう時に軽トラが便利。素晴らしい作業台です。風通しも良いようで。
直射日光に当ててカリカリっと黒くなればOK。乾燥したら瓶にでも入れておきましょうか。

試しに『メカブ(根っこ近く)』も干しているのですが、さてどうなりますやら。
塊のままバージョンと細切りバージョン。(塊は出汁用になるかなと思って。昆布出汁じゃなくてワカメ出汁に挑戦)
でも、メカブはそのまま叩いて二杯酢で食べるのがベストの気がするけど……。

茎は表面の水分が飛んだぐらいで細く刻んで冷凍庫へ。
お味噌汁にそのまま使えるように小分けにしておきました。(←こういう事には良く気が回る)


今日はワカメのお世話をしながら仕事です。


(どっちが仕事やら)