備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

カモ・第二段階

2012-01-28 12:23:24 | 陶芸
冷蔵庫でオネンネしていたカモ。バラします。
捌き方は鶏と大差なかろうと判断して取り掛かりました。筋肉のつき方が違うので大差ありましたが、修正の範囲内です。
トリは関節を曲がる方向と逆へ押し返すと切るべき位置が判ります。そこへ包丁を入れて手羽、モモなどを外します。
腹を上に向けてザクザクっと。

カモ肉の一番大きな塊は胸です。

真ん中に大きな骨があるのでそれに沿って、魚の3枚卸しの如く包丁を入れます。

首の付け根にはⅤ字型の骨があるので、それを切断。


ぐるっと、大きな塊の胸肉が取れます。


背中側へと引っくり返してボンジリを確保。焼き鳥屋さんでお馴染の部位です。

塩焼きにして鶏との食べ比べの予定。
メニューなら「天然青首のボンジリ入荷しました。時価」ってヤツですな。(あるのかな?)


アバラ骨などは手でバキバキっと外せます。


これで解体終了。


さて、ここからが仕分け作業です。塊肉・ミンチ用・ガラと分けます。
ネックなどの骨付き肉は出刃包丁の背で骨ごと叩き潰します。皮を外すとやり易いのでクルクルっと。


あらかた潰したらミンサーへかけます。

何回か通して出来上がり。
手で触ってみて舌に触りそうな骨が無いかをチェック。これでツミレ用を確保。

ガラはもちろんスープ用。鶏と異なるのは骨が薄い事。そして随分と軽量です。
この軽量さとあの筋肉量で長距離を飛べるんですなぁ。フムフム。


さてさて、次は料理ですが、焼いて良し。鍋に良しです。
何するかなぁ~~。やっぱりイワツネギあたりを背負わせて……ですか。


(お酒の選定しとかなくちゃ)