備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

春待ちの雪

2011-02-11 19:03:29 | Weblog
う~~ん、気温の寒い話が続いておりますが、流石2月です。
岡山では、『東大寺のお水取り』ではなく『西大寺のはだか祭り』が来れば、いよいよ春という心構えになります。もうすぐ。

さて、朝、予報どおり雪。時期的には、春待ちの雪ということか。
雪は木々に着雪したまま凍っていて、山全体が白。空も曇っていてグレー。窓外は階調の違う白で覆われている。
雪が吸音する為か、時折近くの道を通る車の音も今日は一段遠くに感じられる。

静謐な白。

外に出ると、ここ数日来の刺すような寒さは若干和らいでいて、「何だか冬も良いなぁ~」と思わせてくれる一瞬でした。ただし、やはりそれは一瞬であって、寒いもんは寒い。
豪雪地帯の人々に比べれば、……、何も言えません。


仕事は……というと、窯から出したモノは全て水漏れチェックします。
水を入れて一晩放置するのですが、今、屋外ですると凍る可能性大。水が凍ると膨張して、徳利など首が細くて薄い作りのモノはその圧力で割れるので、屋外ではそれも出来ず……。狭い仕事場に並べて少しずつやっています。
遅々とした仕事振り。はやく暖かくなって欲しいものです。


ヤキモノ屋の友人で『窯焚き中に雪が降る』という雨男ならぬ雪男がいますが、「今日何かしたのか?」と思い巡らせています……。

昼には融けましたが、今晩冷える予定。
しかも、また雪っ。

 ┐(-。ー;)┌