備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

草抜き放棄、2年目

2010-07-01 07:23:40 | Weblog
近隣の家は何処もが敷地内の草は殲滅させて、マサ土が綺麗に入っている。もちろん水溜りなんて出来ない。
これが田舎の標準仕様。
今まではこれに倣っていたけれど、昨年から徹底的に根っこまで抜く草取りはやめた。
上だけを草刈りする。

マサ土が露出した土地は照り返しが強くて、炎天下では見た目にも暑い。
なので、「草を生やして、少しでも温度上昇を抑えよう」と。
それと「除草剤はイヤ」だし、かといって「手で抜くのは、あまりにも狂気の沙汰」という理由もある。

家の周囲だけは、ヘビが怖いので土が見えるように草抜きをする。(=発見しやすい)
その他の部分は積極的に草を生やす。しかし、何でもOKではなくて、丈の低い草だけが生き残る環境作りで。大体2~3センチぐらいかな。


知人の窯の周りが「芝生?」というぐらいメヒシバの密生になっていて、それが美しい!
雑草onlyで美しいのは、ハイレベル。

訊けば「とにかく草刈り。そのうちに背の高い雑草の種が無くなって生えてこんよ~」との事。「多年草に関しては、抜くのが勝負が早い」とも。さすが農学部卒でいらっしゃる。


小生は、整った庭よりも下草がある明るい雑木林が好き。あと安全も大事。(田舎はイロイロあるのよ)
某『湯布院 玉○湯』みたいに、ザックリとした雑草の植生が良いけれど実際は至難の業に違いない。


当面は、メヒシバを優勢にしてマルチする予定。
今の段階では、クローバー・オオバコ・フジが群生している部分があって、そこが草刈り重点地域になっている。
草を生やすのも、殲滅させるのも、どちらもそれなりに難しさがあるなぁ。

もっとも、開拓始めの頃のススキ・笹・女竹・灌木だらけの耕作放棄地から思えば、随分進歩しているのだが。


ゆっくり自然に任せながらも、イメージに近づけるように……。
無理せず、しかし着実にやりたいところ。