子供の頃、いわゆるベットタウンの団地育ちだったので、日曜大工をするのも大変だった。
ちょっと工作しようと思ってもベランダでは狭すぎて出来ないので、材料、道具の全てを階下の共有スペースまで持って行き、事が終わろうが途中だろうが全てを撤収しなければならない。
山暮らしの良かった事のひとつは、日曜大工のしやすさ。田舎暮らし必須の軽トラックが大活躍する。材料を軽トラックで買いに行く。帰宅して、ゴミ焼場の横へ。荷台は臨時の作業台に早変わりする。材木のカット、カンナ掛けをする。全てを乗せたまま移動。工作設置して、終了後、またゴミ焼場へ。荷台の上のゴミはすぐに焼却。
団地暮らしでの不便さは無い。ある面で田舎の不便さは、思わぬときに便利さとなる事を実感。あまり共感いただけないかも知れませんが…、町の子供としては、こういう事は、かなり嬉しい事なのです。日曜大工の音が近所迷惑にならない事も、そう。
大体、ウチの子供に「近所迷惑になるから静かに!」って行った事が無いなぁ~。