AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

自動運転のプロバイダー(5)

2016-09-25 16:40:41 | 世界標準の消費価値




















電気自動車になった事で、AppleがiTuneで音楽業界をひっくり返し、Googleが 48年前カナダ映画庁の名作「Cosmic Zoom」の世界をいとも簡単に誰もが体験できてしまう「Google earth」を実現した様に、電気自動車はザックリ申しまして電池で動くオモチャと同じです。
テスラモーターはシャーシを自家製で作り、ロータスのボディを載せたロードスターは高額にもかかわらず売れております。日産と組んだ画像認識トップクラスのイスラエルのMobile eye と同じ様に、ドイツのタイヤメーカーであるContinental社もレザービームと画像認識で日本の自動車メーカーと組んでおります。マツダやスズキの車体にも搭載されております。2020年 迎えるでありましょう東京オリンピックに照準を合わせ、日本の車の世界市場を狙っているのでしょう。そこには既にフォードもクライスラーもありません。日本の自動車メーカーと組んで世界のシェアを得るためです。世界市場で怖いのは自動運転が加速される程に、ミラーや従来の部品供給メーカーも全てひっくり返されます。そこに入り込もうとしているのです。多くの自動車メーカーにミラーを供給している村上開明堂も転換期をむかえております。
未だ未だlevel4になるであろう問題点は幾つもあります。一つは「車好きは運転したい!」ポルシェやフェラーリ、ランポルギーニやブガッティ等は自動運転にはしないでしょう。したらまず売れません。もう一つは「GPSやサーバーがダウンしたらどうなってしまうのでしょうか?」時代がデジタルになればなるほど、アナログの世界の深さを知る事になるのです。電気自動車のレース 静かな音で音が伝わってこない。でもスピードは早い!やはり レーシングサーキットでは、あのけたたましいスピード音が観客を魅了するのです。鈴鹿のアイルトン・セナのF1の様に、、、。

集合知の無知(17)

2016-09-24 11:18:18 | 今そこにあるメディアのリスク



戦後の経済成長はCMで言えば、世界を股にかける猛烈ビジネスマン「24時間戦えますか」のリゲインが表現のシンボルでした。そしてバブルが崩壊し、リーマンショックが世界を覆い尽くし、そしてデフレとなり、アベノミクスに今やマイナス金利の異次元状態です。戦後の新自由主義経済が齎した、ダニエル・ピンク氏 のモチベーション2.0 低成長の経済で一体何処に向かっているのでしょう。





東京都の豊洲移転問題 これも今のモチベーション2.0の生き甲斐のない仕事ぶりと言えるかも知れません。
誰かが気ずいても、それを言えない都風とでも言いましょうか、、、。言ってしまうと「村八分」にあうのかも知れませんし、出世が遠のくのかも知れません。生き甲斐のある仕事を楽しみ、その対価として外発的モチベーションのお金を貰う。のですが、豊洲に建ててしまってから誰も責任の所在すら解らない。バブル崩壊後 そういう内発的モチベーション「やる気の生き甲斐」を奪ってきた末の大問題の例でしょう。全ての企業に競合させ安い入札を選ぶ。全てに於いて、モチベーションの劣化なんでしょう。明治は遠くなりにけり、、、。そして148年が経ちました。幕末くらい多くの主役級を生んだのも珍しい時期でした。



幕末から明治中期の日本人の生き様を日本を訪れた外人の書簡から探る「逝きし世の面影」ハリスにしても、一航海士も「この国に我々の持つ文明を強いてよいものだろうか?」その様な事が多く記されております。江戸幕府側も、薩長側も「誰もお金のために動いてはいない。そして各々義の為に若くして死んでいった。」私利私欲で動いた人間はいなかったのでしょう。そういう意味合いでは、欧米列強とも中国の当時の清国とも全く違った独自の鎖国路線が良かったと思います。この時代のモチベーションはもしかしたら3.0だったかもしれません。
但しその生き甲斐のモチベーションの第一期は明治、日清 日露戦争 日本の「武士道」精神が生きていた頃です。乾電池を作ったのも日本人です。実際 日露戦争でも使われたそうです。昭和初期まで。戦後焼け野原から経済でモチベーションの第2期をむかえ、バブルが弾けてその後「生き甲斐がなんだか解らなくなってしまった。」それが今でしょう。以前 国民を一言で表す表現があります。船が沈没する時に言う言葉「みんな海に飛び込んだぞ!」これが日本人を表した言葉です。そろそろ「日本人をやめませんか?」そうすれば、少しはモチベーション3.0に近ずくかもしれません。忘れてはいけない事、江戸幕府は凡そ260有余年です。今何が起きてもおかしくないのです。

自動運転のプロバイダー(4)

2016-09-22 17:20:20 | 世界標準の消費価値






AppleもiTVでテレビの世界統一を図るかと思われましたが、Googleと同じく自動車に舵を切り替えました。今は亡き 創始者 スティーブ・ジョブズ氏の夢でもあった様です。その開発コードネーム 「タイタン」秘密裏に開発するAppleですが、一部画像が流出しております。Apple Watch では、タグホイヤーのマネージャーを引き抜きましたが、今は電気自動車メーカー テスラーから多くの人材を引き抜いております。しかし最近 Appleが自動運転者開発事業への参入を見直し、プロジェクトの一部を中止、関わってきた数十人の従業員を解雇した模様です。
自動車業界から様々な人材を雇い、リソースを投じ、7月にはボブ・マンスフィールド氏が同プロジェクトの責任者となった、と伝えられていました。



しかしNew York Timesが入手した情報によれば、プロジェクトの一部は中止されすでに数十人がレイオフされたようです。Apple社内ではこのレイオフは、自動車プロジェクトの「リブート(再起動)」だ、と伝えられているとのことです。
マンスフィールド氏のトップ就任以来、Appleはプロジェクトの目的を、自動車の設計と製造から、自動運転車向けの基礎技術開発へと大きく方向転換した模様です。
電気自動車には、バッテリーやセンサー、ソフトウェアなど、コンシューマーエレクトロニクスの技術が必要です。googleが得た世界のメガデータはAppleにはありません。そうなるとGoogle同様に自動運転のプロバイダー戦略に向かうのではないでしょうか?携帯電話のOS同様に「iOS VS Android 」の熾烈な戦いが起こっているのです。Level4の頂点に立つのは一体何処でしょうか?

自動運転のプロバイダー(3)

2016-09-21 15:48:17 | 世界標準の消費価値






テスラーが日本でも自動運転車を発売しました。メルセデス マクラレーンの様にドアが上に上がる仕組みです。発表会でも数ヶ月前に起こった自動運転車とトラックとの事故です。自動運転車初の死亡事故でした。テスラーといえども、Level3や4ではありません。自動運転システムはドライバーをサポートする立場です。




テレビ東京のガイアの夜明け「自動運転"がやって来た!」でも日産の新型自動運転搭載 セレナを中心に紹介しておりました。セレナは発売後、高速道路での停止の誤作動などで一時出荷を取りやめておりましたが、日本車としての自動運転には最先の悪い船出でした。
日産 、Google 、テスラー 、トヨタ他Level4が完成するでありましょう2020年に向けて凌ぎを削っておりますが、Googleが世界中の実証実験をし、日産がイスラエルのMobile Eyeやメルセデスベンツが自動運転コンセプトカーを発表しても、市街地でのデータ認識が1番困難な事に変わりはありません。ガイヤの夜明けで取り上げていた自動運転の盲点はカーナビの地図にありました。
金沢大学菅沼准教授はトヨタプリウスを改造した実験車両で走行実験データを取り込んでおります。そこで起こった。「自動運転を終了します。」のナビの声。一体何が起きたのか?人間の目でも勘違いしてしまう標識が原因でした。「止まれ」の標識に明記された17m、人間の目でも勘違いしてしまう様な指示でした。カーナビでは此処までは要求されませんが、完璧な地図を作らないことには重大な事故を起こしてしまうのです。これには気ずきませんでした。Googleにしてもマップやストリートビュー等、日本各地全てがデータ化はされておりません。未だ未だ都会だけです。日本の過疎地域での自動運転走行が出来ない限り、「自動運転の消費価値」のハードルは未だ未だ高いのです。


自動運転のプロバイダー(2)

2016-09-20 14:17:27 | 世界標準の消費価値












ご存知の様にGoogle Map、 Google Street View そしてGoogle Earthと世界の情報をメガデータとして集積していくその先は レベル4を各自動車メーカーとは違う角度で市場を獲得しようとしています。その実証実験では1日あたり300万マイル(約480万キロメートル)、実に地球120周分という距離を自動運転カーは仮想空間の公道を"走行”するそうです。走行する場所も高速道路だけでなく一般道を含めてさまざまなシチュエーションが想定されています。アメリカ国内では自動車は2000年単年だけでものべ2兆7000億マイル(約4兆3000億キロメートル)を走行したそうで、安全性を担保するには全自動車が走行した総距離と同等の距離をテストするべきだとGoogleは考えています。Googleは車を作る事など考えていません。車のOSを狙っているのです。要は携帯電話の「Android」同様に自動運転走行のプロバイダーになりたいのです。世界中の地図化を図っているGoogleですから、自社で開発せずにGoogleに任せる自動車メーカーもあるでしょう。Appleも同様だとは思いますが、Appleはパソコンを作ってきた企業ですから作るかも知れません。ここでも「Android VS iOS 」となるでしょう。
レベル4に何処が1番早く行きつけるか?それが世界の自動運転走行の鍵を握ることでしょう。
勿論 供給のヘッド プロバイダーになる為にです。