AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

薔薇の蕾の被写体深度

2019-03-14 09:51:10 | Mobile のMedia bible


深度コントロール — 背景を思いのままに — Apple

 

「薔薇の蕾?」で映画と判る方は、映画通か映像系の学校に通っていた方かも知れない。でも最近では、「映画監督になりたいです!」「小津 安二郎監督の映画観た?」「誰ですか?」「東京物語は?」「知りません。」こういうのが多くなった。現場を世話した先生も嘆いていた。「私は制作進行になるのに入ったんではありません。監督になる為に入ったんです。無知もここまでくると大したものだと思う。新聞王ファーストの冒頭シーンの謎の言葉「薔薇の蕾」この作品での映像技法の一つが、パンフォーカスである。アップした動画の様に奥からズームしていく中で、フォーカスが合っている。相当量の照明を炊いたであろう事は容易にわかる。

 

Special Effects use in Citizen Kane

 

巨匠オーソンウエルズにしても、AVATAのジェームズキャメロン、黒澤明にしても技術者ではない監督が編み出した技法は数多い。

小津 安二郎監督のローアングルカメラセッテイングに、真正面の切り返し、カメラビューポイントラインの線上でもある。これを超えると目線があわない。マッチカットしないのである。

 


諺の共通表現(6)

2017-06-28 20:43:48 | Mobile のMedia bible

携帯電話が進化すればするほどにアプリケーションも進化していきます。
心電図のアプリケーション 6軸表示 これは米国のドクターでないと購入できない物まで開発されております。アプリではありませんが、以前富士フィルムと慈恵医科大学の共同開発で脳のMRI診断を専門医の監修の元 診断チェックできる物がありましたが、1型糖尿病の為のグルコースとインシュリンを自動管理で埋め込むポンプと連動したアプリも開発されております。

「fear is often worse than the danger itself.」

日本の諺だと「案ずるより産むが易し」です。
お産する前は本人も周囲の人も色々と心配することが多いが、終わってみると案外たやすく済んでしまうものであるということから。 出産に限らず、物事は事前にあれこれ思い悩むよりも、実際はそれほど難しくないということ。 あまり取り越し苦労をするなという慰めの意味で使われることが多い。
(http://kotowaza-allguide.com/a/anzuruyoriumugayasushi.htmlより引用させて頂きました。)







特に医療分野でのアプリケーションは日本は開発しずらい環境ですが、今年カンヌライオン モバイル部門でグランプリを受賞したリクルートライフスタイル「THE FAMILY WAY」(電通ヤング&ルビカム)は画期的な医療分野での進化といっても過言ではありません。
アップルウオッチにしてもAndroid ウエアラブルにしてもIoTの今、どんどん繋がっていく事でしょう。個人的な私感ですが、このMobile分野での日本の真価が問われていくでしょう。



アプリの化粧師と絵文字のブランディング

2016-06-07 23:59:42 | Mobile のMedia bible


化粧(けわい)師と言えば、石ノ森章太郎の漫画の題名でした。化粧師が髪結い同様に江戸時代存在したかと調べましてもありませんでした。但し化粧という言葉は平安時代から使われていた言葉です。




One Show UX/UI部門は、ロレアルパリのアプリ"Make Up Genius"が受賞。スマートフォンやiPad上で同社の製品のヴァーチャルメイク体験ができるアプリです。

そしてもう一つは日本発祥の「絵文字」です。
日本では、古くより絵文字を文字の代用として利用する文化があった。江戸時代には文字の読めない人むけに判じ絵という絵文字が使用された[1]。また、盲暦と呼ばれる絵文字を利用した暦も使われました。初音ミクといい日本文化は世界中で存在感を得ております。政治は5流以下ですが、文化 スポーツにおいては、世界トップと言っても過言ではないでしょう。







OneShow ソーシャル部門は、アメリカのタコスチェーンTaco Bellの"Taco Emoji Engine"が受賞。アップルやマイクロソフトも採用している文字コードの業界規格であるUnicodeの新採用絵文字にタコスの絵文字を入れるという陳情活動をタコスファンを巻き込んで行い、見事採用に至りました。採用を記念して作られたTaco Emoji Engineは、タコスの絵文字と他の絵文字を組み合わせて使うと面白い映像が見られるサーチエンジンです。

Appleの誤算(1)

2016-05-29 14:25:57 | Mobile のMedia bible







2016年 WWDCでの発表はマイナーチェンジと言う意味合いの発表でした。iPhone SE コアターゲットは、iPhone 5cの買い替え需要です。それとiPadProの発表 一番のポイントは、Apple Watch の価格を下げた事です。Apple Watchのメインターゲットは女性でした。





発売前にはVougeでの大々的な広告展開でした。
昨年の発売前 ヴォーグ誌の3月号でのアップル腕時計広告掲載は12ページに及びました。留め金やバンドのような全部のアップル腕時計の詳細を特徴としているミニマリストでした。
12ページのヴォーグ広告は、アップルが我々が知る限りこれまでで最大の印刷キャンペーンでした。ヴォーグ誌のアップル腕時計プリント・キャンペーンの費用は、およそ100万ドルです。
パリコレのファッションアイテムとしても使われたのですが、パリ ファッション業界では酷評でした。実際私もこの金無垢のApple WatchをWWDCを観て、シャネルのプレミュールを醸し出しておりましたが、、、。ダメだった、、、。何ででしょう?
先ずはテスト的に購入した方々でしょう。アプリやゲーム ウエッブに携わる方々でした。売れたのはスポーツタイプです。お金のある女性は金無垢を購入したでしょう。百万を超える代物ですが、アナログ時計 シャネル カルチェであれば、数倍 数千万の価格ですから金持ちにとっては、大した事ではないのです。下々のアップル ファンは「思ったよりも高額」だったと言うことでしょう。
価格を大幅に下げましたが、私感ですが「売れない」と思います。
iPodTouch やiPhoneの発表であった「ワクワク感」がないのです。


Apple の perspective(7)

2014-09-29 21:00:52 | Mobile のMedia bible






iPhoneが世に出て 7年 iPadが世に出て 4年、iPodが世に出ておよそ14年、来年にはiPad Proなる代物も世界で発売される予定です。この14年間でAppleはメディアの在り方を根底からひっくり返し、そのイノベーションは今も続きつつあります。但し、今回のiOS8 へのアップグレードでiCloud Driveにしてしまうと、iMac,MacBook等OS Mavericksとの互換性は取れません。それ故iPadやiPhoneで作成したPagesやKeynoteは画面上で認識されずiCloud DriveにはMavericksは対応していません。Yosemiteにする事を要求されます。Yosemiteはβ版はありますが、未だリリースされていないのです。スティーブ ジョブズ氏だったらどうだったろう?Appleにとってパソコン事業とiPhone、iPadなどの電子タブレットタブレット事業が逆転現象を起こし、更に拡大し続けている事はAppleとしては嬉しい現状ではあるでしょうが、連携を取って貰いたい事を節に願うばかりです。ところで、Apple Watchが来年発売されますが、この先のAppleの近未来コンセプトはどうなるでしょう?Google 同様にAppleも健康管理、医療分野へ参入していく事でしょう。それと一番 イノベーションとして大きなツールが残っております。それはテレビです。

Apple のperspective(6)

2014-09-28 00:02:15 | Mobile のMedia bible



NFC(英: Near field communication)はいわゆる「非接触通信」の国際標準規格です。日本・海外を含め、現在は多くのスマートフォンに搭載されています。店頭などでの決済情報のやりとりの他、スマートフォン同士での情報交換、Bluetooth搭載周辺機器をスマートフォンに接続する際の設定を簡便化するなど、非常に広い用途が想定されています。要は、「機器をタッチし、その瞬間に情報をやりとりすることで出来ること」を広くカバーしようとしたものです。だが国際的に見ると、決済向けの用途はなかなか広がっていません。日本では「Suica」などの交通決済向けに「FeliCa」という技術が普及しています。NFC・FeliCa共用モジュール搭載のスマホも広く使われていて、日本は「タッチ決済」先進国といえます。(NFC Wikipediaより抜粋)お財布携帯先進国の日本でも、SUICAの普及率は10%くらいです。お財布携帯の決済の旨味は、この個人情報です。以前 Benesseから漏洩した個人情報です。特に家族構成、特に子供の情報などは金の卵と言えるでしょう。多くの企業がこの決済ビジネスを構築していくのが従来のビジネス拡大の大きな要因でした。Appleはこの金の卵を捨てたと言っても過言ではありません。決済された店も、Appleも個人情報も取引情報も記録しないと言う考え方です。
「金のなる木」を敢えて捨てたのです。この事でもわかる様にAppleはユーザーサイドに立っていると思います。全く新しいビジネスモデルです。その答えは来年のApple Watchが発売される頃答えが出るでしょう。Appleの被写界深度は深いのです。

Apple のperspective(5)

2014-09-26 10:53:13 | Mobile のMedia bible



iPhone6にApple WatchにiOS8 ,アーリーアダプターでついつい状況を待たずにアップデートしましたら、重たいし iMac Mac Book airとの不具合も幾つも出ています。これらApple 団子3兄弟を串刺しにするのが、Apple Payです。やっと海外でもお財布携帯になったと思う方が多いと思いますが、ちょこっと違います。
NFCを使った、いわゆる「タッチでの決済」ですが、日本でのおサイフケータイや既存のNFCを使った決済とは、大きく異なる部分が多いのです。それどころか、ネット決済ビジネスの常識を大きく逸脱した方針の、とてもユニークなものです。NFCはいわゆる「非接触通信」の国際標準規格です。日本・海外を含め、現在は多くのスマートフォンに搭載されています。店頭などでの決済情報のやりとりの他、スマートフォン同士での情報交換、Bluetooth搭載周辺機器をスマートフォンに接続する際の設定を簡便化するなど、非常に広い用途が想定されています。要は、「機器をタッチし、その瞬間に情報をやりとりすることで出来ること」を広くカバーしようとしたものです。



では日本のお財布携帯と何処がどう違うのでしょうか?

Apple のperspective(4)

2014-09-23 23:43:25 | Mobile のMedia bible









「One more thing」
このフレーズには、スティーブ ジョブズが世界中を魅了してきた時代のイノベーションが詰まっている。消費者から観ればそれはライフスタイルを変えてしまうことで、他社からすれば、このイノベーションに呑み込まれていく。それはパソコン業界だけではない、音楽業界も出版業界も医療も消費者の周りの物 全てが関係する。これに気ずかない企業は破壊的な打撃を受けるのである。
今回のOne more thing は、発売されると噂されながら、リリースされなかったiwatch と呼ばれていたウエアラブル端末 Apple Watchだ。今回も見事に裏切ってくれた。ここにAppleのウエアラブルへの拘りがある。それはデジタルをアナログでどこまで、優しく、解りやすく、ユーザーに届けられるか?特に女性をiPhoneを持つ女性達をターゲットにしている事だ。どんな場所でも違和感のない作り、待ち受け画面は蝶が羽ばたき、黄色いバラが開花する。そして防水、18GOLDも販売されるようだ。我々はついつい、デジタルの優越感に浸る。4k、8kと、でも人間は優れた緻密なアナログでできていることを忘れてしまう。脳は音をどう認識しているのか?調べた事があるが、人間の音の認識は猫と似ているらしい。耳から入ってくる音をパルス 即ち01010101と言う信号を脳で変換し、音として認識しているそうだ。
オーディオ業界でもCDではなく、レコードプレイヤーのそれも馬鹿高い数十万、アンプも真空管の数十万、数百万円の物が売れている。デジタルに移行すればするほど、逆にアナログへと向かう。Appleがウエアラブル端末を出したことにより、今までのiWatchと呼ばれたものが、人に優しかったか?来年の春にはわかる事だろう。時計を着替えるから、iPhoneを持っていたらその場、その場で七変化、いやそれ以上に変化するであろう。もはや、シャネルもカルチェもロレックスも要らない。iPhoneを持つものにとって手放せないウエアラブルとなるだろう。

Apple のperspective(3)

2014-09-21 02:21:33 | Mobile のMedia bible







SONYが決算の大幅な下方修正を行った。携帯電話 SONY エレクソン 現ソニーモバイルコミュニケーションズの携帯市場での低迷から起因したものでしょう。SONYはラジカセを外に連れ出した。要は音楽を手軽に持ち出すことで世界の市場を手に入れた。その鍵はカセットテープです。このカセットテープは、フィリップスが開発したのですが、普及させるために特許を取らなかったことです。今でいうところの「オープンソース化」です。だから世界中で使われていた。ここがポイントでした。その後のMDは全く海外では売れなかった。NYのブロードウエイのショップでもケースに入ったMDは売れなかったのです。そして音はデジタルへと移行した。それを可能にしたのがiPodでありそこから、iPhone iPad iPad mini へと繋がっていく。要はビジョンがしっかりしていて、ぶれていない。SONYはVAIOと言う売れ筋のパソコン事業も売却した。コスト的に韓国、台湾には敵わない。間違った決断は幾つもあるがSCSIに変わるIEEE1394でSONY帝国(他と互換性のない)VAIO ワールドを作ろうとしたのが間違いの発端であろう。 亡きスティーブ ジョブズはSONYの森田会長からいろいろと学んだ。日本の文化「禅の精神」も学んだ。現場時代にいろいろと研究開発もさせて頂いたが、何時も思うのは今でもそうですが、BlackBoxを作るのは米国で、中のハードは日本製であると言うこと。これはおおよそ30年以上も変わっていないだろう。だから、必要なのはAD変換人を育てる事なのだが、今の日本の家電企業はその力はもうない。携帯電話などAppleやサムソンに任せて、撤退すること。それと松下氏も森田氏も本田氏も皆創業者は技術者 職人あがりだった事だ。それも技術者でありAD変換が出来たアイディアとビジョンを持っていた先見の目があった。 「反省だけならサルでも出来る。」とさらっと持ってかれたが、このウオークマンを聴くサルはもはや未来を見据えていたのかも知れない。 ジョブズのビジョンは、トムクックに引き継がれている。「One More Thing………」 と言うジョブズの決まり文句がAppleファンを更に熱くする。

Apple のperspective(2)

2014-09-20 02:04:38 | Mobile のMedia bible









AppleのiPhone 6 発表の数日前に映画「スティーブ ジョブズ」オリジナル タイトル「Jobs」を借りてきて観ました。
ジョブズの名言は幾つもありますが、「私はアップルの経営を上手くやるために 仕事をしているわけではない。最高のコンピュータを作るために仕事をしているのだ。」こういう一念でアップルのコンピュータを何時の時代もその先進性で導いてきたのだろう。 Microsoftはパソコンソフトのビジネス ソフトで生き延びてきた企業であり、ビジネスで標準搭載だから、会社も自宅も同じWindows となってしまう。だから敢えてApple コンピューターは、OSで稼ぐ事はしない。Appleがコンピューターでなくあらゆる分野で根本からひっくり返してしまった。この「最高のコンピュータを作るために仕事をしているのだ。」と言う理念は、ジョブズ氏亡き後、CEO トム クックに引き継がれ、Appleの技術者、デザイナー達に受け継がれている。ジョブズがAppleを追ん出されてからAppleの株価は落ちに落ち、再度Appleに呼び戻される。映画の一場面で 丁度AppleがカラフルなiMacのデザイナーに「僕には正直であって欲しい。自分にも。」社員はあくまでも経営者と雇用者の関係だ。だから経営陣に一憂してしまう。でもこんな事を言われたら雇用者達も経営者に本音を言えるのではないだろうか?本音を言えるか言えないかで、その企業の先行きは決まってしまう。Panasonicにしても、ソニーにしても「本音」を言えない関係は最終的に破綻する。かって「Made in Japan 」で名を馳せた日本企業は、営業畑、技術畑に関係なく、経営側は社員にこの様に問いかけるだけで、その社内は活性化されると思う。「僕には正直であって欲しい。自分にも。」企業が再生する魔法の問いかけだ。