AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

Rasismは時を駆け巡る(6)

2017-04-30 17:29:28 | プロパガンダに潜む罠
<-- Most racist AD -->


欧米で顰蹙を買う中国の洗剤のCM 黒人が洗濯機で漂白されるのか?
中国人になって洗濯機から出てきます。
一時期 話題となったセデルマイヤーとは程遠いウィットではなく、人種差別的表現そのものです。これに対抗するようにイタリアの洗剤が逆に黒人が出てくるのです。
日本も欧州列強に差別はされましたが、それとは違い中国は欧州列強に更にやりたい放題酷い目にあっております。阿片戦争然り、北京の55日として描かれた義和団の乱、日清戦争しかりです。同じく朝鮮国も歴史上 劣悪な状況だったのでしょう。
朝鮮は恨の国とも言われますが、朝鮮という名前は明国から貰ったものですが、明が滅ぶ際、一番に攻め込んだのは朝鮮でした。戦後72年が経っているにもかかわらず、相変わらずに大統領が賄賂で逮捕されております。今年は龍馬暗殺から150年だそうですが、良くも悪くも欧米と同じく先進国となってしまいました。




タイの広告表現は今では、その企画表現力は既に日本を超えています。
この歯磨きの黒と黒人とをかけるのはそうレベルは高くありません。




江戸幕末から明治中期の日本人を、日本を訪れた外国人の書簡から当時の日本人を知る「逝きし世の面影」でも、武士、商人、町民、農民もともに貧しいが、彼等に逢うと「微笑んで挨拶をする。」これを「無償の微笑み」と呼ばれておりました。 詩人で駐日フランス大使だったポール・クローデルは、大正十二年の関東大震災に遭遇します。クローデルはその時の日本人の冷静さや我慢強さに驚いています。避難する大群衆を見て「唐突な動きとか人を傷つける感情の爆発によって隣人たちを煩わせたり迷惑をかけたりしてはならないのであります。同じ一隻の小舟に乗り合わせた人々はみなじっと静かにしていなければならない」と、その冷静さに触れています(『朝日の中の黒い鳥』)。
 クローデルは「廃墟の下に埋もれた犠牲者たちの声も『助けてくれ!こっちだ』というような差し迫った叫び声ではなかった。『どうぞ、どうぞ(お願いします)』という慎ましい懇願の声だったのである」とも書いています。この「どうぞ、どうぞ」は、震災直後にニュースで見た、救助ヘリから降りた老人が「すみません。本当にありがとうございます」と自衛隊員に深々と頭を下げたシーンと重なります。(http://www.seisaku-center.net/node/544 3人の作家が見た日本人より引用させて頂きました。)



Rasismは時を駆け巡る(5)

2017-04-29 14:50:08 | プロパガンダに潜む罠













ニューヨークの地下鉄の車両内に、旭日旗やナチス時代のドイツ軍記章をイメージさせるドラマの広告が掲示され、物議を醸しました。デブラシオ市長は「侮辱的だ」と批判し、ドラマをインターネット配信している米ネット通販大手アマゾン・コムに広告の撤去を要求。同社は撤去を決めたのです。複数の米メディアが報じていました。

 ドラマは「高い城の男」。第2次大戦に日本とナチス・ドイツが勝利し、敗戦国になった米国を分断して統治するという内容の小説を基にしている。

 広告は、旭日旗の光線の部分が青色で一部に赤い星が入ったような図柄と、米国旗の星の部分がナチスの軍記章のようになっているデザインの2種類。マンハッタンの中心部を走る地下鉄車両の座席表面をラッピングする形で掲示されました。





 広告は地下鉄で定められた掲載の基準に沿っていたが、デブラシオ市長は第2次大戦やドイツのホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)の生存者らにとって「無責任で侮辱的だ」と非難していました。(ニューヨーク共同より引用させて頂きました。)

ユダヤ人も多く住むNew Yorkerにとっては激怒するのは当たり前でしょう。
そう言えば日本の漫画で「紺碧の艦隊」というものがありました。
昭和18年4月18日、ブーゲンビル島上空で戦死した大日本帝国海軍連合艦隊司令長官山本五十六は、38年前の後世世界に、若き海軍少尉候補生・高野五十六として生まれ変わる。
もとの「前世」とは微妙に異なる「後世」にて、前世と同じ悲劇を繰り返さないため、高野は前世の日本より転生したものたちを集め、紺碧会を結成する。同じく、前世より転生した大日本帝国陸軍中将・大高弥三郎率いる青風会とともにクーデターを起こすものの、戦争への流れは変わらず"照和"16年12月8日午前零時、運命の開戦を迎えてしまう。高野らが前世の記憶を元に開発した「紺碧艦隊」は日本を、世界を救えるのか。(紺碧の艦隊 一部Wikipedia より引用させて頂きました。)
これも最悪の状況で広島長崎に核爆弾を落とされた現実のシナリオを、世界平和に向けて動くというもので戦争を賛美したものではありません。あくまでも世界戦争をどう終わらせるかのはこびです。




Amazonの「High Castle」の様な地下鉄の広告買い切りなどやったら、日本ではエライことになります。勿論ドイツでも同じ事でしょう。第二次世界大戦(大東亜戦争)から既に72年が経ち、戦が忘れ去られていくなかで、「この世界の片隅に」は暮らしに忍び寄る戦を描きました。
こんな時代だからこそ、後世に伝える形が必要な事です。




Rasismは時を駆け巡る(4)

2017-04-28 17:49:59 | プロパガンダに潜む罠

ドイツメルケル首相がシリア難民を受け入れた事で、racism(人種差別 移民拒否)とAnti-rasist (移民歓迎)との分断が起こっています。



数年前に独南西部マインツで移民受け入れ反対の集会が開かれたところ、これに反対する地元の劇場関係者たちがベートーベンの「歓喜の歌」を歌い、「人はみな兄弟」などの歌詞で、移民に反対する演説をかき消しました。






ナチスドイツが崩壊したドイツでは当時、国家の代わりにもなったこともある「歓喜の歌」です。「歓喜の歌」には「すべての人はみな兄弟になる」という歌詞が含まれています。
このシラーの詩作品「自由賛歌」が、1785年のフランス革命の直後ラ・マルセイエーズのメロディーでドイツの学生に歌われていたそうです。これをベートーヴェンが歌詞として1822年 - 1824年に引用書き直したものとの事です。




チャイコフスキーの「1812年(序曲)」はナポレオン率いるフランス軍との「ワーテルローの戦い」を描いたものと同じく、時代の転換点を迎える時の象徴として「歓喜の歌」もあるのでしょう。「難民を歓迎する」「EU統合」でも使われています。
欧米の分断に国内での貧困層の拡大、利己主義的 閣僚達のお粗末な言動や行動、
戦争体験者が高齢化する中で考えられない意見広告までもが新聞を賑わす。愚かなことですが、それが世界に蔓延しはじめているのも事実です。




このちっぽけな東の国もRacismならぬNarcissistic egoist(自己愛的利己主義者)が多くなってきていると思います。ヒットラーと言う化物を生み出したのも、1914年の第一次大戦であり、考えなくてはいけないことは、アドルフ・ヒトラーを選んだのは国民選挙です。ユダヤ人がシリア難民に入れ替わり同じracismが次に何を齎すのか?誰もが解っていることだと思います。

Rasismは時を駆け巡る(3)

2017-04-26 18:51:58 | プロパガンダに潜む罠










人種差別を検索する。真実を見つける。憎しみや偏見に対するキャンペーンです。
難民を支援する。偏見と真実。偏見即ち「すべての難民はテロリストです。」と言うSNSでの書き込みに対して、自分達をちゃんと知って貰うキャンペーンです。
このキャンペーンを主催したマレイケ・ジーリングは、難民達は、日々の生活の中で多くのことを経験しています。それは 善意だったり、悪意だったり、しかしながら、悪質な憎悪の説教者達が、自分のビデオで主張してもいます。事実ではない事を書き込み、そのフェイクニュースが拡散され、フェイクが実しやかになってしまう事です。この偏見に対処しようとするために難民を歓迎する事が、l重要だったと答えています。人種差別検索で真実を見つけてください。«彼らはもっと理解を深めるために。より良い未来のために。難民や私たち全員のために。





トランプ大統領の誕生で米国も分断され、欧州各国もracismを唱える極右政党が票を伸ばしています。それは失業率の高さであり、「移民達が安い賃金で雇われているからだ。」と言う
米国のラストベルトの白人達の知識のない低階級層と同じです。今世界は分断され、103年前の戦が何時起こってもおかしくない事態です。日本語で「臍を噛む」 悔やんでも悔やみきれないこと。私も知らない戦は映画「この世界の片隅」の様にやってくるのでしょう。
私がよく引用する英国の歴史学者 E H カーの言葉「歴史とは現在と過去との尽きること知らぬ対話なのであります。」日本も含め考えざるを得ない時に立っている事を自覚すべきでしょう。
racismの反語anti-racistでもなく、地球人なのですから。


Rasismは時を駆け巡る(2)

2017-04-25 16:25:34 | プロパガンダに潜む罠




23日に実施されたフランス大統領選はどの候補も過半数に届かず、中道系独立候補のエマニュエル・マクロン前経済相と極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首が5月7日の決選投票となりました。




そして今日 25日は朝鮮人民軍創立85年、空母 カール・ビンソン イージス艦 潜水艦を伴い日本海に入った頃でしょう。1962年のキューバ危機から凡そ55年が経ちました。



子供の頃電車で新聞一面に書かれた米ソ戦争の文字が今でも頭をよぎります。時代の進化は善もあれば悪もありますが、その最たる悪は「核」でしょう。北朝鮮からミサイルが発射されれば10分もかかりません。狙われるのは日本いたるところにある米軍基地です。
それといつの時代でも現れる人間の牙と言いますか、人種差別です。トランプが分断を煽り、パリをはじめ多くの国で台頭する極右政党です。思いますに1914年の第一次世界大戦から引き摺っている事に、当時戦争を引き起こした欧米の先進国は忘れてしまったのでしょうか?
シリア難民が押し寄せたドイツ、そこでおきた難民=テロリストと言うSNSでの嘘 フェイク ニュースの拡散です。
難民や移民した人々と自国民とを分断させる為に、テロリスト達は殺戮を重ねていきます。その行為が更なる分断を生むのです。思えば欧州ほど戦の絶えないところだったと思います。江戸時代は凡そ260有余年 続いた文化でした。「鎖国政策」のお蔭だと思います。この国も明治維新からおかしくなってきているのでしょう。さておき、
ドイツでは2015年に入ってから特にシリア、アフガニスタンからの難民が急増しており、2015年だけで110万人以上の難民・移民がドイツに流入しています。それにともなってSNSには大量のヘイトスピーチに関する書き込みが急増しているのです。Facebookはドイツで偽ニュース(フェイクニュース)対策にも積極的に取り組んでいます。そのFacebookもユーザーから申告のあった法律に抵触するようなヘイトスピーチの投稿で削除したのが2016年には46%でしたが、最近の調査では39%まで低下したそうです。Facebookは2015年10月にも人種差別や民族憎悪を扇動したとしてドイツのハンブルグの検察当局がFacebookの捜査していると報じられました。2016年11月には暴力的な表現、ヘイトスピーチ、テロを支援する内容、ホロコーストを否定するような投稿を削除しなかったという理由でミュンヘンの検察当局はザッカーバーグCEOを含む経営陣10人の捜査を実施すると報じられました。FacebookやTwitterの様な「性善説」では既にSNSでの倫理観をうしないつつあるのです。ドイツメルケル首相はナチスの反省もあり、受け入れてきましたがそれも無理でしょう。(https://news.yahoo.co.jp/byline/satohitoshi/20170316-00068784/ Yahoo ニュースから一部引用させて頂きました。)



「移民や難民がテロリストではない」のに、その書き込みの根拠は?ではじまったのが、Vougeでも取り上げられた「Search Racism. Find truth. Campaign」です。