AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

集合知の無知(10)

2016-09-10 18:21:20 | 今そこにあるメディアのリスク







ダニエル・ピンクの内発的モチベーションの強い タイプIと外発的モチベーションの強い
タイプXを述べる前に、心臓専門医のメイヤー・フリードマンとローゼマンが行った分析も興味深いものです。
タイプAは、 自らストレスの多い生活を選び、ストレスに対しての自覚があまりないままに生活する傾向があります。攻撃的で機敏、悪く言えば時間におわれて、せっかち、多くの仕事を同時にこなし、高血圧になりやすく、脈拍が上がり安い為に、高脂血症から、高血圧になりやすい反応から、心臓病や循環器系の病が顕著に現れるひと。
タイプBは、あくせくせず、いつでもマイペースに行動し、内向的でのんびりしており、目立たず、非攻撃的などの性格傾向を持つひと。実際には、タイプBのほうが出世しやすい。

タイプCは周りから評価されるのは、いつもいい子を演じており、自己犠牲的、周囲に気を遣い譲歩的、我慢強くて怒りなどの否定的な感情を表現せずに押し殺し、真面目で几帳面なひと これが、癌にかかりやすい
との事です。誰もがこの3つの要素にあてはまるのですが、私が勤めていた会社は特に「A」が多かったと思います。私もこの「A」です。


ピンク氏は人間の行動タイプを「タイプX」(外的な報酬をエネルギー源とする)と「タイプI」(創造したい、新しいことを学びたいといった内発的な欲求を源にする)に分けて論じています。
「ビジネスパーソンには2つのタイプがいる?」
「タイプI」の行動を助けるのが「モチベーション3・0」であり、その拠り所となるのが「自律性」「マスタリー」「目的」の3つの要素です。

自分の意思で行動を決め、意義あることの熟達を目指し、大きな目的を追求する――一見、青臭い理想主義にも思えるが、科学的に見て、こうした行動は人間の根源的な欲求に適ったものらしいです。
しかし、日本のビジネスパーソンを見渡せば、信賞必罰によって受動的に動く「タイプX」がまだまだ幅を利かせている。そんななか、いち早く「タイプI」に目覚めた人には厳しい環境だが、彼らが自分を見失うことなく、働く喜びを実感できる方法もあるという。
日本だけではありません。アメリカの職場でも、まだ従順な「タイプX」が大半を占めています。私たちは周りの人々に影響されて行動するので、少数派の「タイプI」がモチベーションを保つのは確かに困難です。