AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

広告批評の虚脱感ー2017ADWEEK Best 10-⑹

2017-12-31 17:46:55 | ADレナリンのパーセンテージ

 

 

 

 

 

 

【懐かCM】年代不明公共広告機構いのちの電話~Nostalgic CM of Japan~

 日経新聞今年5月時点の記事によると

 人口10万人当たりの自殺者数を示す自殺死亡率を諸外国と比較し、日本は6番目に高かった。若年層の自殺と事故の死亡率を先進7カ国で比べると、自殺が事故を上回ったのは日本だけだった。白書は「若い世代の自殺は深刻な状況にある」としている。

 警察庁の統計によると、16年の自殺者数は前年比2128人減の2万1897人で、7年連続で減少し、22年ぶりに2万2千人を下回った。内訳は男性が1万5121人、女性が6776人。

(日本経済新聞より一部引用させて頂きました。htps://www.nikkei.com/article/DGXLASDG30H2W_Q7A530C1CR0000/)

 5月時点でも相当数いるのだが、貧富の格差が酷くなっていることも一要因であろう。

 

「1-800-273-8255」を」曲のタイトルにした。国家自殺予防ライフライン

ラップトップのロジック社の試み、Alessia CaraとKhalidをフィーチャーしたこの曲は、ライフラインを呼んで「生きたい」と告白するという観点から始まります。発信者は人生のために戦うことに専念しています。(「私はもう泣きたくない/私は生きている/私はもう死ぬことさえしたくない」)

 Logic - 1-800-273-8255 (Live At The MTV VMAs / 2017) ft. Alessia Cara, Khalid

 

Logicは8月27日にMTV Video Music Awardsでこの曲を演奏した。その翌日には5,041件の電話があった。NSPLのウェブサイトでは、曲のリリース後2ヶ月で平均30万人から40万人に増え、毎月10万人が訪問した。 Googleは4月28日の直後に倍増した電話番号を検索しており、今日の以前の平均より25%も伸びている。ロジックは、彼が今までに書いたことの中で最も重要な曲を呼んでいます。なぜなら、数え切れないほどの命を救ったからです。

 トランプによる米国の分断は更に弱者の心を追い詰めていくだろう。

安倍政権も酷いが、白人無知識層の暴走には辟易とする。「モンロー主義」というのがあったが、今は「無智文盲主義」と言える・

 


(1)ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ "Fearless Girl"

 SSGA 'Fearless Girl' (2017' Cannes Lions 'Glass/PR/Outdoor' Grand Prix)

 

カンヌを受賞した「Fearless Girl」ウオール街の雄牛に勇敢に立ち向かう少女像、韓国の慰安婦像には「恨みの文化」国民性しか感じ得ないが、この少女像には女性達への未来の希望がある。

トランプに立ち向かう米国ジャンヌダルクはきっといる。そう信じてこの1年を締めくくる。

 

 

 


広告批評の虚脱感ー2017ADWEEK Best 10ー⑸

2017-12-30 17:56:43 | ADレナリンのパーセンテージ

 

 

 

 

Nike Breaking2 Trailer

 

フルマラソンで2時間を切ることは、ランナーの夢だ。

世界最高峰の選手たちが世界記録を少しずつ縮めてはいるとはいえ、

多くの研究によれば、2時間の壁を乗り越えるにはあと数十年かかるという。

 しかしながらナイキは、その夢が実現されるその時まで、じっと待っていられそうにない。

 記録を塗り替え、確かな可能性を秘めた人間の潜在能力を引き出すために、

 むしろその未来を早く実現させるべくプロジェクトを立ち上げた。

(Nike Japan website より)

 

 

 

若い女性に人気のInstagramだが、その過熱ぶりも凄いみたいだ。人気のカフェで注文し、撮影してアップする。ところが、その撮影した物を食べない。

要はアップすることが目的であり、それが優越感なのだろう。

7人の子供に一人貧困というまずしいくにになってしまったこの国に、寄付した方がよっぽど名誉になるのだが、、、。

このブログは自分の為に書いている。書くと知識としてインプットされるからだ。

情報はサイバー空間で得られるが、最後は文字を打ち込み内容を精査し、アップしている。SNSのおおよそが自己満足であるが、女性の優越感には最近辟易としてしまう。NikeもInstagramもW+Yさんがやっているが、是非ともInstagramでドネーションをやって貰いたいものだ。

 

 

 


広告批評の虚脱感ー2017ADWEEK Best 10ー⑷

2017-12-29 22:39:04 | ADレナリンのパーセンテージ

 

 

 

TV Commercial | The Truth Is Hard To Find – Tyler Hicks | The New York Times

 

トランプ大統領の常軌を逸した行為には辟易とするが、ニューヨークタイムズも、「フェイクニュース」と攻撃されたニューヨークタイムズ社が、アカデミー賞の授賞式の中継で「The Truth Is Hard」と題した2本のコマーシャルを放送した。密航船に乗りギリシャにたどり着いた難民の姿、そしてイラクのイスラム過激派組織・ISISによる攻撃の様子を撮影した写真が、それぞれニューヨーク・タイムズのフォトジャーナリストであるTyler Hicks氏、とBryan Denton氏のナレーションと共に流れた。

 

TV Commercial | The Truth Is Hard To Find – Bryan Denton | The New York Times

 

20世紀は「戦争の世紀」と言われたが、また同じ様なことを起こそうとしている「きな臭い」状況だ。イスラエルパレスチナ中東のグチャグチャにしたのは、1914年第一次世界大戦まで遡る。チャーチルは戦争オタクだったが、ルーズベルトもそうだったらしい。

祖国を離れ、幼い子供を連れて命懸けで海を渡った人や、常に死と隣り合わせという極限状態の中で戦い続ける兵士たちの写真1枚1枚に苛酷な状況に置かれている人々が写し出される。米国は滅茶苦茶な男が大統領になっても、ちゃんと三権は分立し、マスメディアもまともであるが、日本のメディアはどうだろうか?

The truth is hard to find.(真実を探すことは難しい。)」

「The truth is worth persuing.(真実には追い求める価値がある。)」

このタグラインが染みてくる。



広告批評の虚脱感ー2017ADWEEK Best 10ー⑶

2017-12-28 17:44:56 | ADレナリンのパーセンテージ

 

今年も多くの虐めがあり、何人が命を絶っただろう。見える虐めと見えな虐め。特に陰湿な虐めは学校に限らず、会社、家庭内と広がっている。

「見える虐めを見て見ぬ振りをやめようよ。」バーガーキングは、いろいろなキャンペーンを面白く展開しているが、今回は一歩ふみこんだ。

 BURGER KING | Bullying Jr.

 デイビッド・マイアミはカンヌ・グランプリを受賞した「Google Home of the Whopper」や「Burning Stores」で有名だ。中学生グループが一人をいじめ。集団で「お前友達いないんだろ」「ここで何してるんだよ」などと悪口を浴びせてゆく。いじめは次第にエスカレートし、ついには飲み物をトレー上にまき散らしたり、いじめられっ子を突き飛ばして転ばせたりと気分が悪くなるシチュエーションが続く。店の客達は眉をしかめながらも、見て見ぬふり。なかなか止めに入る人はいない。そこで傍観者の客達達が注文した「ワッパージュニア」をグチャグチャにして渡したのだ。客達は「バーガーがグチャグチャだったんだけど」……すると店員は、「お客さまが注文されたのはいじめられたワッパージュニアですか? それともいじめられてないワッパージュニアですか?」。自分の事にはクレームを出すが、他人の事は他人事。「いじめられる中学生(ハイスクールジュニア)」を止めに入ったお客さんの割合はわずか12%「いじめられるワッパージュニア」を見て声を上げたお客さんは95%。「どんなジュニアもいじめられるべきでない」

ここまで踏み込んだCMがこの国であっただろうか?企業のブランディング表現の一方向とも思える新鮮さだった。



広告批評の虚脱感ー2017ADWEEK Best 10ー⑵

2017-12-27 18:01:47 | ADレナリンのパーセンテージ

 

【日本語字幕】キング牧師「私には夢がある」~ Martin Luther King "I Have A Dream"(Japanese Subtitles )

 

 

「不寛容と寛容でこの世界はできあがっている。」facebookも寛容と不寛容の各々のコロニーを形成している様にも思える。トランプのTwitterの汚い暴言の呟きは、米国ばかりでなく世界を分断させていく。1963年ワシントン大行進から54年が過ぎたが、今でも差別はあり、白人至上主義者達は自分達の間違った優位性に酔っている。

 The Talk

 プロクター&ギャンブルは、この国に暮らすためには?黒人として暮らすためには?代々その言葉を伝えていく。トランプの分断されていく社会への痛烈な批判であり、勇気ある行動だ。リーバーは女性の観点から企業ブランドを形成していったが、P&Gは更に病んでいるトランプ政権下の米国に立ち向かっている。

 

 

 

 

Pass the Heinz (Heinz Campaign Feat. Mad Men)

 

1960年代の広告代理店を描いた「Mad Man」

ハインツの戦略は、商品を見せない事。この思考 アイディアは「Got Milk」へと繋がっていった。