AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

天空の過当競争⑹

2019-09-30 15:43:00 | 世界標準の消費価値


広告表現として面白いものを幾つか挙げておきます。




一目瞭然 American Airline Appleがシドニーオペラハウスになっている。ビックアップル =New York とSydney間の表現です。





British Airways はビクトリノックスでスイスチューリッヒ便を表現しています。




天空の過当競争⑸

2019-09-29 18:51:59 | 世界標準の消費価値


「Happines Blanket(幸せのブランケット)」と名づけられたこの毛布は、脳波を測定するセンサーと光ファイバーが織り込まれた特殊な素材でできており、乗客の気分の変化に合わせて色が変わる。
乗客がストレスや不安を感じると赤色に、リラックスしていれば青色になる。

British Airways - The Happiness Blanket



実験は、ロンドン・ニューヨーク間を飛行する実際のフライトで行われた。
特別に開発されたヘッドセットで脳波を測り、乗客が感じている“快適度”を1~100の数値に変換、その数値はブルートゥース経由でブランケットに織り込まれたLEDライトに転送され、数値が低ければ赤色に、高ければ青色に光るという仕組み。
数値の変化をデータとして記録し、乗客の快適度がいつ、どんな場面で高まるかを調べた。取得したデータは、機内における快適な休息や睡眠をサポートするためのサービス改善に役立てるという。
機内食を出すタイミングや、映画などエンターテインメントプログラムの内容、シートポジションなど、最も理想的な形でのサービス提供につなげたい考えている。(https://www.advertimes.com/20140704/article163393から引用させて頂きました。)


流石、ONE DOT ZERO 世界に誇る映像集団を持つ国である。



天空の過当競争⑷

2019-09-29 00:59:47 | 世界標準の消費価値



話が広告表現から外れてしまったが、世界の航空会社でそう面白い表現は少ないのです。
日本に就航した頃 ネーミングの巨匠 岩永さんがアメリカン エアラインの新聞広告だったかやってらっしゃいましたが、非常に説得力のある言葉であったのを覚えています。
アメリカン エアラインの個々のお客様への対応です。

ブリテッシュ エアラインも表現方法に長けていますね。









キャンペーン広告である。香港からの集客でしょう。

そしてこの屋外広告は面白い。



British Airways - #lookup in Piccadilly Circus #DiscoverBA


2014年カンヌライオングランプリを受賞した屋外広告
このキャンペーンは、ブリティッシュエアウェイズがロンドンの主要な場所にあるデジタル広告板で頭上を飛んでいる航空機を見上げて発見すること、通行人を励ます創造力が備わっている。ボード上のメッセージは、飛行の出発地の都市を指摘するのだ。ロンドンの主要な場所にあるデジタル広告板には、頭上を飛んでいる航空機を見上げて発見することで、ボード上のメッセージは、飛行の出発地の都市を指摘している。当時は新しい屋外広告であった。

Advertimesの記事では


頭上の飛行機を指すデジタルボード上の愛らしい子供たちをフィーチャーした魅力的な処刑は、技術的に複雑なバックエンドを覆い隠しました。それには、各ボードの近くの建物の屋根にアンテナを取り付けることが含まれていました。アンテナは、ブリティッシュエアウェイズの200キロメートル以内の航空機のトランスポンダーからデータを取得し、その情報をフライトを識別するアプリケーションに送りました。次に、アプリケーションは、飛行機の目的地または発信元に関するメッセージを提供するサーバーに情報を送信しました。 「トリガーゾーン」はトリップワイヤとして機能し、飛行機がメッセージを扇動する時期を決定し、飛行機が実際に見えるかどうかを判断する雲の高度データを決定している。(https://www.advertimes.com/20140704/article163393から引用させて頂きました。)

そしてこんな事もやっていた。

天空の過当競争⑶

2019-09-27 18:46:26 | 世界標準の消費価値


United - Uniting the World


バブル崩壊にリーマンショック 911の時にNYに居たがその頃には既に日本のビジネスマンは少なく、バブル期繁盛していた竹寿司も閉店していた。日本料理 寿司屋の大半はニューヨーカーであり、彼等は質よりも量なのだ。景気が悪くなれば出張費も抑えられてしまう。早期退職する頃 いろいろとお世話になったオーストラリア商務部のKさんが、昼の送別をやってくれた。ロード オブザ リングの頃 AUS Filmが多くのプロダクションを連れてプレゼン依頼も多かった。その頃 窓口はKさんだった。Kさんも、本国オーストラリアに行くのはEconomyクラスと聞いていた。我々が現場の頃 基本Economyだったが、NYまで大凡13時間はきついのだ。オーストラリア Ayers Rockで撮影隊を残して、ロスでの音楽録り、UAはその頃はタヒチ経由だったから16時間はかかった。UAもPANAMから引き継いだ国際戦で参入した頃はガラガラだった。NY2泊3日くらいで戻るには、Economyで4人シートの方が楽だったが、今はそんな事もできない混みようだろう。逆にC Classはそう混んでいない。高いのである。失われた20年は30年となり、新元号令和となったが、山本太郎が言う様に、此処まで落ち込んだ国はない。しかし過当競争は激しく、
各社共に、C Classは以前のFirst Class並になってしまった。

ANA A380-800 ビジネスクラス搭乗記 東京/成田−ホノルル All Nippon Airways(Business Class) Tokyo Narita to Honolulu


CMの媒体効果よりも質を求める顧客には嬉しい事であろう。






天空の過当競争⑵

2019-09-26 16:29:52 | 世界標準の消費価値



予約確認がやっと取れて、ロスからホノルル迄は隣もいない快適な帰路であった、、、が?
ホノルルからおばさん連中が乗り込んで来た。農協ではない。白人のおばさん達だ!なんかおばさんが、添乗員に文句を言っている。
「なんで私の席の隣がジャップなのよ!隣はあの人のはずよ!」此方は聞こえないふりをして、NewYorkerを読んでいたが、、、、。
この添乗員が「すいませんが、席を交換して貰えませんでしょうか?」「席あるの?」彼方にありますので、、、。
席を譲ると、おばさんが、「なんて親切な若者なのか?私は初めての日本旅行で不安なの?」ここで「Have a nightmare!」と心で呟き「Have a nice trip !」と笑顔で返す。戦勝国に敵わないものだ。

座席が空いている席など何処にもないのだ!添乗員に聞くと「ダブルチケット何で解らない?」これには怒り心頭 ブロークン英語で伝えたのだ。米国も韓国もいい加減なんだが、最近の日本もこうなって来たようだ。トランプの様なアメリカ人が大半多い事を忘れてはいけない。勿論こういう日本人も、中枢からおかしくなってきているのだろう。いろいろと揉めている日韓だが、共に陽没する国でもある。中国をはじめアジアの広告表現は相当にレベルが高いのだが、日本を真似るようにおかしくなっていく。陽没する国同士仲良くやれば良いのだが、、、。

Go Korean Korean Air Brand Film


天空の過当競争⑴

2019-09-25 19:12:51 | 世界標準の消費価値


海外ロケやコンベンションで多くの街にも行ったものだが、歳を取ると何処も行きたくないものだ。特に気圧で痛みも変わるので飛行機には国内線でも行きたくはない。
セデルマイヤーと言うCMディレクターがいたが、彼のCMは面白い!今でもあれを超えるCMはないと思う。

Vintage Ads: Southern Airlines - Second Class



以前ご紹介したSouthern Airlinesの「ファーストクラスとセカンドクラスのカーテンを無くしました。」これは名作だ!

今まで利用した個人的主観でのワースト1位は、パンナム航空であった。

Pan Am introduction to jet service


未だUAが就航していない頃だったか?ビジネスでもなんでもないシートに揺れる眼差しである。

ワースト2位は、韓国航空だ。
1980s Korean Airlines Commerical


学生の頃 そのオープンチケットしかなく、米国内 バンクーバーでも予約再確認を入れたにもかかわらず、名前がない?バンクーバーの韓国航空オフィスで確認を取りに行ったら、昼の食事の割勘かなんかで、客を放ったらかしである。但し、パイロットは腕が良いのである。彼等は軍人だ。だからランディングも上手いのである。但し乗りたいとは思わない。
そして帰路機内で酷い目に遭ったのだ。


命を共有できる時間軸⑺

2019-09-20 19:29:12 | 世界標準の消費価値



Why Apple And Google Are Working On Diabetes Tech

自由と自己責任の中で育まれる米国のIT医療
 今回の取材を通じ、医療機器認証におけるハードルという視点だけでなく、医療全般における日米の構造的な違いにも目を向ける必要があると感じた。日本のような国民皆保険制度がない米国では、多くの市民は民間の保険会社と契約する。聞けば、保険料が高く、被保険者に様々な制約が課せられているという。
 保険の種別によっては、まず主治医による診療が要求され、そこからの紹介がなければ専門医に診てもらえないばかりか、主治医を飛び越えると保険も適用されない仕組みにもなっているという。日本のように、どの医療機関に駆け込んでも無条件で保険が適用される、というわけではない。
 そのような状況において、米国では医療においても個々の自由が尊ばれ、自己責任を追及してきた歴史がある。患者自身も、健康や病状の管理に役立つIT系ヘルスケア製品があれば、主治医のアドバイスを受けながら積極的に導入する。医師の側もそのような先進的なデバイスをフル活用して患者の囲い込みを図る。
 Apple Watchの心電図機能に限らず、米国ではスタートアップから大企業までもがIT活用の医療分野に参入し、様々なヘルスケア製品を世に送り出している。アップルも「HealthKit」といったフレームワークを用意してサードパーティーの参入を後押しする。医療分野も市場メカニズムで回っており「お金がすべてという側面もある」(前出のアナリスト)という。
 市場メカニズムが働くのであれば、先進的な医療技術開発へのインセンティブが働き、そこに投資が集まって新技術・新サービスの開発にドライブがかかる。近年、医療スタートアップに対する巨額マネーの流入が加速している。お金の出所はいわゆるGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon.com)をはじめとするITの巨人たちだ。
 医療費抑制をもくろむ行政も民間主導のIT医療体制を積極的に整えようとする。米食品医薬品局(FDA)は、SaMD(Software as a Medical Device)といった「医療機器としてのソフトウエアの在り方」に関するガイドラインを公開し、スタートアップから大企業までがITを活用した医療機器やソフトウエアを育める土壌を用意している。
(山崎潤一郎のデジタル危険地帯「Apple Watch Series 4の心電図機能、なぜ日本で使えないの」https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00096/00012/?P=2から引用させて頂きました。)


米国の糖尿病予備軍だけで1億人と言われている。既に日本の総人口よりも多い数字なのだ。日本では厚生労働省の「患者調査」によると、糖尿病の患者数は316万6,000人となり、前回(2011年)調査の270万から46万6,000人増えて、過去最高となっている。予備軍だけで、1000万人と言われている。

Tweak & Eat - Diabetes AD (90 Seconds)

多くの糖尿病のアプリケーションソフトがダウンロードできる。
心臓疾患同様に世界市場としては、医薬品メーカーとのIOTは更なる市場競争となるであろう。

Why Apple And Google Are Working On Diabetes Tech

Apple pushes further into health care by selling this diabetes product in its stores


For People with Diabetes, Finally, Dexcom Makes Fingersticks a Thing of the Past

子供の血糖値測定は、特に1型糖尿病では低血糖は死を意味する。血糖値測定だけでも大変な事でもある。彼等のQOLを高めるためにも厚生省は世界標準の医療価値を理解して貰いたいものだと思う。




命を共有できる時間軸⑹

2019-09-18 17:26:41 | 世界標準の消費価値

 

 

Hands On: How to Take An ECG Test on Apple Watch Series 4

 第68回米国心臓病学会でも、この40万人の膨大な治験結果がスタンフォード大学研究者から報告された。

 昨年の11月Wiredがこの件に関して記事にしていたので引用させて頂く。

 



心房細動や心房粗動(合わせてAFと略される)を患う米国人は500万人と推定されている。このような心臓の不規則な拍動は、脳卒中や心不全のリスクを大幅に高めるものだが、米国のAF患者のうち70万人ほどは、自身が罹患していることすら知らないと見られている。

心臓専門医が特に関心をもっているのが、この後者のグループだ。もしApple Watchのようなデヴァイスが、膨大な数の利用者のなかから未診断の不整脈を発見し、ユーザー本人に適切な予防措置を指示することができたら、命を救えるかもしれない。

ただし、ひとつ問題がある。もしApple Watchが未診断のAFを高精度で検出できたとしても(この仮定自体がきわめて楽観的だが)、それを膨大な数の無症状者のスクリーニングに利用するのは、名案とはいえないかもしれない。

スクリーニングはリスクを伴う。誤診、不必要な検査、過剰治療。「これらは解決が必要な実際の課題です」と語るのは、論文の筆頭著者で、スタンフォード大学デジタルヘルスセンターのディレクターを務める心臓専門医、ミントゥ・トゥラキアだ。

(https://www.wired.com/story/apples-heart-study-is-the-biggest-ever-but-with-a-catch/より引用させて頂きました。)

 


命を共有できる時間軸⑸

2019-09-17 17:56:51 | 世界標準の消費価値

 

 

 数年前 IOT EXPOのkeynote Speech で1型糖尿病患者にお腹ポンプを埋め込み、glucose (ブドウ糖)とインスリンを自動で注入出来るシステムを観たが、これで随分と患者特に子供にとっては楽になるだろうと思っていた。

 

 Tim Cook Allegedly Testing Glucose Monitor On His Apple Watch | Power Lunch | CNBC

 

 

AppleもGoogleも求める市場はゲームばかりではない。特に健康医療分野へ市場を求めているのだ。

 

Apple and Stanford University study uses new Apple Watch app to detect abnormal heart rhythms


Apple とスタンフォード大学の40万人の治験がApple watchの機能を証明した。

 

Apple Watchのセンサーで検出する心臓のリズムに異常があると、Apple WatchとiPhoneの両方でプッシュ通知を表示し、iPhoneでの無料の動画相談を受けられる。この相談は年中無休の米遠隔医療サービスAmerican Wellを通じ、研究に参加する医師が担当した。相談した参加者は携帯型心電図パッチによる継続検査を受けた。


 この研究で、心臓のリズム異常の通知を受信したのは参加者の0.5%だった。スタンフォード大学は、これを過剰通知の可能性の低さとして評価した。また、アプリから通知を受け、心電図パッチで追跡調査した参加者の34%が心房細動だったことが分かった。

 なお、Apple Watchの最新モデルSeries 4は心電図機能を搭載しているが、調査開始後の発表だったため、対象になっていない。

 Appleのジェフ・ウィリアムズCOO(最高執行責任者)は発表文で「消費者がApple Watchを通じて心臓の健康について有用で実用的な情報を得続けることを願う」と語った。

(https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1903/18/news065.htmlより一部引用させて頂きました。)

 


命を共有できる時間軸⑷

2019-09-16 12:46:24 | 世界標準の消費価値

 

今回のWWDCでもApple Arcadeなどのゲーム同様に、MediCare の分野での可能性は更に広がっていく事でしょう。

 

Googleが開発したGoogleコンタクトレンズ、涙からグルコースを測定し、低血糖になっていないかを測定できる画期的なものだ。その後オレゴン大学で研究調査していた。特に1型糖尿病の子供には、血糖値を測ることが日常であり、その測定値を元にインスリンを注射するのである。涙で測れれば、日常のQOLも良くなる。

 

 

Bio-sensing contact lens could someday measure blood glucose, other bodily functions

 

 

Alphabet傘下の医療企業Verily Life Sciencesが、2014年に立ち上げた糖尿病患者のための血糖値測定コンタクトレンズの開発を中止した。わずかな涙液から正確な血糖値を測定するのは困難という結論に達した。今後は白内障や老眼のためのスマートレンズの開発にフォーカスする。

(https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1811/18/news015.htmlから一部引用させて頂きました。)

残念の極みである。Appleの市場戦略はどうだろう?