歴史を紐解けば、その物事の側面も視えてきます。
赤穂浪士の討ち入りも、吉良上野介から視れば自ずと視えてくるものがあります。
伊達藩の御家騒動を描いた『樅ノ木は残った』山本周五郎の歴史小説。江戸時代前期に仙台藩伊達家で起こったお家騒動「伊達騒動」を題材にしております。
従来は悪人とされてきた原田甲斐(原田宗輔)を主人公とし、幕府による取り潰しから藩を守るために尽力した忠臣として描くなど、新しい解釈を加えております。
先の大東亜戦争 「第二次世界大戦」においても、アメリカからの視点と当時窮地に立たされていた日本とでは異なる視点です。もちろん無策で始めた無謀な戦争ですから当時の主導者達に大きな責任があります。NHK大河ドラマ「八重の桜」でも新政府軍と都を負われた会津藩とでは義を通しても賊軍とされた会津の人々の辛さが伝わってきます。
桃太郎に退治された鬼の子供の声が、拙い文字からもうかがわれます。
以前 ご紹介したThe guardian の「三匹の子豚」が捕まって法廷で裁かれるのも、この加害者でもあり被害者の釜茹でになって子豚達に食べられてしまった「狼」の目線です。
昔からの御伽噺の裏を覗いて見るのも面白い観点だと思ってしまう表現です。
次のことをブログにしてみました。
桃太郎
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忠臣蔵~罪深いひと~
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そして、きょうは山本周五郎の作品についてつづってみました。 m(_ _)m