AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

Macどうなるど?(2)

2015-12-31 13:12:27 | アイディアの屋外観戦






瀕死の状態の日本マクドナルドが市場展開するマーケティング戦略は全く機能していないと言っても過言ではない。2014 マクドナルドはカンヌライオンで、クリエーティブ マーケティングイヤーにえらばれている。1979年のカンヌ広告祭で初めて受賞し、凡そ70もの名誉ある獅子を獲得している。100円マックに100円 コヒー飲み放題なキャンペーンもありました。
「日本での市場戦略を間違えた。」と言っても過言ではありません。
何処で間違えたか?銀座の三越に開店したマクドナルドはその珍しさもあり、全国にフランチャイズ出店を重ねていった。鎌倉鶴岡八幡宮の側に出来たマクドナルドは初詣の参拝客もあり、世界で一番の売り上げをあげた。昼マックを無くし客の回転率を上げるために、そこで勉強する特に中高生をいずらくし、彼等彼女達は「スターバックス」へと自習難民となる。
「早い。安い。煩い。不味い。」が同列にあるのを忘れて値上げをすれば、既に競合ハンバーガーチェーンへ客は逃げていくのである。底なし沼に落ちた犬のように誰もが叩けば沈んでいき息の根を止められる。米国企業の海外での展開は「俺たちの喰い物に合わせろ!」的な戦時下のマッカーサー統治の様なものである。マッカーサーは、昭和天皇と会い 日本人の精神たるものを知ったんだろう。だから彼は日本人からも愛された。日本の企業の海外進出はその国に合わせる事だ。健康思考に目覚めてしまった米国内にしても客離れが止まらないでしょう。それだけ、このカサノバCEOは「まずは社員達と食堂で食事をしたか?」全国行脚で「各店の店員 客と会話したか?」机上の空論では社員も客も動かないものだ。マクドナルドから安さを取り上げたら、残るのは「ジャンク 」と言うファーストフードの不健康な国 アメリカ その物だけが残る。
かの本田宗一郎氏は、叩き上げの技術者だった。怒るとスパナが飛んできたと言う逸話もあるが、開発スタッフの集合写真に研究所で働く清掃の女性の方が入っていないと激怒したとも聞きます。
食堂で共に社食を社員達と食べ、語らったと言います。米国のCEOはそんな事は先ずしませんね。だから経営人年間の支給額は数十億です。これが新自由主義経済の根深い世界です。既に富裕層と貧困層に別れている。マクドナルド創始者のレイ・クロックは著書「成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男―マクドナルド創業者」でこう言っています。
社長の指示した通りに
現場が実行するような会社は、
間違いなくつぶれる。
今年もAD際族にアクセス頂き有難うございました。今取り組んでいるのは「寄付の可視化」です。いろいろな表現が可能だな、、。とアイディアを膨らませております。時は1914年前夜、ヒタヒタと戦への足音がちかずいてきておりますが、、、。未来永劫、戦後であってほしいと思います。
最後に東京新聞「平和の俳句」より。(http://38300902.at.webry.info/201504/article_7.html)

◆去年(こぞ)今年貫く平和砕けけり 石崎 吉彦様

来年も戦後71年と言える日々を、、、。良いお年を、、、。



12月30日(水)のつぶやき

2015-12-31 03:11:45 | 今そこにあるメディアのリスク

seinenunion.blogspot.jp/2015/11/blackb…
就労支援含めて国の支援金目当ての小規模のパソコン教室含めて酷い状況である事を知りました。
そういうところは国からの支援金を即刻止めれば、直ぐに潰れるだろうが、、、。教育をなめている業者は廃業にすべき事だと思います。



12月29日(火)のつぶやき

2015-12-30 03:12:19 | 今そこにあるメディアのリスク

ねこ動画.net/entry/72hours-…
猫のハチ商店街で誰からもあいされている。と言いますか誰もがハチに癒されている。



Macどうなるど?(1)

2015-12-29 18:34:30 | アイディアの屋外観戦



郷に入れば郷に従え。“Every country has its law.”とも言いますが、私が習った頃は
When in Roma, do as the Romans do. (ローマにいる時は、ローマ人がするようにしなさい。)だったか?日本語にしても英語にしても、何処か符合するところがありますね。
「日光見ずして結構とと言うなかれ」は、See Naples and die. (ナポリを見て死ね)
明治期 貧困の農村の人々は、未開の地ブラジルにもハワイにも渡りました。その地の慣習を守り代を重ねていったのです。それが出来ないのが白人至上主義の欧米ですね。今は亡き ジョブズ氏のアップルでさえ、ウエッブも全てに於いてハンドリングは米国本社、アジア オセアニア担当はシンガポールです。米国のファーストフード 特にマクドナルドジャパンは、瀕死の重症と言っても過言ではありません。

米マクドナルドが、筆頭株主として約50%を握る日本マクドナルドホールディングス(HD)の株式の一部売却を検討していることが22日、分かった。国内外の投資ファンドや大手商社に打診したもようで、外部の資本とノウハウを活用し、低迷が続く日本事業の早期再建を急ぐとともに、ブランドイメージの一新を図る考えだ。売却株数や金額などの詳細は今後、詰める。最大33%を売却する可能性もあり、45年間続いた米本社主導の経営を抜本的に見直す。
日本マクドナルドは、期限切れ鶏肉使用や異物混入といった食の安全安心に関わる不祥事が続発し、消費者からの信頼を失った。信頼回復に向け、品質情報の開示やメニューの見直しなどに取り組んでいるが、既存店客数は11月までに31カ月連続で前年実績を下回り、客離れに歯止めがかからない。同社は、不採算店舗の閉鎖など店舗改革を急ピッチで進め、今年の閉鎖店舗は100店に上る見通し。財務関係者は「一時的に費用負担が増えるが、来期以降のコスト削減につながる」と期待する。

 しかし、閉店の加速が縮小均衡やブランド力の低下につながれば、イメージ回復は遠のく。店舗跡には競合のハンバーガーチェーンなどの出店が相次いでおり、今後のシェア争いに影響を及ぼす恐れもある。外食業界に詳しい日本経済大の西村尚純教授は「小手先の改革では復活できない。これまでのビジネスモデルを180度転換させるような抜本的な改革が必要だ」と話す。



こんな瀕死の状態だが、海外の屋外広告では好感度を持たれてます。
マクドナルド UKの屋外広告です。
絵文字を使って、マクドナルドの商品が私たちに与えてくれる
ハッピーパワーを表した広告です。


ただこそものの上手なれ

2015-12-27 11:24:22 | インタラクティブのattractive(魅惑)






TBSドラマ「下町ロケット」。最終回となった10話の視聴率は平均22・3%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)で、今年の民放連ドラマ1位となった。多くの人を引きつけた魅力は何なのか。その問いに「キャスト、スタッフ全員の高いプロ意識」を挙げる人は多い。( なんだか勧善懲悪の歌舞伎みたい、まあこれは半沢直樹からそうなんですけどね、、、。)

此処まで視聴率をアップさせたのは、阿部寛他俳優人達の切磋琢磨の演技力にも尽きますが、やはり無料 視聴アプリの力も大きいと思います。





NHKの「プロジェクトX」こう言う題材は、日本人誰もが憧れる人物像です。SNSの無料動画 要はタダの時代で番組を見損なった方々にアーカイブでインターネット配信 有料では伸びなかったと思います。民放が一緒になって各局話題のドラマを無料で配信する。これが上手くいった戦略と言っても良いと思います。





御存知のように米国のスーパーボールで流れるCM( カンヌ前哨戦と言われる)1回のオンエアでおよそ日本円で4億5千万です。これはおよそ1クール5000GRPくらいです。SNSとは違い、マスメディアの底力を無視は出来ません。「好きこそものの上手なれ」同様に無料でどう稼いでいくか?



特に各局各番組へのファン達に株主同様に参加出来れば、番組提供とは別に視聴者達が株主同様になるのです。そういう考え方もSNSに対抗出来る仕組みなんですが、、、、。なんだか上手く機能していないんですね。
以前ご紹介したプレデター シンキング(略罰思考)史上最高のコピーライターのひとりであるボブ・レヴンソンは言った。 「ほとんどの人は広告を無視する。広告がほとんどの人を無視するからだ」 広告同様にテレビも同じでしょう。テレビ局だけの争い 視聴率競争、仲間内だけでいくら競っても、視聴者に届かないと意味がない。
これは家電製品を生み出してきた企業にも言える事です。「如何に業界の殻を破れるか?」それが出来ずに、
砂上の楼閣のように崩れ去ったのです。




テレビの力は見縊るとエライことになります。まあ後は、「CM文化の質を何処まで戻せるのか?」ですね。


クリスマスは善悪問わずやって来る(2)

2015-12-25 19:16:12 | アイディアのIdentity

「歴史とは現在と過去との絶え間ない対話である」と言ったのは英国の歴史家 政治学者のE.H.カーだ。今の世界の指導者達は果たして過去を学んでいるのだろうか?イスラム国が悪いとか、米英仏露西亞 獨逸が正しいか?もちろん今の日本の道は正しいのか?物事は俯瞰で観ないと解らない。ただ、サントリーボスの枕詞「このろくでもない、素晴らしき世界」の如く、クリスマスはやって来てしまう。NYのペントハウスで上等なシャンパンを飲み干す富豪達もテントハウスで1杯のスープだけで今日を生き延びている難民の人々も同じ地球民である。この混沌としたタイムラインの中で、、、。いろいろな歌が生まれ 何故かその作られた暖かさにいとも簡単に騙され「幸せ」だと思い込む。





だからジョン レノンは「Happy Cristmas(War is Over)」を作り、サイモンとガーファンクルは「7時のニュースと聖しこの夜」を作った。
「一握の砂」ではないが、今年も善悪問わずクリスマスがやってきた。難民の人達には「一握の幸」になって欲しい。
John Lewis シーズン ムービーやAppが「このろくでもない、素晴らしき世界」を優しく包み込んでくれる。












「メリークリスマス。地球民へ。」

12月24日(木)のつぶやき

2015-12-25 03:13:08 | 今そこにあるメディアのリスク

クリスマスは善悪問わずやって来る。(1)

2015-12-24 21:57:28 | アイディアのIdentity










パリのテロにベルサイユ宮殿で「我々はイスラム国に対して戦争状態にある。」とオランド大統領は宣言した。そして議員達は国家「ラ マルセイユ」を高らかに歌った。映画「カサブランカ」の1シーンの様に、、、。ドイツは先の大戦を懺悔するかの様にシリア難民を受け入れている。ノーベル賞の国スエーデンのアサ・ロムソン副首相の声は震え、唇をかんで涙をこらえていた。苦渋の決断を下したのだ。それだけ国家財政に難民支援は逼迫しているのだ。
難民を受け入れる事に欧州各国が受け入れを示さざるを得なかった1枚の写真、海岸に打ち上げられたシリア難民 アイラン・クルディ君3歳の屍。この小さな天使が受け入れさせたかも知れないが、今 世界は確実にファシズム 「国家主義」に向かっている。第一次世界大戦から101年、もう直ぐ102年を向かえる。戦争の体験者がいなくなると、また同じ事を繰り返すのだ。先進国のツケが全く関係のない人々 「地球民」を苦しめている。温暖化で沈む島島、空爆で家族を失う民にPM2.5で北京は昼間でも真っ暗である。
戦後新自由主義を全ての市場に導入したことで、富裕層と貧困層の差は米国ばかりでなく、日本も同じ状態に近ずいている。子供六人に一人の割合で貧しき国となってしまった。正社員と派遣社員の割合は既に5割である。今は亡き東大宇沢名誉教授の「富裕層から貧困層への富の循環」を考えるべきなのだが、、、。イギリスで産業革命が起こってから、このちっぽけな国も開国という米欧列強国に従うしかなかった。果たしてそれが良かったかどうか?今では疑問に思う。260年にも亘る江戸幕府の鎖国が日本を良い意味、当時の「ガラパゴス ジパング」を保っていたのであろう。
「無償の微笑み」の民と言われたこの国は既に「下を向いて歩こう」ではないが、誰もが「スマホに夢中」である。クリスマスイブの今夜 「このろくでもない素晴らしい世界」に天使は舞いおりるだろうか、、、?