AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

Googleの近未来予測の確実性(1)

2011-11-26 22:26:09 | インタラクティブのattractive(魅惑)
今年のカンヌ広告祭Cyber部門で金賞を受賞したGoogle のシリーズ広告はGoogle Chrome のブラウザの活用性を面白く表現している。Google Chromeの検索表示速度をポテトと対決させている。なんか実験科学の理科教室みたいだが、Google Chromeらしい表現だ。




ブラウザでは後発だったが、今ではインターネットエクスプローラーを抜き、Chromeのシェアーは、今年6月時点で優に20%を越えているらしい。
Web2.0と言われた2006年くらいから今はWeb3.0の時代に突乳したと言われている。
セマンティックが主流になるであろうと言われているが、そうなってもGoogleは生き残っているだろう。
興味深い記事が英国 エコノミストにあった。


紫煙・分煙・禁煙・卒煙(4)

2011-11-22 00:42:13 | アイディアのIdentity
35年前 米国西海岸ではすでに禁煙運動は始まっていた。
「サージョン ジェネラル デターミン ザッツ シガレット スモーキング デンジャレンス フォア ユウア ヘルス」(Surgeon General determined that cigarette smoking dangerous for your health)
煙草の箱に書かれた言葉を 暗記してしまった事を思い出す。今ではWarning 警告となっている。
そして今では、この注意書きで、パッケージのデザインもメチャクチャになってしまった。
ジタンのパッケージのデザインや、ピースそしてHOPEのデザインは秀逸だったが、、、。
それにしても、海外の警告パッケージは凄すぎる。これまでやれば吸わないだろう。日本でここまでやれば、税収も随分と下がるだろうに。




この警告がペットボトルに貼ってあったらどうだろう。それでも飲むだろうか?
まずは飲む人間などいないと思うが、、、。






紫煙・分煙・禁煙・卒煙(3)

2011-11-19 00:13:03 | アイディアのIdentity
古今東西の昔から、タバコをやめたい愛煙家がどれだけいただろうか?
1609年には早くも、徳川幕府から禁煙令が出されている。
「元来、喫煙は百害あって一利ない。
 さらに、煙草を栽培するために、田んぼが犠牲になることは、財政の基礎を
 危くし、食糧問題にも発展しかねない」
この禁煙令によって、喫煙者のみならず、煙草の栽培者まで処罰されたらしい。
煙草を吸う方と吸わない方を分ける分煙化の店が多くなったが、禁煙広告にも主流煙と副流煙を意識した表現があった。




S>uicideとHomicideと書かれたタバコ。煙草を吸うと言う自殺行為と副流煙で死に至らせる行為。
「喫煙家が禁煙家にかける迷惑は肉体的なものであるが、禁煙家が喫煙家にかける迷惑は精神的なものである。」中華民国の文学者・言語学者・評論家の林語堂の言葉だ。
喫煙家の形見は狭いどころか、猫の額もないだろう。

紫煙・分煙・禁煙・卒煙(2)

2011-11-17 01:43:34 | アイディアのIdentity



NHK総合の人気番組「ためしてガッテン」でもタバコと脳の関係を取り上げていたが、禁煙はどんなに意思が硬くても、脳が覚えてしまっている「快感」らしい。
実際に肺がんと告知、タバコを吸うとまた心筋梗塞起こしますから絶対にやめなさい」
こう言われると命欲しさにやめるだろう。健康だったら、やめないもんです。
タバコを危険な記号として表現したのが 、ショットガンだ。タバコのフィルターを折って散弾銃に見せている。



「煙草をやめるなんてとても簡単なことだ。私は百回以上も禁煙している。」
トムソーヤの冒険で有名な作家 マークトェインのやめにやめられない愛煙家の悩み、いやうまい言いわけだ。


紫煙・分煙・禁煙・卒煙(1)

2011-11-14 23:51:21 | アイディアのIdentity
財源難になると毎回取り上げられるのがタバコの増税案だ。
この税金、大きく3種類の税金らしい。「国たばこ税」「地方たばこ税(都道府県、市区町村)」「たばこ特別税」の3つ。この3種類の税金に消費税も加えると、実に値段の60%近くが税金と言うことになる。それでも先進国では安い価格だ。米国にしても豪州にしてもおおよそ日本円で1000円以上だろう。小生も数年前に辞めた。強い意思があった訳でもない。アイディアとか商品ネーミングとか、言葉を上手く書くには「煙草」がないとダメだと思っていたが、そんなことは関係なく言葉もアイディアも浮かんでくる。大したネーミング、アイディアではないが以前よりも良い。



規制がかからない頃の映像にはお酒と同じ「大人」に憧れたものだった。ハムレット シガーは多くの名作を生んだ.




Benson&Hedges 100'Sは今までに無いその長さをポイントに表現した。共に紫煙が生んだ名作だった。90年代の映画やテレビドラマではタバコを吸うシーンが当たり前の様だったが、今はドラマでも映画でも極力煙草を吸う表現をしない。タバコ=駄目な男や女と言う映像の記号かも知れない。タバコの影がガンに見える。これでは1950年代のアメリカ西部劇の名作「ガンスモーク」そのものだ。





親離れと子離れ (3)

2011-11-10 00:49:21 | アイディアのIdentity



犬を連れて海岸散歩に出るのが日課だが、コンビニの路上に棄てられていたというより、そこで食べ、飲み散らかした後の様だ。誰も注意もしなかったのだろう。気になり、コンビニのゴミ箱に棄てた。週に数回、ペットボトルやカンコーヒ等家の庭に投げ込まれている。
近くの中学校の生徒だろう。飲んだらゴミ箱に棄てる。こんなことは学校で教えるものではない。親が注意する事だ。平気で棄てるのは、彼らのせいではないかも知れない。
家でちゃんと注意しないからだろう。子供は親の背中を見て育つ。亡き真木準さんのコピーを思い出した。「カンビールの空カンと破れた恋は、お近くの屑かごへ。」
家庭という個人主義が、モンスターやカーリング ペアレントを生んでいる。間違った自由主義がこの国を住みずらくしている。「空カンを棄てられない子供と、注意すら出来ない親は、お近くの屑かごへ。」
過激だが、そう思ってしまう。


親離れと子離れ(2)

2011-11-06 20:36:22 | アイディアのIdentity



生の頃、聴講生で米国の大学に席を置いたことがある。NHK「白熱教室」のハーバード大学、スタンフォード大学 の学生さん達が、自己の理論展開、アイディアをどんどん提案していくが、優秀な学生さんがいる大学だから、、、。私がいたドミトリーも、勉強もしないで主張だけは一人前の自己顕示欲の強い馬鹿学生は大勢いた。彼等、彼女等は親と一緒にドミトリーや大学キャンパス、入学手族きも一緒だ。日本の今の母親と子供に似ている。
子供達に何を残すか? 受験勉強を重視した事により偏った教育が、道徳心のない若者を作ったと言っても過言ではないだろう。




それはきっと教育ではなく、その上の徳育だろうと思う。(道徳心を養うための教育のこと。理性ある人間を育てるために行われる。) 宮澤章二という方の『行為の意味』という詩の引用だ。(宮沢賢治さんではありません。)


「行為の意味」 
               宮澤章二
    
-あなたの〈こころ〉はどんな形ですか
と ひとに聞かれても答えようがない
自分にも他人にも〈こころ〉は見えない
けれど ほんとうに見えないのであろうか

確かに〈こころ〉はだれにも見えない
けれど〈こころづかい〉は見えるのだ
それは 人に対する積極的な行為だから

同じように胸の中の〈思い〉は見えない
けれど〈思いやり〉はだれにでも見える
それも人に対する積極的な行為なのだから

あたたかい心が あたたかい行為になり
やさしい思いが やさしい行為になるとき
〈心〉も〈思い〉も初めて美しく生きる
-それは 人が人として生きることだ

 (※ 肥さんの夢ブログから引用させて頂きました )http://koesan21.cocolog-nifty.com/dream/2011/03/post-e23e.html)


未来の子供へのメッセージ。Googleは子供へ託すメッセージをChromeを使って表現している。赤ちゃん、運動会、いろいろな思い出をCloudに置いておくのも可能だ。子供へ手渡す鍵はパスワードで。
思いやりも。こころずかいも、GoogleのCMはちゃんと伝えているし、伝わってくる。作り手の「思いやりの心も」伝わってくる。


親離れと子離れ(1)

2011-11-05 01:20:35 | アイディアのIdentity


先日鵠沼海岸近くの医院の先生が、こうおっしゃっていた。「今の若い親達は、カーリング ペアレントと言うんですよ。」カーリング?モンスターペアレントは聞いたことがあるが、、、。はて?子供の前をカーリングの様に掃いていく親の事をいうらしい。
どこの幼稚園に入れるか?どこの小学校、中学校、高校がいいのか?
このCMをみても「そこまで甘えるか?」表現の好感度も良くないと思うが、、、?商品メッセージ、SONYだったら大丈夫とのことだろう。このCMで思う事は、視聴者は作り手よりも、賢いということだ。政治家と国民のズレと同じである。クライアントが白と言えば黒でも白と言わざるを得ない厳しい状況だと思うが、「自分の事は自分でやる。」この事が一番今必要なメッセージだと思う。マナーは親から子へ、そして孫へと伝承されると言うが、悪い慣習も伝わっていくのだ。
きっと、ちゃんと録画していたパパだったら、カーリングペアレントと言えるだろう。