AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

9月2日(金)のつぶやき

2016-09-03 02:45:06 | 百済ない話

集合知の無知(3)

2016-09-03 01:21:08 | 今そこにあるメディアのリスク





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先日スタンフォード大学のティナ・シーリング先生の「夢を叶える集中講義」を読み返しましたが、著書の中で紹介されていたのが「モチベーション3.0 Driver」ダニエル・ピンク著 大前研一先生が訳されて講談社から出版されております。




この翻訳出版は「モチベーション3.0」と言う意味合いは「Web3.0」と同様に漠然とした意味です。Web4.0これも漠然とした近未来の定義です。読めば読むほど「目から鱗」です。資本主義経済の定義は?ウィキペディアで調べますと、「資本主義(しほんしゅぎ、英: capitalism)とは、経済の仕組みの一種で、資本の運動が社会のあらゆる基本原理となり、利潤や余剰価値を生む体制である。「資本制」とも言う。
社会に貨幣を投下し、投下された貨幣が社会を運動してより大きな貨幣となって回収される場合、この貨幣が「資本」とよばれる(資本を参照)。
カール・マルクスは著書『資本論』の中で「生産手段が少数の資本家に集中し、一方で自分の労働力を売るしか生活手段がない多数の労働者が存在する生産様式」として「資本主義」と定義した。

「アレ?」凡そ十数年前に「成果主義」と言うものが求められました。これこそ雇用側から観た社員の「成果の可視化」でしたが凡その導入した企業が芳しくない結果になったと思います。
日本のビジネス形態ではあわなかったのでしょう。東京に出た時にインドのWiden & Kenedyの方と知り合いましたが、彼はその後W+YのNewYorkそれから間もなく、J.Walter Tompson で働いているみたいです。「明日から来んでええ!」「あっちの方が良いから辞める!」海外の雇用形態はそんなもんです。これをそのまま用いると「今の成果、観える成果以外は観えませんから成果が悪くなる→だったら提案は止めよう→そして会社は硬直化してしまう。」
戦後の新自由主義経済は ミルトン・フリードマン シカゴ学派等が提唱したものです。1976年にノーベル賞を授与されておりますが、今の世の中でしたら受賞出来なかったかもしれません。





何故か?人間のモチベーションは「お金で動く」外的モチベーションではなく、内的モチベーション 「やり甲斐」が強いからです。



このモチベーションに関して興味深いことが書かれております。ハリー・F・ハーロウ(1905-1981)という、世界に先駆けて霊長類の行動を調べる研究所を設立したウィスコンシン大学の心理学教授が、1949年に行った実験です。
アカゲザルの学習に関する実験で、簡単な(アカゲザルには困難だと思われる)仕掛けのついた装置を8匹のアカゲザルに与え、どのようにその仕掛けを解くのかを観察するのが目的だったようです。ハーロウの行った実験を簡単に紹介しますとサルに簡単な仕掛けのついた装置を与えると、熱心に、しかも楽しそうにこの装置で遊び始めました。やり方を教えたわけでも、エサを与えたわけでも、褒めたりしたわけでもないのに当時、科学者は二つの動機付けが行動に影響を与えると考えていました。一つは生理的動因であり、もう一つはアメとムチによるものです。しかし、この実験結果はそのどちらにもあてはまりませんでした。次に、成功したほうびとして、エサを与えるとどうなったか?結果は、前よりももっと間違いを犯し、成功率が低くなりました。
これらの結果からハーロウが提示した仮説は「課題に取り組むこと自体が、内発的報酬にあたるという「第三」の動機づけです。新たに見いだされたこの動機付けを、ハーロウはのちに「内発的動機づけ」と述べております。