AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

タレント起用の意味と意義(4)

2015-10-31 14:51:23 | 学問のススメの涙






POLO Ralph Louren Classic は清廉さにプレッピー的な要素 preparatory schoolsとは良家のお金持ちの名門私立学校意味し、お坊ちゃんにお嬢様の意味です。それがアメリカン トラッドのモデルでもタレントでも起用のコンセプトポリシーみたいですね。





それとは真逆なのが、イブサンローランのMです。ちなみに商品名「M7」の「M」には、“Masculine(男らしさ) ” “Magnetic(魅力的) ” “Men(男性) ”の3つの意味があるらしい。「7」は、サンローラン7番目のメンズフレグランスという意味なんだとか。(初心者的 ARTな生活 http://breakbeats9.blog41.fc2.com/blog-entry-564.html?spより引用させて頂きました。)



(Copyright © 2014 Duke University「Advertising and Society」 Professor: William M. O’Barr and ADVERTISING EDUCATIONAL FOUNDATIONAll Rights Reserved.)

GUCCIのデザイナーとしても有名なトムフォードの作品でもあります。クロアチアのバスケット選手を起用してのヌード写真です。ミケランジェロのダミデ像の様です。こういう表現は米国では特に保守層から嫌われます。広告におけるイデオロギーとは、その時代背景や文化の「映し鏡」であり、その観念はタレント起用に関しても各企業にとって大きな選択ともなるのでしょう。

COURSERA ご関心ある方は下記からアクセスしてください。
https://www.coursera.org/course/adsoc)


タレント起用の意味と意義(3)

2015-10-30 16:51:37 | 学問のススメの涙






















国内でタレントを起用しブランディングを確立している企業も多いです。
例えば、サラリーマンのビジネススーツを「溝鼠から解放」したのはダーバンのアランドロンであり、レナウンは大人のメンズファッションを確立したと言っても過言ではありません。サッポロビール「男は黙ってサッポロビール」も三船敏郎さんだと言いそうな言葉であり、今は亡き高倉健さんの「不器用ですから」も実直な健さんらしい言葉です。サントリー大原麗子さん。糸井さんの「すこし愛して、ながーく愛してー」も糸井さんの言葉がそのまま麗子さんを醸し出しています。
Duke University「Advertising and Society」  William M. O'Barr教授はPolo Ralph LaurenとYves Saint-Laurent でメンズ商品としてのsignified 商品アイコンとしての要素を紹介してます。

タレント起用の意味と意義(2)

2015-10-27 22:28:27 | 学問のススメの涙



国内だけの広告起用と違い、グローバルな企業となるとそのタレント起用に関して、多角的にどう展開するか?タレント費もですが、その広告展開に有名映画監督や映像 CM作家を起用し、ウエッブでの展開も多岐に渡るでしょう。シャネルの美意識 特にニコール キッドマンの起用は成功した事例と言えると思います。タレントは当たり外れがありますからね。



そうなるとGalaxy Chocolateの様に、アンドロイドの様なオードリーヘップバーンが生まれてくるのです。












Duke UniversityのWilliam M. O'Barr教授はCHANEL No.5で起用されたカトリーヌ ドヌーブ とBabeで起用されたマーゴ ヘミングウエイとの各商品の記号として比較をしています。


(Copyright © 2014 Duke University「Advertising and Society」 Professor: William M. O’Barr and ADVERTISING EDUCATIONAL FOUNDATIONAll Rights Reserved.)

マーゴ ヘミングウエイを起用したBabeとCHANELとでは求める支持層と企業ブランディングの目指す価値が 違うんでしょうね。

タレント起用の意味と意義(1)

2015-10-26 00:40:06 | 学問のススメの涙



在職中 クリエイティブの現場 営業現場で多くのタレントをプレゼンし起用して頂きました。
スタンフォード大学のCOURSERA Duke University「Advertising and Society」  William M. O’Barr教授のビデオ講義を受講してますが、タレントのその企業への貢献度に関して学ぶべきところが大です。




O'Barr教授はまず、名作 「got milk」のスーパーマンを取り上げて、SignifierとSignifiedで紹介しております。








(Copyright © 2014 Duke University「Advertising and Society」 Professor: William M. O’Barr and ADVERTISING EDUCATIONAL FOUNDATIONAll Rights Reserved.)


タレント起用と言いますと、その商品にマッチングしているか?その企業のブランドイメージにあっているか?そして最も重要視するのが、その商品ターゲットの顧客に好感度、支持されているかどうかです。それだけでタレントプレゼンしていたんですね。
お菓子業界が一番新人歌手やタレントを起用するのが多いのですが、果たして将来性が何処まで伸びるのか?非常に難しいのです。M菓の当時K宣伝部長は、自宅に各チャンネル毎のテレビをセッテイングし新人タレントの情報を得ていたと聞きました。G社もチョコレートのM社もR社も凌ぎを削って新人タレントを起用していたのです。


COURSERA ご関心ある方は下記からアクセスしてください。
https://www.coursera.org/course/adsoc)

Donationのインタラクティブ性と健全性(4)

2015-10-25 00:14:50 | アイディアのIdentity



在職中も広告周辺のデジタル開発作業をさせて頂きましたが、デジタル時代の開発作業は一から始める事は必要ないと感じておりました。「如何に今ある各々の革新を繋げていけば新しい目指すものへ導き出されます。そういう意味では、全方位で世界の技術革新と時代の潮流、そして世界のデジタルメディアの立ち位置を学ぶ事です。そうすれば求める物に到達する事も早いと思われます。「寄付の可視化」を考えていく工程でまずは「寄付して頂く支援者を楽しくさせる事」が重要な事だと気ずきました。そういう寄付したい。支援したい。モチベーションは、 今の時代ではあてはまらないAIDMAの法則にもとずいて考えられます。支援も単に「かけ声だけでは成り立たない。」そういう時代に来ていると思われます。ミゼリオのドネーションは明快ですね。支援する子供達も参加して、ドネーション マシーンを作っていく。コインを入れると、そのコインがどう使われていくか解るのです。寄付した方も撮影されてfacebookの開設サイトにアップされます。こういう仕組みを考えないと「詐欺まがい?」と思われてしまうのです。