AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

デジタルサイネージと3D効果(10)

2010-09-28 01:27:45 | メディアの一向一揆
SONY3D「RayModeler」は今年のSIGRAPHで展示されたそうです。


撮影技法も映像で紹介されておりました。
被写体を8方向から撮影するものです。レインボーホログラフィの様に360度スリット撮影しておりませんから、その間 アニメーションで言えば、8のカメラアングルをkeyとしますとin between(動画)の部分を自動的にスムーズシェーディングしているのではないでしょうか?デジタルサイネージにも将来使われるでしょう。広告自体「伝えること。」は変わらないことですが、それを伝える、運ぶツール、メディアはどんどん変化している様に思います。ただし、伝えるアイディアは普遍の良い意味 アナログでしょう。だって人はアナログなんですから。

デジタルサイネージと3D効果(9)

2010-09-26 22:27:39 | メディアの一向一揆
SONYが7月に発表した360度立体映像ツールはテレビ番組の紹介やYouTubeで拝見しましたが、ホログラフィの映像表現技法の基本も取り入れている様な感じがします。ホログラフィはもう30年くらい前に登場したものです。当時はルビーホログラフィ は静止物の3次元情報、そしてレインボーホログラフィは、回転大の被写体をスリット撮影していく方法で、360度の被写体情報を記録していくものです。撮影した早さで眼を動かせば動く虚像が再現されるものでした。但し記録されるのはカメラアングルの情報ですから、本当の3Dではありません。


デルビジョンとか、ディズニーランドのホーンテッドマンションの中で踊る幽霊もこの手法だったと思います。当時屋外広告にも使われましたが、思ったほどメディアツールとしてはそう話題になりませんでした。そして今、3Dテレビの開発で新しい形が見えてきました。

デジタルサイネージと3D効果(8)

2010-09-25 00:20:02 | アイディアのIdentity
Samsungの3DTVのCMは相当大掛かりなものです。


もう一つ違う意味でのクオリティの高さのSAMSUNG 3Dという面白い映像がありました。ダビンチの描いたモナリザを3Dにしたり、「ウィトルウィウス的人体図」や スーラの名作「アニエールの水浴」 ...名画の中の空間を覗き込むと、、、、。意外な世界が広がっていました。


CMや印刷媒体で「どう3Dを表現するのか?」
やはりそこには、伝えるための基本となるアイディアが必要となります。

地球の村化と大学村構想

2010-09-24 03:29:43 | 学問のススメの涙



マルクハーンはメディアが進めば進むほど、地球は村化していくと言っております。
個人的に、その通りだなーと思いましたのが、appleのiTune の世界各国からのPodCastingを使った配信です。日本でも東大、早稲田 慶応 明治大学等で公開シンポジウムとかを発信しております。
スタンフォード大学のiTuneUでは、iPhone のアプリケーション演習をやっておりました。
ソフトバンクさんが、サイバー大学を作りましたが、こうなると日本国内である必要がなくなります。
iChat AVの様に、実際の授業に参加し、意見や質問も出来る。こんなことも可能になってきます。
白熱教室のハバード大学 サンデル教授の授業もリアルタイムに参加できるのです。そして質問も出来るのです。
自分の受けたい授業を受ける。時差はありますが、午前はサザンカリフォルニア大学で映画の講義を聴き
午後にはコロムビア大学のシナリオ論を受ける。こんな事も可能になります。
但し、大学の受講は自分のレベルもあるところが難しいですが。大学の世界ボーダレス化です。住まいは湘南ですが、慶応湘南キャンパスの隣に、ハーバード、そして早稲田、ケンブリッジもすぐそこと、湘南台に有名大学が架空ですが乱立しているのです。今は一つの学部でなく、いろいろな学部がコラボして
製品や開発を生み出す時代です。例えば メディアデザインが一つの例です。映像から端を発したツールは更に医学、農業、電子工学と今迄は芸術領域だったものが、工学 電子 農業と結びつき更なる発展を生むのです。これからは、芸術という狭義な意味でとらえず、各分野との連携が必要でしょう。


デジタルサイネージと3D効果(7)

2010-09-24 01:54:56 | 世界標準の消費価値
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20100729/dms1007291615007-n2.ht
上記の様に国内 3Dテレビの売り上げは伸び悩んでいるみたいです。
これは海外も同じでしょう。家電メーカーとしては、2011年の地上波デジタル放送以降プラズマ 液晶テレビの買い替えは政府のエコポイント効果で売れております。但し、3Dテレビ発売に伴い価格も値崩れしています。先日、ブルーレイ搭載の液晶で、つい最近発売されたのに、その安さに驚きました。
米国 スポーツ放送専門チャンネルESPANは3D放送を開始しましたが、やはりネックは専用眼鏡です。その3D認知の方式は省きますが、テレビ画面にレンズを入れる等して裸眼で観れないと消費者は手を出さないでしょう。思いますに、これも機能価値の先取り過ぎです。オーバースペックです。


国内の家電メーカーも研修に行っておりますデンマークのBang&Olufsen。その商品機能やそのデザイン性をここいらで良く学んでいただきたいものです。世界の家電メーカーが同じ土俵 それは どこのを購入してもそんなに差がない コモディティです。量産品です。でも昔のソニーはどうだったでしょうか?
カセットテープ録再のWALK MANは世界で売れに売れました。デザイン性と好きな音楽を持ち運べる。
これは、コモディティではなく、プレミアム、情緒的価値感 すなわち消費者が求める消費価値とマッチングしていたのでしょう。この考え方がApple のiPadに受け継げられていると思います。
Bang&Olufsenの商品は他の家電品と比較しますと、それは数十倍高いものです。でもそれだけ上質の価値があります。家電メーカーは自社ブランドロゴを商品のセンター位置に大きくいれております。
Bang&Olufsenはロゴをなるべく目立たない様に入れております。その商品価値を邪魔しない, そのユーザーの生活に邪魔をしない配慮です。


消費者の求める物は、ちょっと進んだ使い易い機能と、他にはない情緒的な上質なプレミアムでしょう。
ソニーの盛田さんの言葉「心の琴線に触れる物を作りなさい。」この言葉が、すごーく重く感じる日本の停滞感です。
昔のMade in Japanには国外メーカーでは出来なかった情緒的な価値 プレミアムがあったのですから。

デジタルサイネージと3D効果(6)

2010-09-23 04:00:39 | アイディアの屋内観戦
昨年のカンヌ広告祭フィルム部門グランプリは、フイリップスのカローセルが受賞しましたが、今年も凝った内容です。


新設されましたCMの技術面を評価するフィルム・クラフト部門で、「Gift」がショートストーリーでグランプリをを受賞してます。クオリティの高い作品ですが、私にはよく解りませんでした。


いずれの家電製品を扱う企業はデジタルテレビ対応の中で、高画質 サラウンドサウンドでななく、次の如何に立体映像に近ずけるかが、テーマとなっています。
3Dテレビセットの意外な表現をしていたのは、SAMSUNGの新しい立体発想でした。(続く)

謙虚と傲慢

2010-09-22 00:19:31 | 出雲のお国その礼儀作法




去る16日、また名優が去りました。小林桂樹さんです。以前、ある電気関係の企業のCMでお世話になりました。(通った大学の先輩でもありました。)演出コンテを持って事務所にお伺いした事を思い出します。演出家や私の話を丁寧に聞いて下さりました。撮影現場で演出シーンが変更になっても、「ハイ、判りました。」とご理解頂きました。
MAでのスタジオ録音の際、クライアント様との話で「スタジオで、傲慢な態度を取ったら上からライトが落っこちて来ましたからね。」と談笑されてらっしゃいました。
あるときは、社長の誠実な秘書を真面目に演じて笑いをとり、またあるときは、放浪の画家、そして聾唖者の夫と父親を演じきりました。「謙虚」は人柄でもあり、役者としての内面から醸し出させることかも知れません。合成麻薬MDMAを一緒に飲んだ女性を救命しなかった保護責任者遺棄罪などで懲役2年6月の判決を受けた愚かな者や離婚をし、毒ずく演技は巧い若手女優、まず人としてどうなのか?そんなクダラナイ傲慢タレントの芸能ニュースが今日も流れています。


小林桂樹さんを忍んで映画「名もなく貧しく美しく」を観ましょう。昭和の時代「謙虚」に生きる事を教えてくれた小林桂樹さんへ。有り難うございました。

デジタルサイネージと3D効果(5)

2010-09-20 17:16:55 | アイディアの屋外観戦
2014年ワールドカップサッカーが開催されるブラジル サンパウロ でコカ・コーラは.開催される喜びを3D風屋外広告で描いております。


コカ・コーラは今年南アフリカワールドカップ大会でもパビリオンを出してました。


2016年開催されるオリンピックとブラジルは熱気をおびております。中国 ブラジル そしてインドへと世界経済の牽引国はもう、先進国ではありません。
広告のクオリティも同じ様に向上しております。栄枯盛衰感が世の常ですが、もう少し日本も頑張らないと。

デジタルサイネージと3D効果(4)

2010-09-17 23:50:35 | アイディアの屋外観戦
ご紹介した旅行保険会社の傘のデジタルサイネージ等、多くのデジタルサイネージを手がけていますMonster Media という米国フロリダに本社がある制作会社です。
YouTubeで見つけましたのでアップしておきます。



デジタルサイネージと3D効果(3)

2010-09-17 02:01:47 | アイディアの屋外観戦
いろいろな看板の表現方法があります。
デジタルサイネージではなく、マクドナルドも看板をプランテーションにしてFresh Salads キャンペーンをやりました。


デジタルではなく、プランテーションサイネージです。(こんな用語はありませんが。)
そして今度はスモークスクリーンを使ったキャンペーン展開をしております。


デジタルサイネージの看板では、パイやコーヒーを携帯電話のカメラで撮影して近くの店に持っていくと無料になります。


看板広告に巧みな表現展開をしているマックです。