AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

集合知の無知(9)

2016-09-09 19:34:55 | 今そこにあるメディアのリスク






アメとムチがうまくいく特殊な状況 

グラックスバーグの実験から、型どおりの手順でできる課題には、外発的な動機づけが有効であることが分かります。これについて、アドワード・デシやリチャード・ライアン、リチャード・ケストラーが次のように明らかにしました。

「報酬によって、退屈な仕事に対する内発的動機づけが蝕まれることはない。そのような仕事には、蝕まれるような内発的動機づけが、ほとんど、あるいはまったく関与しないからだ」

また、ダン・アリエリーと同僚がMITの学生とともにインドのマドゥライで調査した結果、「その課題が機械的なスキルだけを必要とする限りにおいては、報奨は期待通りの役割を果たす。報奨が大きければ大きいほど、成績はそれに伴い上昇する」ということが分かりました。

これらはきわめて大きなポイントだ、とピンクは言います。先進諸国では、こうしたアルゴリズム的な職務が中心ではなくなってきていますが、全くなくなったわけではありません。中には、一日中決まり切った、魅力的とは言えない仕事に従事する人たちもいます。
(http://blog.livedoor.jp/trophy8046/内田信夫様のブログより引用させて頂きました。)

思いますに「Drive モチベーション3.0」だけを取り上げますと、モチベーション ・働く生き甲斐だけを焦点にあてておりますが、スタンフォード大学のティナ・シーリング先生の「夢を叶える集中講義」もホーキング博士が警告した「これ以上人工知能を開発すると人類は破滅する。」そして英オックスフォード大学でAI(人工知能)などの研究を行うマイケル・A・オズボーン准教授の
「仕事はほぼ半分なくなる消える職業・なくなる仕事」全てが今の経済社会の中で繋がっている事が判ります。



要は単純労働やデータに頼った職種などは自然淘汰されていくでしょう。近未来更に精度を上げていく自動運転により長距離トラック運転手だけではなく、検察事務官などもロボットに置き換えられるでしょう。

ですので「仕事を作り出せる創造性・クリエーティビティを持つ人材を育てる必要が不可欠です。」単純労働やデータを蓄積させる仕事から「クリエーティビティー(創造性)を生み出す教育をしていかないと、更に貧富の差が今以上になってしまう。」
世界の人々に創造性を生み出すスキルが必要になるのです。