AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

虐待の目線(1)

2014-01-31 14:29:46 | アイディアの屋外観戦



DJ「レモンさん(山本シュウ)が、子どものリアルな声と向き合うラジオ番組、TBSラジオ「全国こども電話相談室・リアル!」が人気だそうです。子どもたちからの電話相談を聞いていると、思わぬ事実が見えてくることもあります。2008年に終了した40数年に渡る夕方の「全国子供相談室」は、無着 成恭先生を始め、子供達の疑問「何故空が青いの?」もっと難しい「お母さんはなんでお母さんなの?」哲学的な疑問から高僧との問答みたいな疑問も多かったです。
今は、子供達の問題「苛めや、家庭内虐待まで」子供達の相談から学校•家庭環境等も観えて来るそうです。今回はそんな「子供の虐待をテーマにした広告表現」を探っていきます。
スーパーに行っても狂った様に怒りつけている母親も多いです。自分のフラストレーションを子供に向けているんですね。先日 アニメーターの月岡先生からお伺いした幕末から明治を描いた外国人からの見方「逝きし世の面影(渡辺京二著)」の一節に、あの大森貝塚を発見したエドワードモースが「赤ん坊が泣き叫ぶのを聞くことはめったになく、私は今までのところ、母親が赤ん坊に対して癇癪を起こしているのを一度も見ていない。」と語っています。文明開化が齎したものは皮肉にもこの国の子供達を、いや大人達も住みにくい世の中に変えてしまったのかもしれません。
自分も含めて父親の家庭内の放棄 仕事を口実に逃げてきたのだと反省するしかありません。家庭内の虐待は外では見えないものです。


!-- Anar Foundation against child abuse needs funds urgently -->


そこで親の目線の角度では見えない子供の目線に虐待を受けている顔が腫れ上がった表情と電話番号が明記されているのです。大人の視えない死角を上手く応用しています。

1月30日(木)のつぶやき

2014-01-31 03:51:22 | 今そこにあるメディアのリスク

ドラマの立ち位置とは?(2)

2014-01-30 01:24:13 | 今そこにあるメディアのリスク



放送局という摩訶不思議な世界は、日々凌ぎを削り視聴率だけを追い求めているところです。より問題性のある事を捉えドラマ化していくものです。より辛辣な台詞で、視聴者の心も刳り、その渦中にいる子供達の心をも抉るのかも知れませんね。事実、児童養護施設の団体の会見でも「POST」と学校で言われたりしているそうです。ですからドラマを辞めてくれではなく、そういうことを言う子供に問題があるのです。虐められる子が悪いのではなく、虐める側の家庭環境に問題があると思います。ですから大変だとは思いますが、そういう子供達とも話し合わないと駄目だと思います。学校のホームルームしかり、家でもしかりです。このドラマはそういう意味では、親のいない子供達にスポットをあてたのではないでしょうか?主演芦田愛菜ちゃん他、子供達の親を思う心はそれぞれ違っていても共に助け合う心こそ、今の子供達、いや親の世代も考えるべきところに来ていると思います。だからこそ、成績だけ優秀な点取り虫ではなく、「人を思う。心」を育むことが一番大切であり、それが「道徳」教育だと思います。

ドラマの立ち位置とは?(1)

2014-01-28 04:29:57 | 今そこにあるメディアのリスク






ドラマ「明日、ママがいない」が児童養護施設の団体などから内容改善を求められている問題で、日本テレビの大久保好男社長は27日、定例記者会見で「最後まで見ていただければ、私たちの意図が理解していただける」として放送は継続する意向を明らかにした。
スポンサーのCMもなく、代わりにACの広告に差し替えるとのことらしいです。
そんなに、野島伸司の脚色が凄すぎるのかとこの番組を観ましたが、児童福祉施設の親のいない子役達 特に主演の芦田愛菜を中心にドラマが進行していきます。それぞれの子供達の個性がそれぞれの家庭事情をもかまし出しております。「アラブの春」やウィキリークスまでも起こすSNSですが、このドラマの子供達と映画「悲しき口笛」の美空ひばりさんの、あの歌と桜木町を舞台にした、浮浪児たちの逞しさと優しさを感じました。例えば三上博史さんの台詞や誇張した演技は、この子供達の優しさを深く印象ずけるための台詞であるとも思います。高校教師、家なき子と問題作を世に出してきた野島さんですが、今回は子供達が相手を思う優しさがちゃんと見え隠れしていました。スポンサー様はCMを中止することはないと思います。良いと思うものは良いのです。こういった子供達が、身を寄せ合って社会の片隅で、心の希望の火を灯しているのですから。この事を知っただけで、善意の輪が私は広がると思います。勧善懲悪の絶対あり得ない「半沢直樹」とは対局にある今の社会問題を刳り出したとも思います。出演者 制作スタッフ 監督 プロデユーサーの皆様 頑張って下さいね。


1月26日(日)のつぶやき

2014-01-27 03:18:10 | 今そこにあるメディアのリスク

鼻高々の選択肢

2014-01-26 23:15:26 | ブランディー質で割ったらブランデイング






全日空のCMがANAのCMは“白人に差別的”? 海外の反応「悪意は感じない」「騒ぎすぎ」
全日空(ANA)が18日から放送しているテレビCMに、“白人の容姿を差別的に表現している”との苦情が寄せられた。同社は20日、問題となっているCMを修正していることを明らかにした。CMの内容は 3月30日から羽田空港の国際線が増便されることをアピールするもの。パイロットの制服を着た俳優の西島秀俊さんとお笑い芸人のバカリズムさんが英語で会話しているものである。CMの後半、西島さんが「日本人のイメージ変えちゃおうぜ」と言い、画面が切り替わると、バカリズムさんが金髪のかつらをかぶり、高さを強調したゴム製のおもちゃの鼻を付けた姿に変わっている。
このCMに外国人からクレームが出ているとの事で、手巻き寿司キャンペーンを思い出しました。当時とんねるずでお酢の消費拡大のテーマを、「土曜日は手巻きの日」としてキャンペーンを展開したのですが、そのCMのバリエーションで同じように鼻を高くして演技させた表現もありました。当時それなりに話題になったのですが、今回と同じように外国人の方からのクレームが手紙でクライアントに届いたのです。クライアントとしては、謝罪文を書いてくれとのお話でした。
今回のANAの表現よりも面白い表現でしたから、煩い外人さんからもクレームがきたのですね。
このクレームが「白人至上主義」の言い分であることは確かでしょう。好意的な外国人もおりますが、日本にいるにも関わらず、日本語を覚えようともしない連中がこういった輩です。
経済市場がアジア圏に移っているにも関わらず、「俺達が一番だ!」クライアントも、その表現が表現コンセプトに照らして問題なければそれを、クレーマーに伝えるべきだと思います。99のCM好感度に1つの訳のわからないクレーム。どちらを取るかが、その企業のブランディングの分岐点になるかもしれないのですから、、、。


1月24日(金)のつぶやき

2014-01-25 04:00:39 | 今そこにあるメディアのリスク

アメリカの誤算(5)

2014-01-24 22:57:03 | 世界標準の消費価値






街から珈琲店がなくなり変わって多くなっているのが、スターバックス、タリーズと言ったワシントン州シアトル発祥のコーヒーチェーンです。水質が良い土地での珈琲店が齎したものは「アメリカ人の味覚への目覚め」と言っても過言ではありません。ご存知のように、NYでもLAXでもどんなに良いホテルに泊まってもコーヒーは「あの不味いアメリカン」でした。United Airlineの機上でのコーヒーの味も格段と良くなりました。しかしながら、そこで販売しているケーキやパンは、あまりの甘さに食べられません。アメリカ人の好みの凄い甘さです。アメリカの商法は、顧客に「俺たちアメリカ人に合わせろよ!」と脅しているかのようです。ここいらがアメリカ企業がダメになっていく所以だとも思います。メディアを根底からひっくり返した今は亡き、スティーブ ジョブズ氏のAppleでさえ米国Appleが日本発売を決めるまで、AppleJAPANは何の情報も得ていないのです。カスタマーサポートとしては、何の商品情報もないなか、カスタマーに対応しているのが現状です。今は為体の日本家電品企業でも、その商品のマニュアル、トラブル箇所、対処方法など世界各国各都市にまで情報を送っている事でしょう。米国は今、ここまで弱体しているにもかかわらず強い経済大国の幻影だけで、未だに世界に君臨していると思っているのでしょう。
「自分達がナンバーワンだ!」と言う間違った見識を持っている限りどんどんダメになっていくでしょう。マクドナルドの経営陣の意識の反転を待ちたいものですが、、、、。


1月21日(火)のつぶやき

2014-01-22 03:35:09 | 今そこにあるメディアのリスク