あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

オーネット・コールマンのパリ・コンサートから

2023-07-09 | JAZZ
クロイドン・コンサートに続くこのレコードは、デューイ・レッドマンを伴ってパリで行ったライブの模様を収めたもので、当時未発表であったものを日本のトリオがオーネットと交渉して発売にこぎ着けたと記憶しています。

「PARIS CONCERT」 TRIO PA - 7169 ~70
  
1. SECOND FICTION
2. SUMMER - THANG
3. SILHOUETTE
4. 14 JUILLET (7月14日)
5. FANTASY 77
6. REMINISCENCE
7. ALL DAY AFFAIR
ORNETTE COLEMAN (as, tp, vl) DEWEY REDMAN (ts, musette)
CHARLIE HADEN (b) ED BLACKWELL (ds)
録音 1971年7月 

1曲目の「SECOND FICTION」は、オーネットのアルトとデューイ・レッドマンのテナーによる対位法的展開から始まって、アルトとベースのデュエットで進行していくシンプルな演奏です。
続く「SUMMER - THANG」も同様に、オーネットの伸びやかなアルトの後ろでレッドマンが対応しており、これにエド・ブラックウエルの16ビートで刻むドラミングのバランスが見事で、後半ではチャーリー・ヘイデンの重いベース・ソロも聴くことが出来ます。
「SILHOUETTE」は非常にシンプルな曲で、オーネットの軽やかなアルトに対し、8つを刻むベースと、細やかなブラックウエルのドラミングが素晴らしいです。

「7月14日」は、デューイ・レッドマンを除くトリオで演奏され、オーネットはトランペットを吹いていますが、テンポが次々と変化して行きます。
続く「FANTASY 77」は、レコード1面を占める長い演奏で、ここでもオーネットはトランペットを、デューイ・レッドマンはチャイニーズ・ミュゼットで演奏がスタートし、チャーリー・ヘイデンはワゥ・ワゥ・ペダルを用いて演奏を激しく鼓舞し、これにブラックウエルの日本の祭り的なドラミングが加わって更なる盛り上がりを見せており、演奏が終了しても何時までも鳴り止まぬ聴衆の拍手が延々と収録されています。

「REMINISCENCE」は、オーネットの「SADNESS」のような演奏で、ヘイデンのアルコと、オーネットのヴァイオリンにドラムスが絡むという構成で、ヘイデンの美しいアルコのソロが聞きものとなっています。
最後に収録されている「ALL DAY AFFAIR」は、オーネットのスタンダード曲とも言える「DOUGHNUT」で、オーネットはアルト・サックスを吹いていますが、シンプルでメロディックな演奏はストレートに美しく聞こえます。

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モントレー半島のペブルビーチ

2023-07-08 | 日記
7月6日から9日にかけて米国西海岸で開催されているUSGA 全米女子オープン、
今年の会場は、女子の大会としては初めてとなるペブルビーチとなっています。
日本からはアマチュア3名を含め22人が出場しています。
その中で畑岡奈紗が2日目の前半アウトの9ホールを回った時点で-3と健闘していますが、この後決勝に残れるのは何人になるのでしょうか。

下の写真は 「ゴルフ総合サイト ALBA Net」から借用
   

このペブルビーチゴルフリンクスは、1992年の米国出張の際に休暇を利用してモントレー半島ツアーに出かけた時に、カーメルの町を散策した後でこににも立ち寄り、海岸線の数ホールを歩いて見学し、帰りに記念にと購入したコスタです。
海沿いのコースは、近くの岩がゴツゴツとむき出しになっていたことを今でもはっきり覚えています。
その時の写真も撮ったのですが、今は自宅の何処かで眠っています。

  

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オーネット・コールマンのチャパカ組曲(CD)

2023-07-06 | JAZZ (CD)
先の1965年の作品と共に、オーネット・コールマンの問題作として話題となったチャパカ組曲を取り上げました。

「CAPPAQUA SUITE」 SRCS 9192 ~ 3
 
PART Ⅰ~ Ⅳ
ORNETTE COLEMAN (as) PHAROA SANDERS (ts) DAVID IZENSON (b) CHARLES MOFFETT (ds)
録音 1965年6月

これはオーネット・コールマンが、映画音楽として作曲し、トリオ(パートⅣではファラオ・サンダースが参加)に一部で13人による管弦アンサンブルを入れています。
曲は、4つのパートに分かれていて全体の流れには統一感がありますが、管弦楽のパートが無い方がすっきりしていて聴きやすく、フリー・ジャズのカテゴリーとは異なった演奏となっていて、パートⅢはトリオによる部分が多いです。
オーネット・コールマンのアルト・サックスにベースとドラムスを加えたトリオによる部分は躍動感に溢れていて、オーネットのアルトはメロディックでありながら力強く、それにアイゼンソンのベースがピチカットとボーイングで旨く絡み、チャールズ・モフェットのビートの利いたドラミングが的確なビートを刻み全体を引き締めていることで、各パート共に違和感なく聴き通せる内容となっています。

なお、「チャパカ組曲」のチャパカは、監督・主演を務めたコンラッド・ルックスが幼少期を送った街のことですが、オーネット・コールマンのこの演奏は、実際の映画には使われませんでした。

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2023年7月の富士山

2023-07-05 | 富士山
早朝に目が覚めたら、月と飛行機雲のバランスが良かったので、早速カメラに収めました。



この時は、雲が垂れ込めていて、月より下の部分は見えませんでしたが、その後、僅かな時間だけ雲が動いて富士が現われました。
月は西側に動いてしまいましたが、吉田口登山道の山小屋の灯りが綺麗に見えました。

 

夜明け後の富士は、再び雲が動いて頂上付近に日が当たっていました。
午前5時を過ぎた頃には、再び雲に隠れてしまったことから、今朝の登山者はご来光が堪能出来たのではと思います。

 

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ネットでワインを購入

2023-07-04 | グルメ
ネットで購入したワインが自宅に届いたので、早速開けてみました。

 

2019年と2013年もののボルドー産赤ワイン(2本)
 

以下は、フランスの各地で生産された5本のスパークリング・ワイン
 

価格は市価の半額以下で、割安感がありました。
いずれも、各ワインに関するコメントが付いており、これからの暑い夏に向けて食事に合わせて順次味わっていきたいと思います。

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オーネット・コールマンのクロイドン・コンサートから

2023-07-02 | JAZZ
これは、オーネット・コールマンが1965年にロンドンで開催したコンサートを収めたもので、最初に発売されたのは1967年になってからです。

「AN EVENING WITH ORNETTE COLMAN」 POLYDOR 623246/247
   
1. SOUNDS AND FORMS FOR WIND QUARTET (*)
2. SADNESS
3. CLERGMAN´S DREAM
4. FALLING STARS
5. SILENCE
6. HAPPY FOOL
7. BALLAD
8. DOUGHNUTS
ORNETTE COLEMAN (as, tp, vln) DAVID IZENSON (b) CHARLES MOFFETT (ds)
VIRTUOSO ENSEMBLE (*)
録音 1965年8月29日

最初の「SOUNDS AND FORMS FOR WIND QUARTET」は、オーネット・コールマンの作品を5人の木管楽器奏者が演奏したもので、大抵この曲だけはパスして2曲目から聴いています。

「SADNESS」は、オーネット・コールマンのアルト・サックスが、デヴィッド・アイゼンソンのボーイングによる不気味なベース音の中を突き抜けて、後光が差すような輝きを持ったロング・トーンで意表を突いています。
「CLERGMAN´S DREAM」もアルト・サックスで、デヴィッド・アイゼンソンのベース・ソロ~チャールズ・モフェットのドラム・ソロを挟んで最後まで4ビートでスイングしています。
「FALLING STARS」は、アップテンポによる演奏で、オーネットはヴァイオリンをかき鳴らし、それに応対するモフェットの多彩なドラミングと、アイゼンソンの地を這うようなベースが強烈で、後半でのオーネットは、トランペットに持ち替えてドラムスと丁々発止の激しいやり取りをしています。
「SILENCE」でのオーネットは、アルト・サックスを吹いていて、タイトルで示すように、無音のブレイク部分があったり、途中でチェロキーのメロディが出てきて聴衆の笑い声が聞こえたりのリラックスした様が伝わってきます。
「HAPPY FOOL」は、何処かニューロリンズの響きが感じられ、アルトとドラムスの対話や、アイゼンソンのピチカットが冴える1曲です。
「BALLAD」は、テンポを落とした演奏で、もの悲しいアルトの音にタムタムが応え、後半ではベースのボーイングが加わって曲のイメージを膨らませています。
アルバム最後の「DOUGHNUTS」は、オーネットのよく知られた曲で、途中テンポも変えながらも手慣れた感のする演奏となっています。

改めてこの2枚組を聞き直してみて、オーネット・コールマンのアルト・サックスは良く歌いスイングしていて、フルトーンで鳴る響きが爽やかで美しいです。
そして、ゴールデン・サークルの2枚のアルバムとメンバーも同じで、しかも同じ年の演奏であることから、双璧をなす充実した内容となっています。

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