米国の偉大な男性歌手の一人であるトニー・ベネットが7月21日に亡くなったとの訃報を知って、今日は彼を偲んで2枚のアルバムを繰り返し聴きました。
最初は、トニー・ベネットがジャズ・シンガーとして、ミディアム・テンポのものからバラードまでを素晴らしい歌で聴かせてくれるもので、伴奏はカウント・ベイシー・オーケストラが担当しています。
「IN PERSON!」 COLUMBIA CS 8104
1. JUST IN TIME
2. WHEN I FALL IN LOVE
3. TAKING A CHANCE ON LOVE
4. WITHOUT A SONG
5. FASCINATION´ RHYRHM
6. PENNIES FROM HWAVEN
7. LOST IN THE STARS
8. FIREFLY
9. THERE WILL NEVER BE ANOTHER YOU
10. LULLABY OF BROADWAY
11. OL´ MAN RIVER
TONY BENNETT (vo) COUNT BASIE ORCHESTRA
録音 1958年12月22&30日
ミディアム・テンポで痛快にスイングする「JUST IN TIME」「TAKING A CHANCE ON LOVE」の他、バラードの「WHEN I FALL IN LOVE」や、意表をついてスロー・バラードで歌っている「THERE WILL NEVER BE ANOTHER YOU」の上手さも楽しめます。
また、珍しい曲の「FIREFLY」(蛍)をアップ・テンポで歌ったり、「OL´ MAN RIVER」では、キャンディドのコンガを入れて華々しくエンディングを飾っています。
このアルバムには、司会者の声と聴衆の拍手が入っていますが、スタジオで録音した模擬ライブという説もありますが、いずれにしてもトニー・ベネットの歌と演奏が堪能出来ました。
続いては、ビル・エヴァンスを伴奏に迎えてエヴァンスの愛奏曲を中心に取り上げたアルバムです。
「THE TONY BENNETT & BILL EVANS ALBUM」 UCCD - 9909
めったに歌手の伴奏をしないビル・エヴァンスが、トニー・ベネットとは2枚のアルバムを製作しており、これは1975年6月に録音された最初の1枚です。
エヴァンスの繊細なタッチと、ベテランとなったベネットの確かな音程とコントロールは、共に非の打ち所がなく完璧で、リラックスしている中にも緊張感が漂っていることが聴き手に伝わってきます。
1曲目の「YOUNG AND FOOLISH」のエンディングにおけるベネットの“agein”という歌詞を乱れることなく長く伸ばすところや、バラードとして「WE´LL BE TOGETHER AGAIN」の歌い上げるところなども聴き所となっています。
また、後半で続けて演奏される「MY FOOLISH HEART」「 WALTZ FOR DEBBY」「BUT BEAUTIFUL」「DAYS OF WINE AND ROSES」の4曲は、度々エヴァンスが自身のトリオで取り上げている曲ですが、ベネットの曲への解釈と歌唱力に加え、相変わらす美しいエヴァンスのリリカルなピアノのマッチングが見事な出来となっていました。
最初は、トニー・ベネットがジャズ・シンガーとして、ミディアム・テンポのものからバラードまでを素晴らしい歌で聴かせてくれるもので、伴奏はカウント・ベイシー・オーケストラが担当しています。
「IN PERSON!」 COLUMBIA CS 8104
1. JUST IN TIME
2. WHEN I FALL IN LOVE
3. TAKING A CHANCE ON LOVE
4. WITHOUT A SONG
5. FASCINATION´ RHYRHM
6. PENNIES FROM HWAVEN
7. LOST IN THE STARS
8. FIREFLY
9. THERE WILL NEVER BE ANOTHER YOU
10. LULLABY OF BROADWAY
11. OL´ MAN RIVER
TONY BENNETT (vo) COUNT BASIE ORCHESTRA
録音 1958年12月22&30日
ミディアム・テンポで痛快にスイングする「JUST IN TIME」「TAKING A CHANCE ON LOVE」の他、バラードの「WHEN I FALL IN LOVE」や、意表をついてスロー・バラードで歌っている「THERE WILL NEVER BE ANOTHER YOU」の上手さも楽しめます。
また、珍しい曲の「FIREFLY」(蛍)をアップ・テンポで歌ったり、「OL´ MAN RIVER」では、キャンディドのコンガを入れて華々しくエンディングを飾っています。
このアルバムには、司会者の声と聴衆の拍手が入っていますが、スタジオで録音した模擬ライブという説もありますが、いずれにしてもトニー・ベネットの歌と演奏が堪能出来ました。
続いては、ビル・エヴァンスを伴奏に迎えてエヴァンスの愛奏曲を中心に取り上げたアルバムです。
「THE TONY BENNETT & BILL EVANS ALBUM」 UCCD - 9909
めったに歌手の伴奏をしないビル・エヴァンスが、トニー・ベネットとは2枚のアルバムを製作しており、これは1975年6月に録音された最初の1枚です。
エヴァンスの繊細なタッチと、ベテランとなったベネットの確かな音程とコントロールは、共に非の打ち所がなく完璧で、リラックスしている中にも緊張感が漂っていることが聴き手に伝わってきます。
1曲目の「YOUNG AND FOOLISH」のエンディングにおけるベネットの“agein”という歌詞を乱れることなく長く伸ばすところや、バラードとして「WE´LL BE TOGETHER AGAIN」の歌い上げるところなども聴き所となっています。
また、後半で続けて演奏される「MY FOOLISH HEART」「 WALTZ FOR DEBBY」「BUT BEAUTIFUL」「DAYS OF WINE AND ROSES」の4曲は、度々エヴァンスが自身のトリオで取り上げている曲ですが、ベネットの曲への解釈と歌唱力に加え、相変わらす美しいエヴァンスのリリカルなピアノのマッチングが見事な出来となっていました。