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マンフレッド・ショーフを聴く

2020-05-03 | JAZZ
今月は、独のトランぺッターであるマンフレッド・ショーフの作品をいくつか取り上げてみます。
最初は初期の作品で、原盤はCBSですが、写真は1980年の再発盤です。
「VOICES」 L+R Records LR 41.005 (CBS 62621)
  
1. ROOTS AND COLLAGE
2. VOICES
3. TROPI
4. MINES
5. ADJUSTMENT
6. RHYTHM CHANGE
MANFRED SCHOOF(cor, flh) GERD DUDEK(ts) A.V. SCHLIPPENBACH(p)
BUSCHI NIEBERGALL(b) JACKY LIEBEZEIT(ds)
録音 1966年5月2日

マンフレッド・ショーフのデビュー当時は伝統的な4ビートの演奏だったようですが、1965年にアレクサンダー・フォン・シュリペンバッハと共に結成したクインテットが、その後の独のフリージャズの潮流となったとされ、ここではその断片を聴くことができます。
アルバムの裏面にショーフ自身のコメントがありますが、12音技法や現代音楽の手法を取り入れていて、明らかに米国のフリーとは異なります。
1曲目の「ROOTS AND COLLAGE」は、しっかりアレンジされてはいるものの、タイトル通りいくつもの音が組み重なってできており、すごく新鮮に聞こえます。
タイトル曲でもある「VOICES」は、特に決め事は無く、参加者がそれぞれ思い思いの声(音)を出す、挨拶代わりの曲となっています。
曲が進むにつれて、徐々に激しさを増したサウンドになって行きますが、リーダーのショーフに比べシュリッペン・バッハの出番が多いです。
そして、録音が良いことから、各人の際立った個性を聴くことが出来る1枚です。

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