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WATERLAND ENSEMBLE

2020-05-27 | JAZZ
続いては、前回掲載の「THE WUPPERTAL WORKSHOP ENSENBLE」と同様の大編成の演奏集で、こちらは蘭のLOEK DIKKERがリーダーを務めています。
そして、このWATERLANDレーベルの最初の作品となっています。
「TAN TANGO」 WATERLAND WM 001
  
1. TAN TANGO
2. ALL TOGETHER NOW
3. SANNA WHITE
LOEK DIKKER(p) ROGER COOK(b) PIERRE COURBOIS(ds)
GRED DUDEK(ss, ts) LEO VAN OOSTROM(as) HARRY VERVEKE(ts)
FRANK GRASSO(tp) FRANS VAN LUIN(tb) BART VAN LIER(tb)
EDDY VAN DIJKEN(frh) HUUB MATHIJSEN, ERIK JAN KROMHOUT(vl)
録音 1975年9月28日、10月2日

これは、アムステルダムとロッテルダムで行われたライブを収録したもので、タイトル曲の「TAN TANGO」は、前半は3拍子からスタートし、後半になってタンゴのリズムを伴った4拍子に変わっています。
続く「ALL TOGETHER NOW」は、全員集合の如く、フリー・スタイルのアンサンブルの合間を縫って、一人一人のソロが披露される展開となっており、特にフランシス・ヴァン・ルインのトロンボーンと、エディ・ヴァン・ダイケンのフレンチホルンの掛け合いや、その後に続くロジャー・クックのベース・ソロが大きくフィーチャーされています。
また、レコードの裏面全部を占める「SANNA WHITE」は、いくつかのパートに分かれていて、最初は映画音楽の様なメロディから始まり、その後は不協和音を伴った合奏となり、再び冒頭の美しいメロディに戻って終了となりますが、中間部でのグレド・デュディクのテナー・サックスと、ロエク・ディッカーのピアノ・ソロが上手くブレンドされています。

この演奏を、他のEUの大きい編成のものと比較してみたところ、良し悪しは別として、こちらの方がアレンジされている部分が多いと感じます。

コメント
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