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私の愛聴盤(第186回)(ビクター・フェルドマン・トリオ)

2023-12-24 | 私の愛聴盤
第186回はリーダーのビクター・フェルドマンにスコット・ラファロが参加したトリオによる演奏集です。

「THE ARRIVAL OF VICTOR FELDMAN」 CONTEMPORARY S7549
  
1. SERPENT'S TOOTH
2. WALTZ
3. CHASING SHADOWS
4. FLAMINGO
5. S'POSIN
6. BEBOP
7. TOO BLUE
8. MINOR LAMENT
9. SATIN DOLL
VICTOR FELDMAN (vib, p) SCOTT LA FARO (b) STAN LEVEY (ds)
録音 1958年1月21, 22日

先の「レロイ・ヴィネガー・セクステット」に参加していたヴィクター・フェルドマンが、スコット・ラファロを迎えて録音したもので、同じコンテンポラリー・レーベルからのアルバムです。
これは、スコット・ラファロがビル・エヴァンスのトリオに加わる前の録音で、トリオというシンプルな編成において、フェルドマンとラファロのプレイが堪能できます。

アルバムは、フェルドマンの3曲とジャズマンを含めたスタンダード作品から構成されていて、ラファロのビートの利いた力強いベースの演奏も聞きどころとなっています。
ピアノを中心に演奏するのは「CHASING SHADOWS」「MINOR LAMENT」の2曲、また、ピアノとヴィブラフォンを交互に演奏するのは3曲ですが、「WALTZ」というタイトルでありながら4ビートで演奏しているものもあれば、「S'POSIN」ではミディアム・テンポで軽快にスイングしていて、この曲ではドラマーのブラシによるサポートが効果的です。
そして、「SATIN DOLL」では大半の曲の中でラファロのベース・ソロを聴くことが出来ますが、この曲でのラファロのプレイは特別です。

その他はヴィブラフォンの演奏となっていて、「FLAMINGO」では楽器の特徴である残響を上手く活かしており、「BEBOP」は超高速での演奏で、ヴィブラフォンは兎も角ラファロのベースの運指がすざまじいスピードで突っ走るスリルを味わえます。
また「TOO BLUE」では、ラファロがベースをまるでギターを弾くような感じのアドリブを披露してくれます。

このアルバムでのフェルドマンは、ピアノよりヴィヴラフォンによる演奏を楽しむプログラムとなっていますが、スコット・ラファロの超絶なベースも、エヴァンス時代と同様に聴き所が沢山あります。



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