第46回は山本剛トリオの「ミスティ」です。
山本剛(1948年3月28日 - ) 新潟県生まれ
小学校6年からピアノを弾きはじめたが直ぐに止めてしまい、中学校ではブラス・バンドでトランペットを吹いていました。
ジャズとの出会いは高3の時に聴いたアート・ブレイキーの音楽からで、再び独学でピアノを弾きはじめています。
大学在学中にプロの道に入り、1973年に自己のバンドを結成、74年初めからは六本木の「ミスティ」のレギュラー・ハウス・トリオとして活動を開始しています。
愛聴盤としてよく聴いている彼のアルバムのタイトルも「ミスティ」です。
「MISTY」 three blind mice tbm-30
1. MISTY
2. BLUES
3. YESTERDAYS
4. HONEY SUCKLE ROSE
5. SMOKE GETS IN YOUR EYES
6. I DIDN’T KNOW WHAT TIME IT WAS
7. ANGEL EYES
山本 剛(p) 福井五十雄(b) 小原哲次郎(ds) 録音 1987年8月7日
山本剛がピアノを練習していた頃のアイドルは、ボビー・ティモンズ、レッド・ガーランド、ウイントン・ケリーであったそうで、彼のピアノ・タッチから、今でもその影響は強く感じます。
これは「ミッドナイト・シュガー」に続く2枚目のアルバムで、
* 演奏良し
* 選曲良し
* 録音良し
* バランス良し
の何拍子も揃った、非常にリラックスして聴ける内容となっています。
1曲目のタイトル曲である「ミスティ」はエロール・ガーナーの代表曲で、ガーナー自身「飛行機の機内でニューヨークからシカゴに向かっている時に、窓の外に広がる深い霧を眺めている時にこのメロディーが浮かんだ」というエピソードが残っています。
そのガーナーのオリジナル演奏より、無伴奏からはじまるこのアルバムの方が曲の雰囲気を良く表しているし、何たって山本剛のピアノ・タッチが素晴らしいです。
山本はこの曲を度々演奏しているそうで、一度は「生音」を聴いてみたいです。
2曲目の自作の「ブルース」も快適な演奏が展開され、ベースのソロやドラムスとのフォア・バースも絡めて、ピアノ・トリオの醍醐味を味わえます。
5曲目のジェローム・カーンの名作「煙が目に沁みる」は、少し早目のテンポを取りながら弾く、左手のビハインド・ザ・ビートが素晴らしいです。
7曲目の最後は、ピアノ・ソロで、マット・デニスの「エンジェル・アイズ」、このバラードを更に美しいタッチで締め括っています。
この「ミステイ」、昼夜問わず良く聴くので、昼間はLP、夜はCDと使い分けています。
下はエロール・ガーナーの演奏が聴けるCDと、何時もお世話になっているCDです。
山本剛(1948年3月28日 - ) 新潟県生まれ
小学校6年からピアノを弾きはじめたが直ぐに止めてしまい、中学校ではブラス・バンドでトランペットを吹いていました。
ジャズとの出会いは高3の時に聴いたアート・ブレイキーの音楽からで、再び独学でピアノを弾きはじめています。
大学在学中にプロの道に入り、1973年に自己のバンドを結成、74年初めからは六本木の「ミスティ」のレギュラー・ハウス・トリオとして活動を開始しています。
愛聴盤としてよく聴いている彼のアルバムのタイトルも「ミスティ」です。
「MISTY」 three blind mice tbm-30
1. MISTY
2. BLUES
3. YESTERDAYS
4. HONEY SUCKLE ROSE
5. SMOKE GETS IN YOUR EYES
6. I DIDN’T KNOW WHAT TIME IT WAS
7. ANGEL EYES
山本 剛(p) 福井五十雄(b) 小原哲次郎(ds) 録音 1987年8月7日
山本剛がピアノを練習していた頃のアイドルは、ボビー・ティモンズ、レッド・ガーランド、ウイントン・ケリーであったそうで、彼のピアノ・タッチから、今でもその影響は強く感じます。
これは「ミッドナイト・シュガー」に続く2枚目のアルバムで、
* 演奏良し
* 選曲良し
* 録音良し
* バランス良し
の何拍子も揃った、非常にリラックスして聴ける内容となっています。
1曲目のタイトル曲である「ミスティ」はエロール・ガーナーの代表曲で、ガーナー自身「飛行機の機内でニューヨークからシカゴに向かっている時に、窓の外に広がる深い霧を眺めている時にこのメロディーが浮かんだ」というエピソードが残っています。
そのガーナーのオリジナル演奏より、無伴奏からはじまるこのアルバムの方が曲の雰囲気を良く表しているし、何たって山本剛のピアノ・タッチが素晴らしいです。
山本はこの曲を度々演奏しているそうで、一度は「生音」を聴いてみたいです。
2曲目の自作の「ブルース」も快適な演奏が展開され、ベースのソロやドラムスとのフォア・バースも絡めて、ピアノ・トリオの醍醐味を味わえます。
5曲目のジェローム・カーンの名作「煙が目に沁みる」は、少し早目のテンポを取りながら弾く、左手のビハインド・ザ・ビートが素晴らしいです。
7曲目の最後は、ピアノ・ソロで、マット・デニスの「エンジェル・アイズ」、このバラードを更に美しいタッチで締め括っています。
この「ミステイ」、昼夜問わず良く聴くので、昼間はLP、夜はCDと使い分けています。
下はエロール・ガーナーの演奏が聴けるCDと、何時もお世話になっているCDです。