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今年最初の1枚(メル・トーメ)

2018-01-04 | JAZZ
今年の最初の1枚は、歌良し、アレンジ良しのメル・トーメの「シュバート・アレイ」から
「MEL TORME SWINGS SHUBERT ALLEY」 VERVE MG VS-6146
  
 1. TOO CLOSE FOR COMEFORT
 2. ONCE IN LOVE WITH AMY
 3. A SLEEPIN′ BEE
 4. ON THE STREET WHERE YOU LIVE
 5. ALL I NEED IS A GIRL
 6. JUST IN TIME
 7. HELLO, YOUNG LOVERS
 8. THE SURREY WITH THE FRINGE ON TOP
 9. OLD DEVIL MOON
10. WHATEVER LOLA WANTS
11. TOO DARN HOT
12. LONELY TOWN
Mel Tome(vo) Marty Paich(p, arr) Stu Williamson(tp)
Frank Rosolino(tb) Vince De Rosa(frh) Red Callender(tuba)
Art Pepper(as) Bill Perkins(ts) Bill Hood(bs)
Joe Mondragon(b) Mel Lewis(ds)
録音 1960年6月 LA
このアルバムはメル・トーメが34歳の時の録音で、ヒット・ミュージカル・ナンバーを12曲集めたものです。
メル・トーメの声には艶があり、伴奏陣は記載の通りの豪華陣が務めていて、マーティ・ぺイチのアレンジと共に軽快にスイングするご機嫌なアルバムです。
1曲目の「TOO CLOSE FOR COMEFORT」は、アート・ペッパーの前期コン・ポラの最終録音となる「INTENSITY」にも収録されていますが、中間部で取るアルト・サックスのソロに合わせて、メル・トーメがユニゾンでスキャットを披露するという粋なところを見せています。
なおペッパーは、1, 4, 7, 8, 10, 11の6曲でソロを取っており、これもこのアルバムの聴きどころの一つです。
比較的早いテンポで歌われる「ON THE STREET WHERE YOU LIVE」も、1曲目と同じような雰囲気を持っていて、グイグイと押していく歌が素晴らしいです。
ウォーキング・ベースをバックに歌う「JUST IN TIME」や、ベースとチューバの低音楽器がリードする「HELLO, YOUNG LOVERS」、続く「THE SURREY WITH THE FRINGE ON TOP」はアレンジを最小限に留めることで、ヴォーカルを一層引き立てています。
ラストの「LONELY TOWN」は、ピアノ・ソロをバックにヴァースから出て、その雰囲気のまま締めくくっています。
このアルバムは、素敵なアレンジに加え、速い曲も遅い曲も何でこなすメル・トーメの真価が発揮された名演集です。


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2 コメント

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メル・トーメ (azumino)
2018-01-04 23:41:16
こんばんは

メル・トーメのこのアルバムはよいですね。アート・ペッパーの参加も嬉しいのですが、トーメの上品でソフトなよくスイングする歌が気に入っています。

レコードでいうとA面が好きな曲、歌唱が多いのですが、バーンスタインの「ロンリー・タウン」もちょっと抽象的なアレンジといい、歌といい印象に残ります。今年はバーンスタインの生誕100年なので、既にクラシック分野では彼の曲が演奏される機会が増えていますが、ジャズやヴォーカルの分野でも取り上げて録音してくれる人が出れば面白いのですがどうでしょうか。
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バーンスタイン (ashita45th)
2018-01-06 08:37:01
メル・トーメのミュージカル歌唱集からバーンスタインに繋がりましたが、「ロンリー・タウン」という曲は、トミー・フラナガン・トリオによる同タイトルのアルバムがありますよね。
こちらもミュージカル・ナンバーを集めたもので、キング・レコードが世界未発表録音集として発売した時に購入しましたが、スイングする演奏で印象に残っています。

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