EGO レーベルの3作目も、リーダーとなっているのはサックス奏者で、ジョー・ハイダーのピアノ・トリオを従えてのカルテット演奏です。
「THOUGHTS」 EGO 4003
1. STRUGGLE
2. SOME BODY
3. THOUGHTS
4. TWO FRIENDS
LESZEK ZADLO(ts,fl) JOE HAIDER(p) ISLA ECKINGER(b) JOE NAY(ds)
録音 1976年6月
このアルバムでリーダーとなっているレシェク・ザルドというサックス、フルート奏者は、コルトレーンを消化してきた時代の人で、ブラインド・ホールド・テストを行えば、ジョン・コルトレーン?と思われるかも知れません。
演奏を聴く限り、後期コルトレーンの一歩手前の様と言えば、その雰囲気はお判りになると思います。
特に2曲目の「SOME BODY」の後半の演奏などは、そっくりさんと言っても過言ではありません。
最初の曲は、ピアニストのジョー・ハイダーの作曲によるものですが、テナー・サックスがリードする静かな演奏から徐々にヒート・アップして、フル・トーンでの吹き鳴らしを経て、マッコイ・タイナー張りのピアノ・トリオの演奏へと続き、その後、切れ目なくサックスとベースの対話から始まる2曲目へと入っていきます。
また、3曲目の「THOUGHTS」は、フルートによる幻想的な曲で、ノン・リズムの中でリズム陣もそれぞれに主張し、後半は4拍子となって、前半の雰囲気をそのままにフルート抜きのピア・トリオの演奏となります。
4曲目の「TWO FRIENDS」は、ドラマーのジョー・ナイの作曲ですが、ここでのザルドは、時にフリーキーな音を発するコルトレーン・ライクの演奏で、ピアノ・レスの場面では後方からのドラマーのプッシュが強烈な演奏を引き立てています。
全4曲はいずれも長尺演奏で、前2作とは全く異なったスタイルですが、古さは感じず聴きごたえ十分のアルバムです。
このEGOレーベルの3枚は、それぞれ特徴があり、演奏内容も良いです。
また、ジョー・ハイダー以下のリズム陣は、どのスタイルにも合わせることができることを改めて感じています。
「THOUGHTS」 EGO 4003
1. STRUGGLE
2. SOME BODY
3. THOUGHTS
4. TWO FRIENDS
LESZEK ZADLO(ts,fl) JOE HAIDER(p) ISLA ECKINGER(b) JOE NAY(ds)
録音 1976年6月
このアルバムでリーダーとなっているレシェク・ザルドというサックス、フルート奏者は、コルトレーンを消化してきた時代の人で、ブラインド・ホールド・テストを行えば、ジョン・コルトレーン?と思われるかも知れません。
演奏を聴く限り、後期コルトレーンの一歩手前の様と言えば、その雰囲気はお判りになると思います。
特に2曲目の「SOME BODY」の後半の演奏などは、そっくりさんと言っても過言ではありません。
最初の曲は、ピアニストのジョー・ハイダーの作曲によるものですが、テナー・サックスがリードする静かな演奏から徐々にヒート・アップして、フル・トーンでの吹き鳴らしを経て、マッコイ・タイナー張りのピアノ・トリオの演奏へと続き、その後、切れ目なくサックスとベースの対話から始まる2曲目へと入っていきます。
また、3曲目の「THOUGHTS」は、フルートによる幻想的な曲で、ノン・リズムの中でリズム陣もそれぞれに主張し、後半は4拍子となって、前半の雰囲気をそのままにフルート抜きのピア・トリオの演奏となります。
4曲目の「TWO FRIENDS」は、ドラマーのジョー・ナイの作曲ですが、ここでのザルドは、時にフリーキーな音を発するコルトレーン・ライクの演奏で、ピアノ・レスの場面では後方からのドラマーのプッシュが強烈な演奏を引き立てています。
全4曲はいずれも長尺演奏で、前2作とは全く異なったスタイルですが、古さは感じず聴きごたえ十分のアルバムです。
このEGOレーベルの3枚は、それぞれ特徴があり、演奏内容も良いです。
また、ジョー・ハイダー以下のリズム陣は、どのスタイルにも合わせることができることを改めて感じています。