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ルイ・スミスのスティープルチェース盤

2021-06-17 | JAZZ
メンフィス出身のルイ・スミスのこのアルバムは、過去に「メンフィス出身のミュージシャン(2)」で掲載したことがありましたが、暫くぶりに聴いたことで、再び取り上げてみました。

「JUST FRIENDS」 STEEPLE CHASE SCS - 1096
  
1. BLUES FOR JIMMY
2. LULU
3. VAUGHN’S BOUNCE
4. I REMEMBER CLIFFORD
5. OLEO
6. MINOR BIT
LOUIS SMITH (tp, flh) GEORGE COLEMAN (ts) HAROLD MABERN (p) 
JAMIL NASSER (b) RAY MOSCA (ds)
録音 1978年3月19日

このアルバムは、ルイ・スミスが米国の2つのレーベル(Blue NoteとUnited Artists)に録音した後の久しぶりの録音で、このスティープルチェイスへの第1作の後、同レーベルに10枚以上のアルバムを残しています。
優れたトランぺッターであるルイ・スミスは、長い間ブランクがあったにもかかわらず、再びプレイヤーとして迎え入れ、レコーディングを行ったこのレーベルのオーナーでプロデューサーでもあるニールス・ウィンターの努力も見逃せません。
ここでのルイは、20年近くのブランクを感じさせない演奏ぶりを披露していますが、同郷であるメンフィス出身のジョージ・コールマンや、ハロルド・メイバーンと共演したことも影響しているように思います。

1曲目の「BLUES FOR JIMMY」は、ルイは勿論のこと、ジョージ・コールマンが張り切った演奏をしているのが印象に残ります。
また、ルイの作曲によるバラードの「LULU」は、ジョージが抜けたカルテットで演奏され、情緒たっぷりに唄うルイのプレイが堪能できるし、多くのトランぺッターが名演を残している「 I REMEMBER CLIFFORD」は、クリフォード・ブラウンを信奉しているだけあって、確信に満ちた素晴らしい演奏となっています。
そして「OLEO」では、ミュートを使い、無伴奏ソロを交えながら、テナー・サックス~ピアノ~ベースへとソロが順次受け継がれ、速いテンポで駆け抜けていきます。
最終曲の「MINOR BIT」は、新しい感覚のハードバップで、10分を越える長い曲でありながら、流れるようなスムースな演奏でダレルことも無く、この曲が締めくくられます。

以下に、ルイ・スミスがスティプルチェーに残したたリーダー・アルバムを列記してみました。
Just Friends  (1978年)
Prancin'  (1979年)
Ballads for Lulu  (1990年)
Silvering  (1994年)
Strike up the Band  (1994年)
The Very Thought of You  (1995年)
I Waited for You  (1996年)
Bye Bye Blackbird  (1997年)
There Goes My Heart  (1997年)
Once in a While  (2000年)
Soon  (2000年)
The Bopsmith  (2001年)
Louisville  (2004年)



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